テラーノベル
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「死にたい。消えたい。」
ずっとそう思っていた。
失ってから一ヶ月の頃。
年が明けて直ぐのこと。
僕は…失敗した。
恋愛に、だ。
何より大切で、離れたくなくて、僕の生きがいで。
それなのに。
僕は自分のせいで彼女に別れを告げられた。
たった一つの間違いで。
彼女のことを傷つけたって思って。
僕の心は大破した。
もう修復ができないほどに。
閉じ込めた。
もう誰とも話したくなかった。
なのにどうして友達に「私の望みは世界から消える事です」なんてメッセージを送ったのだろう。
その友達も、彼女のことが好きだった。
ただ、何も考えられなかったんだ。
それほど苦しかったんだ。
その友達は自分だって苦しいのに僕の心配をしてくれた。
死ぬ勇気はまだなかったし。
結果的にその時はもうちょっと生きてみるかで終わった。
四月になった時。
その友達とクラスが分かれた。
なのに。
どうしてだか、同じクラスに好きだった人がいる。
まだ、関われるかなって思ってたのだろう。
僕はどうしてもまたあの頃に戻りたいっていう気持ちが強まって。
直接、話をした。
「友達としてならいいよ」って優しく言ってくれた。
そして話すのに苦しんでいた僕の事まで心配してくれた。
それでも…怖かった。
僕は何故か彼女に話しかけることが出来なかった。
それは周りの目が気になったせいもある。
でも一番の悩みは、僕がまたあの頃みたいに話していいのかなって。
傷つけたのは僕なのにそんなことをしていいのかって。
そこが引っかかって進まなかった。
そのまま辛い夏休みに入った。
学校の成績は…悪かった。
頑張った方だとは思う。
でも…認めてくれなかった。
親に怒鳴られ殴られ。
心も身体も限界に近くなっていた。
だから僕は逃げ出した。
家に居たくなかった。
もうこれ以上壊れたら僕は。
どうすればいいんだろうって。
でも僕は数日後、家に帰った。
楽しいこともなんにもないのに。
心は…もう死にかけていた。
こんな時に彼女がいたら。
優しく慰めてくれるんだろうなぁ。
認めてくれるんだろうなぁ。
なんて考えてたらもう夏休みは終わっていた。
明けてから数日後、彼女が学校を休んだ。
家を知ってるのは僕とあの友達だけで。
休みの分のプリントを届けに行くことになった。
正直、行きたくなかった。
だってもう僕が行く意味なんてないのだから。
それでもその友達がついてきてっていうから。
ついていった。
だけなのになぁ。
数日後、僕はまた絶望を感じた。
「もう関わるな」って。
直接、言われたわけじゃない。
彼女の友達から言われたんだ。
正直、もう何も感じなかった。
いつまで経っても心は治らない。
回復をしている途中に壊される。
また振り出しに戻る。
彼女のことはほとんどあきらめかけていた。
嫌いになろうとした。
ただ、あの付き合った日から約一年の時。
夢に出てきた。
もし、僕たちが今も付き合ってたら。
そんな世界線に連れていかれた。
僕の前で笑ってくれて。
そんなの今の僕からしたら大噓で。
どうしてって問おうとしたとき、目が覚めた。
結果的に忘れられてなかった。
起きてしばらく…記憶が蘇った
休憩中、話すのがたのしかった。
帰り道、家まで一緒に居れることが嬉しかった。
夜遅くまでメッセージで会話するのが当たり前だった。
そこで言ってくれた「大好き。」って言葉は今もずっと心に残っていた。
一緒にカフェに行ったとき、僕が奢った分を返してくれた。
その時に返してもらった500円玉がずっと使えない。
そんな軽いことだけど、僕からしたら本当に大切なことがあふれかえった。
あの絶望から流れることのなかった涙がその時、流れていた。
もう嫌われてるんだって。
もう二度とと言っていいほど話せないんだって。
本当に苦しい。
それでも僕の瞳に映る貴方は凄く綺麗で、美しくて、大好きで。
目を離せないの。
さようならなんだな、
僕は未だ、心が治らない。
こんな僕でもいつか、本気で愛してくれる人に出会えるのかな。
本当は貴方にもっと愛されたかったけど、もうそれは叶わない。
貴方に忘れられても僕は貴方を忘れない。
ありがとう。
さようなら。
最後に、嫌われてるから聞きたくもないだろうけれど。
本当に大好きだよ。
コメント
2件
すごいな なんか えこれ実話をもとにして創ってるとか? めっちゃ心理描写がうまい