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バットエンドです!
「告白」の続きからになります。
ワンクをよく読んで下さい!
⚠️ BL 太中
死ネタ 悲しい
若干BEASTネタあり
太宰side
咄嗟の事で判断がつかなかった。
名前を呼ぶことしか出来なかった。
視界にはいるのは、物凄い速さで遠ざかるなんの表情も感じ取れない顔。
それも、蒼いビー玉を 眼窩にはめ込んだかのような顔。
…あれ?私今なんで泣いているのだろう。
この世で一番憎んでいる相手が…飛び降り自殺したというのに。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる。気が狂うほどに考える。
嗚呼わかった。
そっか。中也が_____からか。
また、私は自分の過失で___な人を失うのか。
遥か下の地面を見るともう助からないことが一目瞭然の死体があった。
何せこのヨコハマでもっとも高いと言えるほどの高さから落ちたのだ、見なくてもわかる。
だが藁にもすがる思いとはこの事だ。「助かっているかもしれない、中也なんだから」そう考えられずにはいられないほどの苦しさに苛まれ、見てしまった。
この世の言葉では言い表せないほどの、凄惨な光景。ポートマフィアを抜け平和ボケした私には到底耐えられない代物だった。
思わず吐き気が込み上げる…が、あることを思いたって少し気が楽になる。
あるじゃないか、楽になれて、中也とも一緒になれる方法。
あはっ、馬鹿みたい。自分の気持ちにも気がつけないほどだなんて。重症だね。
責任とって、今からそっちにいくから。御免ね、振ってしまって。本当は、____だから。4年越しの再会でも覚えてたよ。貴方の髪色、透き通った眼、声。そして昔交わした約束までも。
さようなら、世界。有難う、今日この日まで私を生かしてくれた探偵社、ポートマフィアの皆。
…中也、愛してる。此処まで君が追い詰められるまで気づかない私は、人間失格だ。
…久しぶりに楽しかったあの頃の格好をしてみようか。中也に、嫌なことを思い出させないように。包帯は…顔の左側。…?左…。嗚呼そうか。私はもうすぐこの世界から消える。もうひとつの世界との境界線が無くなってきているということだろう。
この世界でも幸せになれない。親友だけが幸せなら良いと思ったが…君専用の世界も必要そうだね。
今度は私だけが君の世界になってあげる。きっと君は天国で、私は地獄だろうけれど。身分など関係ない。
人は消えたら無になると思っているたちだけど 、今だけは輪廻転生なんていうものを信じようか。
太 …また来世で。
さよーなら。
中也side
ひゅるーーーーーーーーん。
そンな感覚。
或いは、身体が浮く感覚。
そんな感覚と共にゆっくりゆっくり堕ちてゆく。重力使いとして、重力のままに堕ちるのははじめての感覚だ。
とても長い時間がたった時、ふと、上を見る。
あの太宰はどんな顔をしている?
絶望?悲痛?怒り?呆然?虚無?悲しみ?
それとも…満面の笑み???
は?
絶望…だと?
つまらない、つまらなすぎる。
彼奴はそんな安易に想像できる顔をする奴ではない。何時も俺の期待を裏切ることをする奴だ。
中 …はは、余計、死にたくなくなるじゃねぇか。
ポートマフィアの家族と離れる道を選んだンだ、そんな顔するなら、引き留めろよ…。
地面が俺に近づく。
太宰。好きだった。貴方の記憶に少しでも残りますように。
また会えたなら、今度は恋人同士でありたい。どうか神様、最後まで人と同じように生きてしまった俺を許してください。バケモノを、許しt
……………………………。……………………。
…………………?
此処は…?
!さっきから数秒も経ってない。
生暖かい液体が指先に触れる。
俺の血?
いや違う。
だッて、俺はアラハバキの力を押さえるため、何度も改造を繰り返し、血等というものとっくになくなっているのだから。
中 、太宰じゃねぇか。こんなとこでなにしてンだよ。
俺のために死んだ?
俺はひでェ奴だな。自分勝手に死のうとして太宰も道連れにする。それでいて自分は神の力で生きながらえるのだ。
ポロポロ
どうしよ、俺。
それから何年も経って、俺はポートマフィアの首領になった。
いまでもあのときの傷は癒えていない。
この苦しみから逃れ、早く太宰と会いたいという一心から沢山の自殺方を試した。なるべくひとに迷惑はかけられない。汚濁は遣いたくなかった。…太宰の「ひとを助ける」という信念をなるべく曲げたくなかったから。
中 なぁ、太宰。どうしたら死ねるンだ?教えてくれよ。
…今なら太宰が自殺方法を沢山試していた理由がわかる気がする。
バットエンドでした!
この連載は此れで終わりです。もし、ノーマルエンドも見たい…!とかあればコメントしてほしいです!
もうひとつこういうのが良いな~っていう終わりかたがあったので♡沢山ついたら書くかも…?
太中集のリクエストも大歓迎ですので!
最後まで見てくれた方ほんっっとうにありがとうございました!!!
良かったらコメント、フォロー、♡お願いします!m(_ _)m
また次の連載か、太中集でお会いしましょう!