郁琉・・・郁
「」・・・話している
『』・・・思っている
()・・・行動など
という感じでやります
郁琉編START
郁琉視点
俺の家は茶道の稽古場だった。
代々伝わる茶道一家らしい。
俺は茶道は嫌いだった。だが、俺は一人っ子だし茶道を受け継ぐと思っていた。
〜3年前
郁「フー…疲れた…」((ボソッ
郁母「郁琉。姿勢を正しくいたしなさい。佳 響家として恥ずかしいわ。」
郁「…申し訳有りません。」
モブ「郁琉様お美しいわ〜♡」
モブ「流石佳響家の跡継ぎ息子ですこと〜♡」
郁『はぁ…うるせぇ。跡継ぎなんかやりたくないわ。1人で暮らすゆーても佳響家の伝統を崩すのかとかうるせぇし。…もう18やぞ?母上は俺を雑に扱うし…父上は何も言わねぇし。』
郁母「次の稽古は午後からなので、今はお勉強をしていてください。」
郁「はい、母上。」
((ガラララ…ピシャン!!
郁「……あ”ー…だっっる。勉強なんぞ、もう飽きるぐらいやっとるわ。
……ハァー、暇やな。」
((ギシッギシッ…
郁「やべ、誰かくるッ…!」
((ガラララ!!!
郁父「郁琉」
郁「はい。父上」
郁父「話がある。来い」
郁「はい。」『なんだ?父上から話…?』
郁父「ここに座れ」
郁「はい」『母上もいる…』
郁母「実はね?貴方を一流の亭主にする為に、茶道を教えてくれる人が貴方を雇ってくれる事になったのよ!!」
郁「……え?」
郁父「凄いお偉いさんなんだ。家には中々帰って来れないが、立派な佳響家の跡継ぎになる事ができる。頑張ってくれ。」
郁『は?何言ってんの?ただ、自分の息子を立派な亭主にして儲けたいだけやろ?跡継ぎとか言ってるけど所詮は金の為。
…ずっと俺は茶道しかできないんやろ?』
郁『……俺なんか、ただの操り人形や』
郁父「まぁ話は、今からそのお偉いさんと話してもらう。きちんとしろよ。」
郁「…はい。」『まぁ、この家にいるよりかは少しだけマシか……』
郁母「どうぞお入りください」
?「ありがとうございます」
郁『でけぇ…圧がすげぇな…』
?「…ちょっと二人でお話をしたいのですが宜しいでしょうか?」
郁母「分かりました。郁琉、後でね」
郁琉「はい」
((ガラララ…
?「………さて、話をしようか」
郁「はい。なんでしょうか」
?「実は君に立派な亭主にさせる気はない」
郁「……はい?」
?「こいつと一緒に世界を変えてほしいんだ。」
郁「…………は?」
次の話で
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