テラーノベル
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私たちが不仲コンビになるまでー
2020/1/22
この日後輩グループSixTONESがメジャーデビューした。
元々風磨と樹が仲良かったため樹とは昔からの絡みもありSixTONESのメジャーデビューを早く早くと望んでいた。そしてついに果たした。
⚠️この時はまだセクゾ時代です。マリウスは活動休止中
セクゾside 〇〇と風磨の会話
〇〇「ついにSixTONESがデビューしたね」
菊池「明日仕事一緒だって」
〇〇「それな!楽しみ〜」
翌日
セクゾの楽屋にノックが入る。
ドアが開き、6人が横一列に並ぶ。
田中「失礼します。SixTONESの田中樹です。今日はよろしくお願いします」
ジェシー「ジェシーです!よろしくお願いします!」
京本「京本大我です。ご一緒できて光栄です」
髙地「髙地優吾です。よろしくお願いします」
森本「森本慎太郎です。お願いします!」
松村「松村北斗です。よろしくお願いします」
全員が揃って一礼する。
〇〇「セクゾの姫野〇〇です。こちらこそ、よろしくお願いします」
松島「松島聡です。よろしくお願いします」
佐藤「佐藤勝利です。よろしくお願いします」
菊池「菊池風磨です。今日はお願いします」
中島「中島健人です。これから頑張っていこう」
形式ばった挨拶が一通り終わり、空気が少し緩む。
ジェシー「先輩ばっかで緊張しますね」
菊池「そんな固くならなくて大丈夫だよ」
森本「本当ですか?」
〇〇「現場では同じ立場だし」
高地「ありがとうございます」
松村(ちゃんと距離感のある先輩だ)
〇〇の視線が一瞬だけ、松村に向く。
〇〇「松村くんも、よろしくね」
松村「はい。よろしくお願いします」
短く、丁寧な返事。
それだけのやり取り。
けれどこの“最初の距離”が、
後に不仲と呼ばれる関係の、静かな始まりになる。
セクゾ楽屋
中島「どうした?〇〇」
〇〇「いやー、樹らとは何回かご飯行ったことあるし知ってる方だけど」
菊池「北斗でしょ?」
〇〇「そう!松村北斗はなー、あんま話したことないからどう言う感じなのかわかんないや!」
佐藤「恥ずかしがり屋なんじゃない?」
松島「それか〇〇が可愛すぎて、、とか?」
菊池「いや、ないだろっ!!」
〇〇「おい!!!」
ー収録ー
エンディングに近づいていく。
MC「それでは改めて、本日のゲストのみなさんです」
MC「セクシーゾーン、ストーンズの皆さん、よろしくお願いします」
佐藤「よろしくお願いします」
松島「お願いします」
中島「よろしくお願いします」
菊池「どうも」
〇〇「お願いしまーす!!」
ジェシー「イェーイ!」
田中「テンション差えぐいな」
京本「初共演ですもんね」
松村「お願いします」
〇〇「よろしくお願いします」
MC「今日は初めての組み合わせということで」
MC「お互い、まだ距離感探りながらになると思いますが」
MC「そのまま自然に話してもらえたらと思います」
〇〇「はい」
松村「分かりました」
MC「まずは軽めに」
MC「お互いのグループの印象から聞いていきましょう」
MC「〇〇さん、SixTONESの印象は?」
〇〇「にぎやかですね」
ジェシー「一言!」
田中「分かりやすい」
森本「否定ではない」
京本「事実」
MC「松村さんから見たセクゾは?」
松村「整っている印象です」
菊池「それ、よく言われます」
中島「おっ!」
松島「安心するって意味ですよね?」
松村「はい」
〇〇「確かに」
松村「……」
一瞬だけ、言葉が途切れる。
MC「〇〇さん、松村さんと話すのは今日が初めて?」
〇〇「そうですね」
MC「どうですか、印象」
〇〇「静か」
松村「よく言われます」
〇〇「でも」
〇〇「考えてから話す人だなって思いました」
松村「ありがとうございます」
田中「ちゃんと見てる」
MC「逆に、松村さんから見た〇〇さんは?」
松村「自由な方だなと」
〇〇「またそれ」
松村「枠に収まらない感じがします」
〇〇「褒めてる?」
松村「評価です」
〇〇「微妙」
ジェシー「噛み合いそうで噛み合わない」
森本「この距離感」
MC「じゃあ、もう少し踏み込みましょう」
MC「仕事で一番大事にしていることは?」
佐藤「現場の空気ですね」
中島「誰かが無理しないこと」
菊池「バランスです」
MC「SixTONESは?」
田中「準備」
京本「役割」
森本「勢い」
ジェシー「楽しむ!」
MC「松村さんは?」
松村「言葉に責任を持つことです」
〇〇「……あ」
松村「?」
〇〇「それ、分かる」
松村「そうですか」
〇〇「軽く言った一言って」
〇〇「後から一番残る」
松村「…はい」
田中「今、温度一緒だった」
京本「珍しいね」
MC「〇〇さんは?」
〇〇「私は」
〇〇「一緒にやってる人が、やりやすいかどうか」
〇〇「それだけです」
松村「……」
松村「分かります」
〇〇「え」
松村「自分が前に出るより」
松村「全体が回るほうが大事なので」
MC「じゃあ最後に」
MC「今日、話してみてどうでしたか?」
〇〇「想像通りでした」
松村「想像より、柔らかい方でした」
〇〇「それ、意外って意味?」
松村「はい」
〇〇「失礼笑」
松村「すみません」
田中「ちゃんと謝るのも含めて北斗」
MC「では次の企画にいきます」
MC「2グループ混合でトークテーマを回していきましょう」
ジェシー「混合きた!」
田中「事故の予感」
菊池「無難にいきましょう」
松島「お願いします」
MC「テーマは“現場で信頼してるタイプ”」
森本「深いな」
MC「じゃあ、順番に」
佐藤「準備をちゃんとしてくる人ですね」
京本「周りを見てる人」
菊池「感情で動かない人」
ジェシー「楽しい人!」
田中「幅あるな」
MC「〇〇さんは?」
〇〇「んー、、無駄にしゃべらない人!」
一瞬、間。
松村「……」
田中「今、北斗見た?」
京本「見たね」
〇〇「見た笑」
MC「松村さんは?」
松村「言葉を選ぶ人です」
森本「ほぼ同じこと言ってない?」
ジェシー「表現違うだけじゃん」
〇〇「いや、違う」
松村「違います」
即座に重なる否定。
田中「ほら」
田中「そこまで一緒に否定する?」
京本「タイミング完璧」
MC「お二人、結構意見合いますよね」
〇〇「合ってない!!」
松村「合ってません」
森本「また揃った」
ジェシー「仲良しじゃん」
〇〇「違う」
松村「違います」
中島「……」
中島「これ、噛み合ってないって本人たち思ってるだけだな」
松島「だね笑」
MC「次のテーマです」
MC「“一緒に仕事して安心する瞬間”」
田中「北斗からいく?」
松村「……」
松村「段取りが共有されている時です」
〇〇「分かる」
松村「……」
〇〇「え、なに」
松村「いえ」
田中「今の“いえ”なに」
京本「言いかけた」
森本「珍しい」
MC「〇〇さんは?」
〇〇「空気を読まなくていい時」
松村「…それも」
松村「安心します」
〇〇「……」
〇〇「松村ってさ」
松村「はい」
〇〇「思ってること、言わないよね」
松村「必要ないと思ったことは」
松村「言わないです」
〇〇「それ」
〇〇「私と真逆」
松村「……そうですね」
田中「でも、同じ方向向いてる」
ジェシー「タイプ違うのに」
京本「判断基準が似てる」
MC「周りから見てどうですか?」
菊池「不思議な距離感です」
佐藤「近づいてないのに」
松島「視点が同じ」
森本「噛み合ってないって言いながら」
森本「同じところ見てる」
〇〇「そんなことない」
松村「ないです」
田中「必死」
ジェシー「否定の連携プレー」
MC「最後に一言ずつ」
MC「今日の相手グループについて」
〇〇「楽しい後輩グループができて嬉しいです!」
松村「…信頼できます」
一拍遅れて、ざわっとする空気。
京本「今の、ほぼ同義」
森本「言い方違うだけ」
菊池「ほら」
菊池「周りだけ分かってるやつ」
カメラが止まる。
ジェシー「ねえねえ」
ジェシー「気づいてないの、本人たちだけだよ」
〇〇「なにが」
松村「何の話ですか」
田中「視点」
京本「テンポ」
森本「間の取り方」
菊池「全部似てる」
〇〇「……そう?」
松村「自覚はありません」
松島「それが一番それっぽい」
短い沈黙。
〇〇「でも」
〇〇「噛み合ってないのは事実」
松村「同意します」
田中「ほらまた」
京本「始まってるな」
ジェシー「いやー」
ジェシー「この2人、時間かかるやつだ」
京本「すぐ仲良くならない感じ」
森本「でも嫌いじゃない」
菊池「〇〇、どうだった?」
〇〇「…噛み合わないと思った」
〇〇「でも」
〇〇「仕事はしやすそう」
松村「同意です」
短い沈黙。
田中「ほら」
田中「こういうとこ」
京本「始まったな」
〇〇「なんか、あれだね!性格真反対だね!私ら」
中島「いいコンビになりそう」
森本「確かに」
〇〇「何それ笑」
〇〇「松村ってさクールぽく振る舞ってんじゃん?素はどうなの?」
田中「北斗の素やばいよ?」
ジェシー「全然違う笑」
〇〇「人見知り??」
森本「それ!緊張してるんすよ」
菊池「〇〇気にしすぎ笑」
〇〇「なんか、合わないんだよなー」
佐藤「何話してんの?」
〇〇「松村の話」
佐藤「あれじゃない?人見知りだからさこうした陽の場苦手とかなんじゃない?」
田中「確かに!!!〇〇the陽キャだからさ」
〇〇「いや、何それ」
マネ「〇〇ー!!次の仕事間に合わないよ!!」
〇〇「やば!はーい!」
〇〇「じゃあ、お先にお疲れ様でーす」
〇〇side
なんか、松村とはあんま気合わなさそうだなー。徐々に詰めていくべき?仲良くするべき?
普通に考えて、想像より静かだと思った。言葉を選ぶ人で、軽く流す感じはない。話してみると、自分とはテンポも感覚も違うのに、意外と判断基準が似ている気がした。
仕事の話になると、無駄がなくて落ち着く。噛み合わないはずなのに、不思議とやりやすい。
トーク中、視線が合う瞬間があった。探るような目つきで、でも嫌な感じはしない。その瞬間、自分でも気づかないうちに、彼のことを少し意識している自分がいた。
距離感を勝手に測られる感じ。面倒だと思うはずなのに、なぜか悪い気はしなかった。
北斗side
正直、噛み合わないと思った。
〇〇さんはいわゆるthe陽キャだ。場にいるだけで空気が動くタイプで、考えるより先に言葉が出る。俺とは真逆。正直、一番距離を取りたい種類の人間だと思っていた。
でも、仕事の話になると違った。言葉が軽くない。ノリで合わせない。「それ、分かる」と言われた時、適当に流された感じがしなかった。
陽キャなのに、現場を雑に扱わない。その違和感が、妙に残った。
噛み合わないのは事実だ。でも、やりにくくはない。むしろ判断基準は近い気がする。
それに気づいた瞬間から、少しだけ目が離せなくなる自分がいた。
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