テラーノベル
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「なぁ、〇〇ちゃん。構ってくれへんの?」
芝生の上に広げられたピクニックシートの端っこ。チリは膝を抱えて、あからさまに唇を尖らせていた。
目線の先にいるのは、〇〇と相棒のストリンダー。
ストリンダーがギターを鳴らすような仕草を見せれば、〇〇は『かっこいい!』と目を輝かせてスマホのカメラを向ける。パシャパシャと軽快なシャッター音が響くたび、チリの眉間のシワが深くなっていった。
「自分、さっきからずーーーっとその子ばっかりやん。チリちゃん、完全に空気やんか」
『そんなことないよ』とカメラを向けたまま答える〇〇に、チリは「大ありや!」とシートを叩く。
「せっかくの休みに二人でピクニック来れた思うたら、〇〇の目はストリンダーに釘付け。写真のフォルダも、もう紫と黄色でパンパンとちゃう?」
チリちゃんの入る隙間、微塵もないやん。と不貞腐れるチリを見て、ストリンダーが「けっ、大げさな奴だぜ」と言いたげに、鼻を鳴らしてチリを一瞥する。その態度がさらにチリの対抗心に火をつけた。
「あ!今ストリンダー、チリちゃんのことバカにしたやろ!〇〇、見た!?この子、自分がチリちゃんより優先されてるん分かっててマウントとってきとんねんで!」
大人の余裕はどこへやら、完全に子供のような拗ね方をするチリが可笑しくて、〇〇は思わず吹き出してしまう。スマホを置いて、ようやくチリの正面に向き直った。
『もう、チリちゃん。ストリンダーは私の大切な相棒だよ?ジェラシー焼かないで』
「相棒なんは知っとる。知っとるけど……」
〇〇にまっすぐ見つめられると、チリは急にバツが悪そうにに目線を泳がせた。トレードマークの手袋のはめた手で、後ろにまとめた髪をがしがしと搔く。
「……ずるいわ。そんな可愛い顔で『相棒やから』なんて言われたら、チリちゃんそれ以上何も言えんくなるやん。でもなぁ、やっぱ寂しいもんは寂しいねん」
そう言って、チリはにじり寄るようにして〇〇との距離を詰めた。
長い手足を持て余すようにしながら、〇〇の膝の上にコロン、と自分の頭を乗せてくる。突然の膝枕に、〇〇の心臓が跳ね上がった。
『…チリちゃん?』
「動かんとき。こうしてへんと、〇〇またすぐその子の方向くやろ」
下から見上げてくる切れ長の瞳が、今は少しだけ、甘えるように細められている。普段の四天王としての凛々しさはどこへやら、完全に〇〇を独占したいだけの「恋人」の顔だった。
「……自分の一番、チリちゃんに頂戴や。ストリンダーがカッコええ相棒なら、チリちゃんは〇〇を世界一甘やかす特別な存在になりたいねんけど……あかん?」
耳元で囁かれる低くて心地いい声。
少し離れたところで、ストリンダーが「やれやれ」と呆れたように、わざとらしく大きなため息をついてそっぽを向いた。
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なんで沢山のポケモンがいる中、ストリンダーを選んだのかと言うと私の一推しポケモンなんですよね。もちろん、うちのパーティーメンバーにもストリンダー居ます。うちのコはストリンダー(ロー)の方なんですけど、分かりやすく(ハイ)の方にしました〜。
これからちょくちょくチリちゃんの短編夢小説、投稿していくのでチリちゃん好きって方はまた見に来て下さい。
#カラスバ
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コメント
1件
リンさん、第1話読ませていただきました! もう、チリちゃんが可愛すぎて胸がきゅんきゅんします〜!ピクニックシートで拗ねて「チリちゃん、完全に空気やん」って言いながら、最後には膝枕で「自分の一番、チリちゃんに頂戴や」って甘えてくるなんて、四天王の貫禄どこいった!って感じで愛おしすぎます(笑) ストリンダーに嫉妬してマウント取られてるって本気でムキになるチリちゃんの、子どもみたいな純粋な独占欲がすごく伝わってきました。 最後の「あかん?」の囁き、反則級ですね…!関西弁の柔らかさがチリちゃんのキャラにぴったりで、読んでてほっこりしました。 続きも楽しみにしてます!