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私は学生!
ふつーの女子高生だ!!
と言っても両親はおらず、今は一人暮らし
生活関連はたまにおばあちゃんが仕送りをくれる!
そんなこんなでやっている私です!
今日は部活が長引いたので遅く帰ることになりました
つっても普通、雨降ってるのに部活やる!?
風邪ひいたらどうするんだ
全く…
私は運動靴に履き替え、空を確認した
地味に降っているので、折り畳み傘を開いて昇降口をでた
いつもの道路のはずなのに、今は違和感を覚えた
雨の音が激しくなってきた
違和感を覚えたところには女性が倒れていたのだ
慌てて咄嗟に声をかけてしまった
「だ、大丈夫ですか!?」
どうしよう…
でもこの人私の家の近くだしな…
女性を持ち上げて急いで家まで走った
「ふう…」
この人、大丈夫だろうか
息はあるようだ
今はとりあいず、体を適当に拭いて服を着せた
起こすか?いや
こんなにすやすやと寝ていたら悪い気がする
というか、これは犯罪では無いのか、大丈夫なのか
そんなことを考えてるうちに私に睡魔が襲ってきた
きょうはいつもよりたかさが ひくいがする
そんなことを考えていたら
眠気はすっかり冷めた
いつの間にか眠っていたようだ
「あ…おはようございます」
誰かに挨拶されて、咄嗟に
「え?あ、おはようございます」
「…え?」
ああ、そうだ、昨日この人を拾ったんだ
「すいませんでした、昨日はベットをお借りして、あなたは雑魚寝だったのに」
そういえばベットはこの人に使わせてあげた
当たり前だろう、
というか私についてはただ寝落ちしてしまっただけである
「いえいえ、というか勝手に家に入れちゃったすみません!!」
「いや、めちゃめちゃありがたい…ありがとう」
「そういえば、失礼ながらですけど、一応朝ごはん、つくっておきました」
そういえば、鮭の匂いとご飯の匂いで食欲がそそる
「ありがてえ…まともに食事できてなかったから…」
前に出された食事を食べないという人はいないと思う
「…そんなにおなかすいてたんですね」
「…あの、失礼なんですけど…その、お部屋もご勝手に見ちゃって」
私の家には普通の家族が住める広さだ
「それ、で、なんですけど…ここに住んでもいいですか?」
その言葉を聞いて私は興味を持った
「住む…全然おーけ!」
正直、独りだと寂しいし、独りでこの広さは要らない
ふつう、知らない人と住むというのはあまりしたくないだろう
だが、私の方は別だ
なぜなら両親との記憶がなく、一緒に暮らすという経験をしたことがないのだ
「まじですか…ありがとうございます!」
それに、女性だし、危ない人では無さそうだ
「うん、全然だいじょー…」
急に頭がクラクラしてきた
そんなことを思っていると視界が途切れてしまった
「あの!大丈夫ですか?」
「…え?」
「話してる時に急に倒れて…それで熱を計ってみたら40.6度もありましたよ」
どうやら、昨日雨に打たれたせいで風邪になったようだ
「…ああ、そうだったんですか 」
「さっきコンビニいって、薬とか、飲み物買ってきたんで、飲んでください」
「あ、ありがとう…」
あることを思ったので話してみた
「あなたの方が年上だから…敬語やめよ…」
急にそんなことを言ったのでびっくりしたのか
今は頭が回っていないから仕方ない
「あ、うん…!」
「…私も、変な話するんだけどさ…」
その人は、淡々と喋った
「さっき…お部屋を覗いた時に…あるもの…見つけちゃって…」
「もしかして…これ、君の?」
「…これって大人の玩具…だよね、」
「もしかしてだけど…貴方が使ってる?」
しまった、昨日、帰ったら使うって思って出しっぱにしてた
熱のせいか、それのせいか、分からないけど体温が上がった気がする
「私、あなたを見てると…変な気分になるの」
「ごめん、もう無理だね」
私は唇に違和感を覚えた
キスされてる
そう直感で思った
何が起きてるか、分からなかった
「…風邪、うつっちゃったね」
襲われるなんて、思ってなかった
恐い、けど
気持ちいいって思ってしまった
そんな自分に吐き気がした
いつの間にか手は下にあって
中に入っていくのがわかった
「やめ…て… 」
「へんたい…」
私より、指が太く
感覚はいつもと違っていた
「ごめんね、変態さんで」
「でも…そんな君が可愛いの」
指を動かされて
何も出来ないで、ただ喘ぐだけ
風邪も相まって頭がぼーっとする
体に電撃が入った気がした
ぴりぴりしてて気持ちよかった
同時に気持ち悪かった
それでも愛情を 注ぎ込まれている感じがして
嬉しくも思った
安心したのか目を閉じて寝てしまった
「あ、おはよう」
「と言っても、18時だけどね」
私は体を楽にし、体制をたてなおした
昨日のは、夢だったのか
襲われたのは、ほんとうに
「そういえば、風邪は治った?」
「え?あぁ…そういえば」
いつ間にか高熱は治って体が動きやすくなった
「よかった、実は、さ。私風邪とかすぐ治るタイプで…」
どういう意味かすぐにわかった
それはあのことは夢では無い
なんと思えばよかったか分からなかった
「えっと…昨日はごめん」
「言い訳になるけど、嫌なことがあって
色々忘れたくって」
「でも…犯罪…だよね」
「だ、大丈夫」
何故かそんな言葉が出てしまった
なんでなのか考えてみた
「え、えっと」
この言葉は思ったよりも恥ずかしかった
「悪く…は、なかっ、た…から」
こんな言葉を言って私は後悔することになるだろう
彼女がどんな人か知らなかったから
終わり
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