テラーノベル
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死にたくなったら会いに来て、
消えたくなったら電話して、
寂しくなっても泣かないで、
『勇斗、男でしょ?笑』
そう言う君 が居なくなって
消えたくなってかけたワンコール
通話中の文字、散った春。
さよなら
_____________
「嫌いになっても言わないで、寂しくなるから」
なんて嘘と本音が入り交じった言葉を言ってみる。
でも、なんの前触れもなく居なくなるのも嫌だ。
我儘だって言われるかもしれない、でもそれだけ仁人のことが好きだから。いや、好きだったから
仁人と出会ったのは、心地が良くてどこか安心する風が吹く春だった。春の風に吹かれる仁人は天使が舞い降りたかと勘違いするほど綺麗で、美しかった。この時から俺には手の届かない人だって気づけていたら、なんて悔やんでも悔やみきれない
仁人は桜が嫌いだった。照れると頬が桜色に染まって可愛いのに
『桜はさ、いつか散るじゃん?だから嫌い』
嫌いなんて強い言葉を使う割には嫌いな物を見る目じゃないよなーとか、その時は思ってたけど
大事な言葉は失って気づく。
きっと今までも大事な言葉を見逃して仁人を傷つけてきたんだと思う。ほんと駄目だな、俺
ちゃんとお別れしなきゃいけない
頭ではわかってるつもりなのに、
いつか終わるくらいなら出会わなければ
なんて考えが何度も浮かんでくる
俺のいない所に行かないで
俺の前から消えないで
きっとまた誰かと恋に落ちても、春が来る度思い出すんだろうな
春に出会った2人、桜が似合わない2人。
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