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星羅said
飯「話は後だ。まずは轟くんと八百万くんと合流しないと」
え?
『轟くんとヤオモモちゃんもいるの?』
飯「ああ。二人にも協力してもらったんだ」
じゃあやっぱり、あの大氷壁は轟くんのものだったんだ
飯「とのかく、人混みに紛れてヴィランに見つからないようにしよう」
切「そうだな。行こうぜ」
そう言って歩き出したところで、私は疑問に思ってたことを話した
『ところで、なんで4人ともそんな格好してるの?』
緑「えーと、これは、、そう!八百万さんの提案だよ!」
ヤオモモちゃんの案か
なんか意外だな
切「変装して侵入したんだ。いつものままだとバレる可能性があるからさ」
『そ、そっかぁ、、、、』
正直、あまり隠しきれてないと思うな
緑「僕、轟くんに電話してみるよ。無事に脱出できたかどうかも気になるし」
飯「ああ。そうしてくれ」
路地を抜け、人混みの方に向かって歩き出す
緑谷くんは轟くんと電話が繋がったらしく話している
爆「おい、逸れんな。アホ女」
『ご、ごめんね』
駅前にはたくさんの人がいた
緑谷くんは電話が終わったらしく、駅前のテレビに釘付けだ
だけど、表情はこわばっていて、目を大きく見開いていた
私もつられてテレビを見上げる
そこに映っていたのは、
『オールマイト?』
そう。
確かに、オールマイトだった
だけど、姿が違う
身につけているコスチュームは、間違いなくオールマイトのものだった
ってことは、オールマイトの正体はあの姿だったっていうことになる
今の緑谷くんの表情からして、多分緑谷くんはオールマイトの正体を知っているんだと思う
テレビに映る、オールマイトは既にボロボロ
誰もが固唾を呑んで見守っていた
やっぱりオール・フォー・ワンのは勝てないの?
そう思っていると、周りの人がざわつきだす
モブ「オールマイト頑張れー!」
モブ「負けるな!オールマイトーッ!」
オールマイトはたくさんの人から期待されている
No,1ヒーローだから、平和の象徴だから
でも、たくさんの人達の期待に答えることは、どれだけ辛いことなんだろう
ヒーローになることは、そういうことなのかもしれない
みんなの期待を背負って行きていかなきゃいけないのかもしれない
緑「勝ってぇ!!」
爆「勝てやぁ!!」
「「オールマイト!!」」
緑谷くんの目には涙が溜まっている
ただ、オールマイトを応援することしかできない
何もできない自分に腹がたった
みんなの声が、駅前にこだまする
『頑張れ!オールマイト!!』
どうか負けないで、と
周りの声に混じり、私も声を張り上げた
そうすることしかできなかった