佐野くんの片思いのお話
佐野視点
「最近晴明元気ないよな〜」
いつものメンバーが屋上に集まって昼飯を食べている時に泥田が言った。
「確かにな」
「心配だね…」
泥田の発言に座敷と豆も同意した。
俺も晴明がいつもと違うことは勘付いていた。
豆が俺をジッと見つめてから言った。
「佐野くんはどう思う?」
『どうって…確かに元気無いよな…』
最近は話しかけても反応が薄いし、香水の匂いもする。
「そういえば最近、晴明くんは香水つけてるよね」
豆も分かっていたようだ。
まぁ、動物妖怪だから当然か。
「え?俺気づかんかった」
「私もだ」
どうやら座敷と泥田は気づいていなかったようだ。
「佐野は動物妖怪じゃないのによくわかったな?」
ん…?
確かになんで俺は分かったんだっけ?
「それはね〜!」
ニコニコで話そうとする豆。
疑問が顔に出てたか…
「晴明くんが佐野くんにいつも抱きついてるからだよ!」
嗚呼、そういやそうだった。
ん…???
抱きついてる…???
「お〜い、佐野?」
泥田がなんか言っているが聞こえない。
抱きついてる…
あれ?
どうして俺は晴明の事になると必死になるんだ…?
んん????
「さ.の.く.ん!」
『うぉ!?』
いきなり豆の顔がドアップであった。
正直ビビった。
「もう!ちゃんと返事してよ!!」
プンプン怒っている豆は可愛い。
でも、敬意を示さなくてはならないから黙ってお説教タイムだ。
なが〜いお説教が終わって、どんよりしていた時に泥田が話しかけて来た。
「佐野って案外晴明のこと好きだよな!」
『は…………………?』
好き……?????
好き…好き……
恋愛的な意味で?????
俺が晴明を????
俺は晴明への恋心を自覚した。
多分、俺の顔はこれ程ないまでに赤く染まっているのだろう。
「佐野…マジか…」
「BL…いいな…!!」
「…(思考停止)」
少し引いている泥田と、鼻血を垂らしながら親指をグッとしている紅子。
そして固まっている豆だ。
(泥田は殺す)
「( ゚д゚)ハッ!確かにあんなに距離近かったら恋人でも普通だよね…!!!」
恋人…
恋人…?????
『は??/////』
「ひゅひゅー!」
「佐野って意外にもウブだよな」
「僕は…応援してるよ…」
よし、豆以外殺そう。
あとがき
これは続ける。
続き書きたいもん。
てかさ、サッカーしてるんだけどね?
それのせいで書く時間ないのよ。
だから投稿頻度が少し落ちそう…
でも、これの次回は明日までには出しとくよ。
次回も見てね。
面白くなかったらアンチOK
アンチしたら殴るけどね☆
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