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ー夜
私は小さなお店でバイトしていた。バイト先はアットホームで、ご夫婦で営業しているお店だ。私はそんなバイト先が大好きだ。
バイト終わりだった、
店主の山崎さんに先に上がる事を伝えた
『先、上がりますね。お疲れ様でした。』
ヤマサキ「おぉ、お疲れお疲れ。
気を付けて帰るんだよ。」
その言葉に一礼して私はバイト先を出た。
その矢先だ。
暴走族のようなバイクの走る音。
近所迷惑にも程がある。
見れば、黒い特服を着た派手な髪の毛の奴ら。
出来れば見たくなかった。
気持ちよくバイトを終われたと思ったらこれだ。
自分の運の無さに呆れてしまう。
目の前の信号を渡ろうにも、道路にバイクが何台も居る。
ここで信号を渡って不良共の目に付けられるのも嫌だ。
ここは遠回りでもして帰る事にする。
「あ、おねーサン♡
久しぶリ」
明らかこちらを見ている青年を無視し、私は遠回りの道を通る。
だが後ろからバイクの音が付き纏っている。
こうなれば公園の女子トイレへ逃げ込むことにしよう。
私は咄嗟の判断でトイレへと逃げ込んだ。
そしてトイレの個室の鍵を閉め、トイレの便座へ座った。
ガラケーで写真でも見ながら暇つぶしをしていた。