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皆様、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。🕊🍀.∘
nmmn,fwakになります!
※地雷の方はご注意ください。
※ご本人様とは一切関係ありません。
akn→『』
fw→「」
電話→【】
です。
どーぞ!
今日は朝から寒い日だった。
体の芯から冷えるような、そんな日。
動くのも嫌になってしまうほどの低気温に、ベッドから出るのも躊躇われたが、明那も朝から大学行って頑張ってるし…という事で無事にベッドから抜け出すことに成功し、今は部屋の掃除中。
もちろん他の家事も全て終わらせた。
意外とこう見えて普通の生活送ってるんやから。
…ほぼ明那のおかげやけど。
同棲するにあたって最初に決めた二人のルール。
家事の担当。
俺が居なかったり、前日の仕事で寝てしまっている時は明那で、明那が居ない時は俺が。二人でいる時は二人で。
これを決めたおかげで、同棲する前の狂ったような生活習慣じゃなくなって毎日気分がいい。その内、自分の中で “1日1回は太陽の光に触れる” というマイルール的なのも生まれ、ホストの仕事があっても夕方に起きることはなくなっていった。今は殆どない。0に近いと言ってもいい。
あのまま同棲をしていなかったら、太陽の光を浴びることがこんなに気持ちがいい事だったなんて、一生気づけないままだったかもしれない。
俺の隣に明那が居てくれてほんまによかった。
一通り部屋の掃除もやり終えて、一息つこうとしたタイミングでテーブルの上に置いていたスマホが音を鳴らして震えた。
見てみると、そこには着信画面と明那の名前。
こんな時に明那からなんて珍しいなぁと思いながら電話に出た。
【もしも…】
【ふわっちふわっち!雪!】
【……へ?】
【雪降ってる!】
あまりにも急すぎて上手く反応出来なかった。
電話の中からは、
【…冷たっ!うわぁー白ー!さみー!】
って嬉しそうな明那の声。
いや、でも確かに今日はいつにも増してほんとに寒かったし、ワンチャン雪降るんじゃないかなーって思ってはいた。部屋の中も温まりにくかったし。
【えー!ほんまや!家ん中やったから気づかんかった】
【今見てる?】
【見てるよ。綺麗やね雪】
電話越しで明那がふふっと嬉しそうに笑った。
【積もるかな?】
【積もるで〜これは】
【え!?ほんまに?じゃあ雪だるま作らなあかんやん!ね、ふわっち!】
可愛くて思わず笑ってしまう。
雪だるま、て。可愛すぎやろ。明那が雪だるまを作ってる姿を想像するだけで顔がふにゃふにゃになってまうくらいには可愛ええ。
そのために積もって欲しいくらいやわ。
【でもほんと雪っていいよね。こっち来てから中々見る機会無いしさ。】
【そうやねぇ】
【もう毎日雪でもいいって思っちゃうね】
【えぇ〜??ほんまに?毎日めっちゃ寒くなるよぉ?】
【まぁ確かに寒いのは嫌やけど……でも、】
明那が何か言いかけた時、陽気な音ともに突然電話が切れてしまった。
「え、」
その瞬間。
玄関からガチャガチャという鍵を開ける音と共に、ドアが開く音が聞こえた。
『ただいまー』
その後すぐ、さっきまで電話で話していた明那の声が聞こえてきた。
明那が帰ってきた嬉しさと驚きで急いで玄関まで行くと、いきなり俺の腕の中に飛び込んできて、
『こうやって、ふわっちがあっためてくれるからいいの』
と、外の寒さで頬だけじゃなく鼻まで赤くした明那がニコニコ笑う。
「…ふふ、そうやね」
こうやって幸せそうに笑ってくれる明那が見れるなら、毎日雪も悪くないわ。
「おかえり、あきな」
『ただいま!』
「お昼食べた?」
『いやまだ!』
「じゃあ昼間から鍋やっちゃいますか」
『お!きちゃ!ふわっちの鍋〜』
明那の手を引いて部屋に戻っていく。
日常の中にある小さな幸せを、二人の間に閉じ込めて。
―完―