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「…んで?どうしたんだよ、話って。」
「…実は、好きな人ができたんだ。」
「…は、?好きな人…?冬弥が?」
「ああ。」
「(相棒として、俺が見極めねぇと…。冬弥、変なやつに引っかかりそうだし…。)誰なんだ?」
「恥ずかしくて名前は言えないんだが…。」
「…んじゃぁ、どういうとこが好きなんだ?」
「…いつも突拍子もない事を言っていて、そんな無邪気な姿が好きだ。
徹夜してでもたくさんの人を笑顔にするためのことを考える姿が好きだ。
好き嫌いをしている姿が好きだ。
幸せそうに笑う姿が可愛くて好きだ。
年上の人などに敬語を使っている姿が好きだ。
花を育てているのも好きだ。
自分が好きな話になると、とても楽しそうに話す姿が好きだ。
自分に得があるかないかで動くのではなく、困っている人がいたら助けるところが好きだ。
それと」「待て待て。」
「ん?」
「…お前が好きなの、神代センパイだろ?」
「!?なんでバレたんだ…!?」
「いや、徹夜して好き嫌いして笑う姿が可愛くて花育てるやつなんか、神代センパイしかいねぇだろ。」
「…もしかして、彰人も神代センパイが好きなのか?」
「…は?っ、誰があんなやつ好きになるかよ。」
「俺は好きだ。それと、あんな奴といってはだめだ。」
「…。」
「笑う姿が可愛い。…好きじゃなかったら、彰人はそんな事言わないだろ?」
「…悪かったな。…俺も神代センパイが好きなんだよ。」
「…。」
「…いや、冬弥を応援するぞ、俺は。だから気にすんな。」
「何を言っているんだ、彰人。」
「?」
「神代センパイを好きになるのは仕方ないことだ。誰だって惹かれる。」
「おっ、おう…?」
「それに、俺は嬉しい。」
「嬉しい?ライバルが増えるんだぞ?」
「好きな人がいろんな人に好かれるのは嬉しいことだ。それが相棒なら、なおさらだ。」
「…そうかよ。」
「ああ。」
「…なんか余裕そうだな?」
「そうだろうか?」
「ああ。まるで自分の恋人みてぇじゃねぇか。」
「いずれはそうなるつもりだ。」
「…ははっ。
…神代センパイは渡さねぇよ。」
「!
…望むところだ。」
「…///!!??」
たまたま通りかかって聞いてしまった神代類。