この作品はいかがでしたか?
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コメント
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さくらもちです!
昨日打った足がまだ痛い・・・泣きそうですw
で、そんなこんなで12時間睡眠キメて朝起きたらなんと。
私の大好きな書き手さん、ありさんの作品が更新されているじゃぁないですか。
コメントできない(アプリじゃないので)のが悔やまれる…!と思いながら読む私。
おまけに今日誕生日だっていうじゃぁないですか。
え、更新してなくて昨日かもしれないだって?
そんなの関係ないんです。
お誕生日おめでとうございます!
という意も込めて、この駄文製造機よりお祝いを差し上げたく存じます(は?)
続き・・・書いてもよろしいでしょうか…?!
ちなみに勝手に宣伝させていただきますと、
ありさんを知ったきっかけは、プリキュアパロなんですね。
・・・神☆ってなってこれまでの作品全部読みました。
個人的お気に入りは「ASMRを聞くないこくんの話。」です。
あ、プリキュアパロのなかではもう最高を更新してる気がしてるというか好きです(突然の告白)
いふない書きます!!!!!!
で、注意事項!
これは二次創作です。実際の方々の名前をお借りしていますが、関係ありません。
スクリーンショット、拡散はおやめください。
nmmnが何かわからない人、腐ってない人、純オタさんはここでバイバイ!
地雷さんはバックして宇宙旅行にでも行きましょう!
通報はしないでね?
以上おkな人のみどうぞ~
メンバーの表記は、それぞれ英語表記?にした時の最初の文字です
例:悠祐→Y
(最初の文章そのままお借りします)
side IF
少し暖かくなってきたこの季節が1番似合う君。
散ってきた桜の花弁と同じ色の瞳と髪色の君。
笑うと顔がくしゃってなって、ちらりと見える八重歯が可愛い君。
周りに気配りができて、よく頼られる君。
ほんとは甘えたいはずなのに、なかなか甘えてこなかった君。
本人は気づいてなかったけど、あざとくてかわいい君。
ふざけるときは本気でふざける君。
優しくて、でも笑いには厳しかった君。
誰よりもメンバーのことを想ってた君。
誰よりもメンバーのことを知ってた君。
俺が愛してやまなかった君。
俺よりも先に、旅立ってしまった君。
少し暖かくなってきたこの季節、君を思い出すのはいつも同じ、満開の桜の木の下。
side 悠祐
Y「まろ、どないした?」
I「・・・あぁ、アニキか」
Y「・・・綺麗な桜やなぁ。」
I「・・・うん。」
いれいすの青色担当、
・・・元、青色担当、か。
IFこと、通称いふまろ。
2年ほど前は、いれいすのブレーン的な役割で、かっこいい歌ってみたとか、
いろんな投稿をしたりしていた・・・まあ、たまに幼児退行しとったけど。
そんなまろが、2年前のこの時期から急に静かになった。
そして、家の中が桜色に染まりだした。
なくなってしまった何かを埋めるかのように。
なくしてしまったものを、忘れてしまわないようにするかのように。
そこに、いないこ、がずっとそばにいるように思うためのように。
Y「もうすぐやな。」
Y「いれいすがなくなって。」
この言葉で、感じ取ってくれ。そんな思いは届いたようで、たった一言、
I「ないこ・・・」
とつぶやく。
3年前のこの日、この世からないこがいなくなった。
それは、いれいすがなくなる合図でもあって。
数日後、いれいすは解散した。
目が5つのさいころは、この世に存在しないから。
いくら”Irregular”の名を冠しているからと言って、そんな気はなかった。
4の目がないことには、俺らはなかったから。
ないことまろは、いわゆる恋仲であった。
お互い社会人で、活動者で。
2人の時間が取れなくても、お互いのことを愛しているのは一目瞭然だったし、
俺らもそんな2人のことが大好きで、応援していた。
2人の作る空気感、というべきか、世界観というべきか。
2人ならではの何かがあって。
それは、見ていてとても落ち着く空間だった。
甘えたそうなのはこちらにも伝わってきて、でも本人的にはメンバーのいる中では・・・!
っていうものがあるようなときは、察しの悪いほとけとか、子供組を連れてそそくさと出てったり。
そんな時間が楽しかった。
そして、何より2人がとても楽しそうであった。
ないこは、誰よりもメンバー想いで、誰よりもメンバーのことが大好きだったんだと思う。
でも、それ以上にまろのことが大好きだったのだと思う。
そして、そんなないこのことが大好きだったまろは、
来年3回忌を迎えようという今でもないことの記憶にとり憑かれている。
I「なんでいなくなっちゃったんだろ、ないこ」
Y「なんでなんやろなぁ・・・」
I「あんなに大変な時も頑張って、気配りもできて、優しくて、」
I「大好きだったのに!」
I「大好きだったのに・・・」
I「なんでないこは死ななきゃいけなかったの?!」
I「・・・なんで」
I「ないこはひき逃げされなきゃいけなかったの・・・?」
Y「なんでなんやろな。」
Y「優しい人ほどはよぉに死んじまう。」
ないこの死んでしまった理由は、信号無視の車に轢かれたこと。
そして・・・まろをかばったことで、轢かれてしまったこと。
犯人はぎょっとした顔をしてそのまま逃走。
・・・3年たった今でも、逃げ続けている。
I「ないこぉ・・・」
泣き崩れるまろ。
Y「辛いよな。」
俺は、そんな事しか言えなくって。
轢かれてしまったときのないこの安心したような表情・・・
愛する人を守れた達成感の詰まった表情のまま死んでしまったないこ。
I「大好きだよ・・・」
まろは、そんなないこの表情に、また恋をしてしまったようだ。
もう一生叶わない恋。
まろは、この季節になると、この桜の下でないこを想って泣いている。
満開の桜の木の下で、落ちてくる花弁と、少し暖かくなってきた風に包まれて。
今年も、桜の花が咲いた。
まろは、今年も泣いていた。
ないこを彷彿とさせる桜の花びらが、風に吹かれる。
一緒にまろの髪が揺れる。体も、少し揺れていた。
3回忌の今日までに、まろはさらに細くなっていってしまった。
ビジネスじゃないと言い張っているほとけも心配するほどには。
Y「なあまろ、辛かったよな。」
Y「今度こそ。」
Y「ないこと幸せにな。」
ここにいない、ないこと。
いないいない、ないこくん。
早く見つけてあげなよ、まろ。
大きく風が吹いて、花びらが大きく舞う。
見上げた先には、その花びらを抱きとめるかのような、優しくも綺麗な青空が広がっていた。
・・・頑張りました!
昼間でかけててこんな時間になっちゃったんですが、
ファンミまでに間に合わせようと必死になって書いてましたw
気に入っていただけると嬉しいです!
改めまして、ありさん、お誕生日おめでとうございます!
これからも楽しい文章、楽しみにしていますね!
それでは!