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こんにちはふいです!!
今回ヴィみそみたいな暗い雰囲気の小説書きたくなったので 闇堕ち短編集を書きます!
私の癖つめつめですが見てくださると嬉しいです✌🏻
それではどうぞ!
(Not腐)
時代、街の外観捏造あり
シェアハウスしてます
星導side
『拝啓.ヒーローズの皆様へ。
あれはいつの事でしょうか、Dyticaの合同任務だった時。
メカニックヒーロー・ライが姿を消したこと。覚えていますか?
ヒーローズの皆様は歳を取らない方、長寿の方が多いですがライもその一人ですよね。
私はどこにでも居るしがない市民ですが、今回皆様に伝えたいことがあり手紙を書かせて頂きました。
それは、街中で、私自身の目でライを見かけたこと。これは本当です。
(波末市、2丁目 ○ー○○ー○○)
何回か見かけていますが、必ず 宝石商店の脇道を通って何処かに行ってしまいます。
見た目は少し変わっていましたが、今でもあの少年のような顔つきは変わりませんでした。
また、最近本部事務所へのウイルス攻撃があったことをご存知ですよね。
それには、かつてのスーパーヒーロー、ライの痕跡が残されていたと書類に示されています。
これはヒーローとしては有り得ないことであり、敵の洗脳が関係しているかもしれない。
皆様のような上級のヒーローズが欠けたことは大きな損害であり、これからも街に大きな被害をもたらすと考えられます。
どうか、ライを救い出して欲しいと 我々は強く願っています。
一般市民sより
p,s また何か報告があれば、お手紙を出させて頂きます
いつも迅速な行動、感謝しています。』
こんな内容の、ライを見かけたという手紙が届いた。
小柳「は…?なんだよこれ…」
叢雲「宝石商店の横やって!!今から行かんと…!」
俺たちは 急に消えたライをずっと探していた。
手紙に書いてあるとおり、敵の光線で辺りが見えなくなった直後、さっぱりと消えてしまったのだ。
戦闘後家に帰ると ライの服、家具等今まであった物はそのまま残っていて、ライだけが居なくて
涙で文字がうまく打てず、誤字まくりの分をOriensに送り付けた。
そこからは顔に生気はなく、ずっと死んだような顔をして過ごしていた。
よくウェンの料理を手伝っていた時に聞こえた 穏やかな口笛は聞こえなくなり、たまに部屋や風呂から聞こえてくる歌も無くなった。
人によっては 思い出の写真を掘り返しては泣いている。
(こうやって他人事みたいに言ってるけど、俺も悲しいんですよね。
早く帰ってきてください、ライ。)
そう願っても外の雨は止まず、心の中を表している様だった。
そんな時にこの手紙が来たのだ、行かないわけが無い。
ただただ、また会いたいという気持ちで走る、途中で思い出す。
(あれでも、宝石商店の奥って
廃墟の高校じゃ)
全力ダッシュで辿り着いた目的地は、鉄が錆びきっていて 外国の城のような 異様な雰囲気を放つ場所だった。
それでもたもたしてる程薄情じゃない、と校舎に飛び入る。
微かに誰かの声がする。
その声を頼りに進み着いたのは、今にも崩れそうな屋上だった。
そこには黒いパーカーを深く被った人物がいた。
カゲツと同じくらいの身長をしている。
叢雲「お前…なんでこんなとこおるんや」
その人物は声に驚き肩を震わせ、こちらを向いた。
「あ」
俺たちは目を見開く事しか出来なかった。
だって、それは 紛れもないライだったから。
伊波「久しぶり〜!俺の事、覚えてる?」
叢雲「覚えとるに決まっ」言葉を詰まらせた。
よく見れば 特徴的だった毛先のイナズマは赤に染まり、後ろには 連絡が取れなかったOriensのみんなが居た。
いや、居たと言うより 美しい絵画になっていた。その姿は、牛乳をそそぐ女など 前にライと一緒に行った美術館で見かけた構図の絵画ばかりだ。
小柳「お前…何してんだよ」
伊波「なにって…俺はみーんなが大好きだけど、どうせ俺のことを置いてっちゃうでしょ?だからコレクションしようと思って!」
嘘
ライはみんなのスーパーヒーローで
こんなことするはずなくて
じゃあおまえはだれ?
だれだよ ライのすがたを、かえし
「おやすみ」
ーー薄く目を開けると、隣では 額縁をはめる音がする
何千もの星が、踊っているかのような煌めきを放つとてもとても綺麗な星空を眺め、仲間だった何かに身を委ねる。
(俺はなんの絵画になるのかな、美しく在りたいですね)
なんて考え、目を閉じた