橙紫。
苦手な人とかは自衛してください。
大丈夫な方だけどうぞ。
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紫side
あれ…、俺今何してたっけ、?
橙「紫ぁくん、」
紫「ん…、どしたの?」
あぁ、そうだ。橙くんと話してたんだっけ。
そんなこと思いながら、どんな話をしていたか思い出す。
そしたら、橙くんが口を開ける。
橙「俺がもし死ぬって言うたらどうする?笑」
紫「は…?」
意味がわからなかった。
死ぬ?橙くんが??なんで???
俺が状況理解できてなくて、面白かったのだろうか。
橙くんが笑い出す
橙「なぁw気づかん?www」
紫「え、なにをッ、?」
橙「俺が、なんでこんなビルの最上階、屋上に紫ぁくんを呼んだかわからん?w」
紫「え…、??」
あれ、俺屋上にだなんて来てたっけ?
そんな疑問を抱きながら考えていると、橙くんが言っていた”“気づかん?”“って言葉が頭によぎった。
嫌な予感がする。
紫「ねぇッ、橙くんそれって…」
橙「気づいた?笑」
橙くんはフェンスの方に真っ直ぐ歩いてく。
紫「ねぇッ、まって、橙くんまって、!」
橙「…なぁ、紫ぁくん。」
紫「なに、橙くんなに…?」
橙「…時間はな、誰も待ってくれんのよ笑」
にへらとした、俺が大好きな君の笑顔を最後に、君はそこから下へ真っ逆さま。
紫「橙くんっ!!!!!!」
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紫「はぁーッ、はぁーッ…」
橙くんと叫んだと同時に俺は悪夢から目を覚ます。
紫「ゆめ、ッ…、、」
夢だと、一安心して、周りを確認する。
鏡を見ると、俺の顔には泣いた跡がくっきり残っていた
紫「ははッ…wみっともな、w」
今は午前の4時。
橙くんは今頃隣の部屋で寝ているだろう。
紫「す、少しだけ…少しだけだもん…」
薄暗い廊下を左に渡り、橙くんが居るだろう部屋を静かに開ける。
部屋では静かな寝息が聞こえ、少し空いてる窓の風からカーテンを揺らしていた
紫「…いる、、」
君がいる、それだけで凄く安心感があった。
あんな悪夢を見たあとだ。
もちろん1人でなんて寝れない。
安心感が欲しいのだ。
紫「迷惑…かな、、」
せめて近くにいたいなと。最初は布団に潜るなどは考えたが、彼が目を覚ます可能性があったのでやめた。
紫「…橙くん、、」
安心したい。それだけの思いで俺は橙くんの頭を撫でながら髪を退かす。
橙「ん、…。」
よく眠っているようだ。橙くんの目の下にはくっきりクマが見えていた。
きっと夜遅くまで動画の録音をしていたのだろう。
紫「ふふ、…ッw」
そう思うと頑張っている君が愛おしく思えてきて、今日は寝なくてもいいかなと、君に怒られそうなことを考えてみる。
君に怒られてもいいなと、そんなこと思ってしまう俺はとんだおおばかものだ。
橙「ん、んんぅ…にゃぁく…?」
俺があまりにもずっと橙くんの頭を撫でていたので起きてしまったみたいだ。
紫「あ…ごめんね橙くん、起こしちゃった?」
できるだけ橙くんが目を覚まさないよう、小さな声で問いかける
橙「ん…だいじょぉぶ、紫ぁくんは…?」
紫「ん〜?俺?」
橙「泣き跡…」
そういいながら寝ぼけた君は俺の頬に手を添える
紫「ちょっと目覚めが悪くてさ…w」
橙「…ん、」
紫「んぇ、?」
橙くんが、来いと言わんばかりに毛布を上にあげる。
橙「…こんの、?」
まだ起きるには早いやろ。そんな言葉を俺にいい、どうする?と聞いてくる。
たしかに橙くんの言い分はわかる。
それに今の俺はもう1人じゃ寝れないだろう。
紫「じゃあお言葉に甘えて…。」
布団に入ると、橙くんが優しく腕で包み込んでくれた。
紫「んふ、あったかぃ…、w」
橙「紫ぁくん専用のカイロやで」
紫「そっかぁ…w」
沈黙が続く。橙くんはもう寝ただろうか。
俺がウトウトし始めると、橙くんが俺を呼ぶ。
橙「紫ぁくん。」
紫「ん…、紫ぁくんですよぉ〜…」
橙「悪夢さ。」
紫「ぅん…」
橙「朝覚えとったら教えてや。」
紫「えぇ~…?」
どうしようかな〜なんてボヤいてると橙くんはこう言う
橙「俺も最近見た悪夢そんときに話すもんで」
紫「…じゃあ言おうかな。」
橙「即答やん…w」
自分でも即答だなと思った。
だって橙くんが見た悪夢気になるんだもん。
それに、俺が夢でみた、俺が大好きな笑顔を君がみせてくれていたから。
橙「…おやすみ。」
数分経って、橙くんが俺の耳元で呟く。
橙くんは自分の体で俺を暖めてくれる。
紫「ん…、おやすみ、//」
少し恥ずかしくなりながらも、橙くんの温もりで眠りに入った。
この後2人して寝坊してメンバーのみんなに怒られてしまった笑
俺はふと夢の中の橙くんが言っていたことを思い出した
時間は待ってはくれない。
その言葉が少しわかった気がした。
でも君との時間は待ってくれなくてもいいかな。
君と一緒にいれるなら、なんでもいい。
なんて、くだらない事を思ってしまう俺はやっぱり君にベタ惚れなんだ。
❦ℯꫛᎴ❧
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