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第2話
今それを聞かれたら、私はなんて答えるだろうか
答えは「分からない」だろう
なんでかって?そんなの単純明快だ
私は100日後の推しの握手会で自殺する
もちろん当本人には迷惑かもしれない。でファンの方々にとっても害悪すぎる。でも、私はそれらを覆すほどのことをされたんだ。ぜひ、当然の報いとして受け取って欲しい
これはその計画を遂行するまでの日記。あるいはこれを見ているあなたにとっては遺書と言うべきだろうか。
自殺の方法などは随時考える。今1番重要なのは…
ヲタクにとってこれ以外に重要ことはないだろう。また、この合否によってはこの計画は成り立たない。さすがに落選した者が乗り込む訳には行かないからな
私は今まで応募したライブは全て当選して来た。今年の御籤は大吉、一番くじでは自担、立っていた電車では目の前の人が降りる始末。これぞ天性のラッキーガールだろう。
しかし握手会はそんな私でも不安になるほどの高倍率。過去に1度だけ申し込む機会があったのだが、落ちてしまったのはの悲しい過去である。
それが発表されるのは3週間後…それまでにできる限りの運気上昇をしていこうと思う。
どうせ死ぬんだ。遺産を残すような相手もいないんだし、有り金は全て使おう。あぁ、死ぬまでに世界一周とかしてみたかったな…
って、そんな弱気になってはいられない。早速日本一運気上昇の効果がある神社へ行かなくては。
これで明日の予定は決まりだ。まぁ時間はたっぷりある。明日の朝はゆっくりするかぁ…