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アメリカメインなのよ!
決して国を侮辱しているわけではありませんッッッ!誤字脱字有り
苦手な人はUターンなのよッッッ!
ちょっと鬱要素、アメロシあり!
親父から離れて一体どれだけの時間が経ったのだろうか、生きていれば毎日が幸せで毎日が楽しいなんて言うがそれは自分を無理やり納得させるための言い訳にしか過ぎないのだと身をもって知った。いつもいろんな奴らとバカやって、笑って過ごしてきたけど今の栄光も過去の行いも全てが枷となって俺を苦しめてきた。何度思い描いた夢の話も変わりたかった自分の気持ちも全てがあの親父のせいで黒く塗り潰されていった。親父から離れられた今の姿も親父に囚われ続けていた過去の自分もやっと離れられたと思ったのに、親父は心の奥底で俺を手放す事を認めていなかったのだ。
「俺が自由で幸せで何も考えてなと思うか?」
常任理事国の皆んなで夜景を見に行く機会があったから俺はロシアにそう聞くことにした。確かに俺とロシアは敵国で側から見ても印象が悪いかもしれないが、俺自体はそこまで彼を嫌っていないんだ。だって彼も俺と同じで“親“に縛られているんだから。
「……いや…お前が何も考えてないとは思わない。」
空をずっと見つめ続けるロシアは少しだけ目を閉じた後に花が枯れるみたいに折れそうな声でにボソッと小さく呟いた。彼が何を考えてるのかも彼が何をしたいかだって俺には全く見当もつかないが、本当は彼も我慢をしていて、彼なりに変わろうと願ってるのかもしれないと思った。
「…結局は幸せなんてないんだよ、どんなに辛い状況でもどんなに苦しい世間でも……変えられないのならその時に俺ができる最善の処置を取るだけだ…。」
空を眺めていた視線を顔ごとずらして彼は俺を見た。その時の彼の顔はどこか寂しくどこか遠い何かを感じるようだった。数秒黙ったまま俺の顔を見続けたロシアは今までに見せたことがないくらいに寂しくて悲しい笑みを俺に向けてきた。
「お前から見ても、世間から見てもきっと俺は悪なんだろうな。
それでも俺は……ただの自己満足だけど…兄弟を守るっていう夢を絶対に叶えたんだよ…。」
「……何k-……そうか……。」
ロシアに何かあったのか。と聞きたかったが俺はその言葉を言わない事にした。辛い顔でそう話してくれたロシアだったが、今の俺がそれを聞いて仕舞えば彼に対する思いが変化してしまうと思ったからだ。今の俺に情と言うものは相応しくない。だって、彼の兄弟を守るため、という思いを俺は壊そうとしてしまったのだから。
何が悪かもなにが善かも俺にはきっと理解して区別できるような単純な回路ではないのだろう。幸せも苦しみも善も悪も全ての場所に眠ってて“善“と言われる俺は今まで何人もの人を殺してきた。殺された側は俺を“悪“と叫ぶだろうが、殺されて救われる者は俺を“善“と叫ぶんだから糸が絡み合ったこの世の中に本物の幸せなんて本当に無いのかもしれない。
親父から独立して何年何十年の時が流れただろうか。確かに俺からすれば親父は“悪“で嫌いな存在だが親父だって考えがある。今まで親父が俺に与えてくれた事が役に立たなかったことは殆どない。それなら俺は親父の教えの手を無視し全て振り払ってきたのだから、真の悪は俺自身なんだろう。
命を繋ぐ星は今までに覚えた感情が条になって勝利の旗を上げる。
星は見えなくともどこかで輝き続け何かの動力になっているんだから操られ続けても縛られ続けても結局は逃げられないんだったら、それを受け入れ親父を知りたいと思う。
「……自分の幸せの為なら……」
全てが偽もので自己満足のためのお遊戯なんだったら、
陰で輝き世界を救う星のようなヒーローに俺はなりたいと思うよ。
「Thank you……dad…」
短いけどこれで終わりです!
楽しんでくれたならよかったのよ!
今回はアメリカメインで書いたけどちょっと書きずらいのよ……!
文字がおかしい部分とかあるけど目を瞑ってほしいのよォ〜!
見にきてくれてありがとねっ!