はじめに
・この作品はzmemです
・カップリング要素はあまりないですが可愛い発言していますので地雷等ある方は閲覧を御遠慮ください
・実在する方のお名前をお借りした作品になります。ご本人様とは一切関係ございません。
・腐向け作品、nmmnとなっております。こちらが苦手な方、理解のない方は閲覧をご遠慮くださいますようお願い致します。
・素人の書くものですので口調等おかしなところがあるかと思いますが、目をつぶって頂けますと幸いです。
・キャラクターが全く掴めていませんので解釈違い大アリだと思います
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「はぁ……」
あかん、全てを投げ捨てたくなってまう。
定期的に俺は全てがどうでも良くなってしまう。
我々だを抜けてただの社会人として生きてやろうとか、なんなら会社までを辞めてしまおうとまで思うこともある。
でも、今までは冷静になった時にメンバーの顔が浮かんできてメンバーの大切さを感じてその思考は落ち着いていた。
だが今回は無理そうだ。
冷静になっても消え去りたくて存在ごと無くしたくて……
「酷いな……笑。」
いつも以上に心が沈みきっている。
いつも3日もすれば本調子に戻るが今回はどれくらいかかるのだろうか既に4日は経とうとしている。
ブブッ
「……ぁ。」
スマホに映し出されるはメンバーの名前。
ロック画面には100件以上の通知が来ている。
勝手な理由で連絡無視して申し訳ない。
でも、返せるほどの気力はない。
「早く……早く戻らな……。」
これ以上心配させまいと心を落ち着かせようと試みるが案の定無理で、そんなことも出来ない自分に嫌気がさしてさらに心境は悪化していく。
ずっとそんなことを考えていても仕方がないから1回何も考えぬよう寝てしまおうと思い寝室へ向かった。
こんな環境のせいであまりいい睡眠を取れていなかったのでベッドに入ってからは早かった。
ピンポーン
眠りに入ってから2時間経とうとした頃だろうかインターホンがなった。
宅配だろうがなんだろうが今の俺は出られやしない
申し訳ないが帰ってもらおう
そう思ってベッドから出なかった。
その時
「zmさーん?」
「いらっしゃいますか〜?」
「e..m…?」
微かにemさんの声が聞こえたのだ。
俺はすぐベッドから出て玄関へ向かいドアを開けた
そこには少し驚いた顔のemさんが立っていた
「emさん……?」
「zmさッ、!」
俺は安心したのだろう。
柄にもなく抱きついてしまった
「……グスッ」
俺が鼻を啜ればemさんは俺がどんだけ酷い状況か感じとったのか優しく手を回してくれた
「……とりあえず中に入れていただけますか?」
俺は無言でemさんを家へ招いた。
かっこ悪いところを見せてしまったなぁなんて思いながら廊下を進む。
少し冷静になって誰かに見られていたら恥ずかしいななんて思えるほどの余裕が出来た
リビングにつけば少しemさんは落ち着きがないように見えた。
少し気まづくて2人とも喋らなかったが先にemさんが話し始めた。
「私で良ければお話聞きますよ。」
「ぁ、おん……」
「ええか?」
「zmさんが宜しければもちろんです。」
emさんに見られたくない姿なんて無いとはいえこんなにかっこ悪いところを見せるのは少し抵抗があったがemさんになら言えるんじゃないかと思い全て話した。
「なるほど」
「お前と比べるなと思われるかもしれないですけど私もそういう時ありますよ」
「私はメンバーの中でいじられる人なのできついツッコミを食らったりふざけた暴言などをよく言われます」
「それは仲がいいから信頼があるから言えることだと分かっているのにそういう時だけは全て受け止めてしまうんです。」
正直薄々気づいてはいた。
たまに苦しそうだなと感じる日はあった。
だけどここまで刺さっていたのかと驚きと言いすぎて申し訳ないという気持ちが湧き上がった。
「でも、zmさんは優しくて私が真に受けてしまう時に気づいてくれるんです。だからいつもより弱いツッコミだとかいじりを弱くしたりだとか気遣ってくれるんです。私はそんなzmさんがかっこよくて大好きなんです。」
「だから、私もzmさんのそういう時に気付きたいんです。でも、私は不器用ですからそう簡単に気づけなくて…なので、伝えて欲しいなと思いまして今日は会いに来ました。」
「ありがとな、emさん。」
「なんかー元気でたわ」
そういうとemさんは分かりやすく顔が明るくなった。
正直子供みたいでかわいいとか思ってしまった
「本当ですか!」
「おん笑」
「よかったぁ〜」
「でもわたくし何もしていないような……」
まぁ確かに特別何かをしてもらったかと言われれば何もされていないが今の俺には十分な助け舟だった。
「ええねん」
「話聞いてもらうだけでも変わるもんやな」
「ん〜あまり納得はいかないですけど」
といかにも不服!という顔をしている
この人は顔に出やす過ぎて表情がコロコロ変わって見てて飽きない
話以前にemさんに会った時点で回復していた気もする。
「でも元気が出たなら良かったです!」
「皆さん連絡がつかなくてすごく心配してますよ」
そうだった。
勝手な理由で返していなかった
みんなに心配かけてほんま俺は最低なやつやな
やっぱりどこか沈みきった心は癒えきっていないようで多少のネガティブ思考が嫌なことを考えさせる
「後で返さなあかんな」
「それはそうとzmさん」
「ん?」
少し怒ったemさんの顔に少し怯えた。
正直俺の頭の中は何を言われるんだと恐怖でぐるぐるしている。
「ご飯、食べてますか?」
「……」
「え、ほんまに食べてなかったんですか?」
まさかすぎる質問ではあったが図星をつかれて返事に困る。
あの俺がご飯をきちんと食べていないのだ
驚いて当然だろう。
正直食欲もなくなるほど落ちぶれていたから1週間近くまともなご飯を食べていない
するとemさんが急に
「じゃあzmさん!」
と立ち出すから怒られるか……?と身構えたがそんなものではなく
「今からメシ行きましょう!!」
「え?」
「気分転換にメシ…と思ったんですが」
「嫌なら全然大丈夫で…」
「行く!」
俺の返事が怖く聞こえたのか焦って喋り出すものだから俺が被せるように食い気味で答えればはたまた分かりやすく顔が明るくなる。
ほんまにこの人は面白い人や。
この人が居れば俺は大丈夫そうやな。
おまけ
あの後みんなからの連絡に返事をすると怒られたり戻ってきてくれたことへの感謝だったりをぶつけられてメンバーの有難味をありありと感じたzmさんでした。
コメント
1件
好きすぎるー! 分かりやすいいemさん可愛いすぎる✨