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おぉ〜! 面白いな〜! 読み応えがあったよ!
毎日投稿のためにだけに書いた駄作なのでご了承ください。書いた時深夜テンションだったんです(おそらく)。
ある冬の夜、暗い部屋で響き渡る泣き声と後悔の声があった。
「僕ってどんだけバカなんだろう…」
「分かってたはずなのに…あの子は僕のことなんて関係の浅い友達程度にしか思ってなかったのに。」
結局僕はあの子に踊らされてたんだ、「好き」「大切」「特別」なんて言う僕を釣り上げるための釣り餌に引っかかって、舞い上がって、
本当に僕ってバカだな…
あの子は待ってた僕を呼んではくれなかった…呼んでくれたらいつでも行ってたのに、他の子と遊んでそこで凄いことが起こっても報告してくれる訳でもない。あの子が、僕が遊びに混ざりに行った時に1番に発した言葉はぼくへの否定の言葉だった。いや、ほんとは違うのだろう、ただ、その否定があまりにも僕の記憶に残っているだけなのだろう。あの子はその否定したことを謝っていた、僕が欲しいのはそんなのじゃない、捨てられるかもしれない、そんな恐怖や不安を無くしてくれるような言葉だ、でもあの子はそんなことを言ってはくれない。
だって、結局あの子からしたら僕は、
タダノオモチャナンダカラ
結局僕は遊びを楽しむことは出来なかった。なんなら1番大切なんて言葉を無邪気に信じてた僕は不貞腐れて、不安になって、周りの空気まで悪くしていた気がする。こんなぐちゃぐちゃな感情になってもさっきのあの子の謝罪で全てを許したくなる僕はもうすでに末期なのだろう。そんな僕も愛してると言ってくれたあの子はもう居ないように感じれてしまった。そう考えるだけで、胸が苦しく、張り裂けそうになるこんな時でもあの子に期待をして、信じようとしてしまって、期待しようとしてしまって、僕のバカらしい考えと、さっきの結論を繰り返し僕はずっと苦しみ続けていた、呼吸する度に胸が痛かった。
正直僕はそれでもいいかなと思ってしまった。僕が本当に恐れていたことはきっと、飽きられておもちゃ箱に捨てられることや捨てることすら忘れられて放置されることなんだ。
「他の人はどうなんだろ…」
僕は無意識にこんな言葉を呟いていた。
気にしないようにしてたけど、心の奥底で気になっていたのだろう。考えたくはない、ないはずなのに思考がその事で埋め尽くされていく。
その度に思うことがあった…
「大切にされてるな…」こう思わずにはいられなかった、僕が知らないあの子のことを僕以外の子はみんな知っていた。僕以外はみんな盛り上がっていた。僕だけが…
置き去りにされていたんだ
その事実を痛感して僕の気持ちはぐちゃぐちゃになっていた。この時の僕には分からなかった。この気持ちが妬みという最悪な感情であることに…
そこからは簡単だった。ただ僕の心が壊れていくだけ。僕があの子のおもちゃで忘れられてきているように感じる中、他のみんなは人として、友達として扱われていて…それがただ、羨ましくってでもそれ以上に妬ましくて…
僕のこの感情は留まることを知らなかった。
僕の限界がくるまでそう時間はかからなかった。いつも出していた涙も次第に出なくなっていった。この現状に慣れてしまったのか、それともただ単に涙が枯れてしまったのか、僕にはそれを判断することが出来なかった。
結局あの子の言ってた「大切」や「特別」、「好き」なんて言葉は”おもちゃの中で”に過ぎなかったんだ。他のおもちゃがおもちゃ箱の中に捨てられてる中、僕は新しめのおもちゃだったからまだ興味があっただけだ。新しいおもちゃをあの子が手に入れたら、代わりがいるって気付かれたら、僕も他の、おもちゃと同様捨てられるんだって、そう考えると怖くなって、他の子が羨ましく感じて、おもちゃである僕は、持ち主が飽きるまで遊ばれて、そして捨てられるそれが僕の天命なのかな…
こんなくだらない人生を変えたい、壊してしまいたい。いくらそんな事を思っても行動出来るわけもない。だって、僕はもう…あの子無しじゃ生きられない身体になってるから…
…胸が痛いよ、考える度に最悪の未来が頭をよぎる。もう何も考えたくないよ、もう…苦しみたくないよ。
「あ、時間が…」
こんなことを考えてる間にかなり時間が経っていた
「もう寝よ」
さよなら、そして「おやすみなさい」