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曇りの日は好き。
カウンターを拭く手を止めて、窓の外を見る。
重く、分厚い雲が広がっていて、少しだけ心が軽くなった。
だって、だって。
「こんにちは、みこちゃん。」
カランコロンという音と共に、低い声が耳に響いた。
高鳴る鼓動を抑え、ドアの方を向く。
そして、俺は精一杯の笑顔をつくった。
「いらっしゃいませ!すちくん!」
好きな人に、会えるから。
ころさな