コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
暇だったからいい死刑囚居ないかな〜ってリスト見ながらふらふら歩いてるケド、
今日はなんだか体調が悪いんだよねぇ〜、
と言っても違和感….って程度だケド、気を紛らわそうと外に出る
「ん〜っ。やっぱり外は良いねぇ。風当たりもいい」
パリンと何かが割れる音がした
「んん?」
『あッ!!えっと、すみませんっ….』
「ああ、別にいいよ。怪我もしていないしね」
『いや、あの….っ、その….』
「….?」
男の視線の先を辿ると先ほどの音の正体が明かされる
「瓶….それにピンク色の液体….?」
『えっと…その…..』
……さっきより動揺しているね
なにか”やましいこと”でもあるのかな?
まぁボクには関係ないケド。
…..一応、ね
盗聴器を体から取りだし、気づかれない様男の服に付ける
「….不躾で申し訳ないけど、このピンク色の液体はなんだい?人目につかないところでもいいよ」
『えっと、….あ、あの』
「?」
『すいません….少しあの路地裏に….』
なるほど。なにかあるんだね、
….と言うかあの液体、ボクに少しかかった気がするけど、気の所為かな。
『____あの液体、かかりましたか..?』
「え、急になにさ」
『いいから答えて下さいっ!!』
自身の服を確認する
「….かかってるね、それが何か__」
『今すぐ洗い落としてください』
「え、w」
『とにかく!!』
焦ってる、どーせボクには効かないんだけどなぁ、
「んで、その効果ってやつはどんなのなの?」
『そんなこと話してる時間はッ….!!』
「それくらいいーじゃないの、ほら早く」
『…..です』
「ん?何て?」
『あれは、惚れ薬です』
へー惚れ薬…..なかなか面白そうだなぁ….♪ボクに効けばもーっと面白いのに….
….あれ。これフラグってやつかい?
「ちなみに、かかっただけでも効果は出るのかい?」
『ええ、出ます。』
「ボク特殊なんだけど、それでも?」
『……元々ロボットに使うつもりだったのでだいたい効くと思いますよ….?』
あー大分やばい特殊性癖のやつ来たねコレ。
ロボットねぇ….w世の中にはタイプが違うイカレ野郎もいたもんだよ….、
『効果が出るのに時間がかかるのでまだ間にあっ…..!』
「あ、カカオ。」
『ッ!?』
カカオがこっちを短く凝視すると走り出す。
ボクもそれを追いかける形で走り出すと
当然肉体的に差があるのですぐ追いつく。人気のない所に連れ出す
「離せエンド、…..今も昔も変わらずお前の顔は見たくもないし声も聞きたくない」
「え〜??釣れない事言うなよぉ〜?♪」
『….』
そそくさと男が立ち去ろうとする
「「まって」」
『ひっ….』
「キミにはまだまだ話があるから座ってな♪」
「以下同文だね」
言葉を言い終わると同時にボクの手を振りほどく、ぽんぽんと汚れを落とすように2~3回手を振るったあとカカオは男に近づく
「….ねぇ」
『ヒィッ…!!』
「質問に答えて」
殺意満載だねぇ….たかが一般人に……、
まぁボクと一緒にいるから当然と言うべきか
カカオの手が男の肩に置かれる
「エン….アスランがいつもと少しだけ違うんだけど」
気づいてたか
……今日はやけに体の調子が悪いね、帰ったらリックとエイミーに調べてもらおー
「何かした?」
『えっと、……そ、の….』
「え〜そんなに変わったかなぁ?」
「君は黙ってて」
「はぁーい」
『えっと、…..』
男はコミュ障な様で目を泳がせたり黙ったり、喋ったりを繰り返す
『その….』
「はやく喋ってくれるかい?」
カカオに威圧され、男がゆっくりと言葉を発する、
『ひっ、え、えと….惚れ薬と、び、媚薬を……』
「ちょっと待って聞いてないんだけど」
『す、すいませんっ….』
「….本っ当に最悪なことをしてくれたよ君」
……これはマズイ。頭が痛いわけでもないのに、今朝の違和感が強くなってきている、
目眩がする頭を押え、膝を床に落とす
「すまない。少し目眩がね」
『み、みず、!!』
「ん、ありがと」
「….ねぇ、エンド」
「なに」と返事を返すと今度は何も話さない。
……ものすごく。嫌な予感がする
「大丈夫かいエンド」
「まぁそれなりに」
「少し心配だよ」
「げほげほっ、え….??」
ボクの予感は的中したようだ。
ボクって占い師とか向いてるかもね
男が『あ』と口を開く
「とにかく早く話してくれ。」
『えっ、と、その、ですね、惚れ薬にも種類があって、違いって言っても自分に作用するか周りに作用するかの違いだけなんですけど……..』
「エンド、頭は痛くないかい。痛かったら直ぐに言うんだよ」
「きっっ……コホン。」
「1回だけ黙っててくれない?」
「エンドが言うなら….」
今言った一言一句が今までで1番気色悪かった件は置いておいて。
「効果は言葉のとうり、って訳だね?」
その通りと言っても、厳密に言うと”相手を挑発する薬”って感じかな。
….もちろん。性的な意味で
『そう…だと、おもい、ます….』
「とりあえず君の連絡先教えて」
『へ』
「ボクに何かあったらどうするの。ほら早く」
男は動揺しながらも自身の電話番号を確認する
『あ、えっと….』
「そ、これで連絡できるね」
『は、はい!!』
「一応、名前は?」
『カズヤ….です、』
「ふーん」
名前を聞いたあと僕は羽根を出しカカオの腕を掴み飛んでみせる
男も想定外だったのか目を見開いてきらきらさせている。
まぁ、盗聴器とついでにGPSつけてるし場所は大丈夫だろう
人目につかないよう空を飛んでいるとカカオが話しかけてきた
「エンド」
「…………」
「よく見たら僕の次にいい顔してるね」
「…..それは聞き捨てならないね」
「やっと喋った」
飛んでる間ずっとこうは困るんだけどね
「キミがボクにちょっかいかけるなんていつものキミからは想像も出来ないね」
「これはちょっかいじゃないさ」
〜赤カラム亭〜
「言ってる間に着いたよ」
「何でアルカラム亭なんだい?エンドの家でも良かったのに」
「それは本気で遠慮しておく♡」
今リックとエイミーに会うのは面倒が重なりそうだし、とりあえずってね。
「よぉ〜し、カカオ?」
「何さ 」
カカオを気絶させてシュガー達の所に置いてくしかないよねぇ。面倒だし
______ボクの腕が”軋む力で”掴まれる。
「おっとぉ?」
「何しようとしているんだい?」
…カカオってこんなに強かったかな。
「はははっ….弱くなったねエンド?」
「そう?1割も力出してないけど」
カカオが強くなったとしてもこの機械ボディに勝てるわけないのに….w
….“恋は盲目”とは言えど…
____あれ、力増してない??
「エンドならそうだと思ったよ。」
「ボクの腕掴んでなにしようってんのさぁ、えっち〜♡」
「そんなんじゃないよ」
「なら….」
カカオがボクの手首を顔に寄せ、今の状況には似合わない可愛らしいリップ音がなる。
人生で初めて悪寒が走った
「….どうだい?」
「….君のシュミってこんなんなの?」
「さぁ?」
「….戻ったあと、精々悶絶でもするといい。」
「は」
ボクはカカオの手を引き首元に一撃を入れる、
「….ふ、」
これってけっこー効果強いんだねぇ….
面倒になりそ….でもその反面、
最っ高に面白そう….♡♡
50♡