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⚠️ 注意⚠️ 腐ってます HQ
これより先、及岩 モブ岩の要素を含みます
地雷さんは自衛を願いします
これより先をご覧になられ
不快な思いをされても自己責任となります。
当方は一切関与しませんのでご注意下さい
「好きです!付き合ってください!」
体育館裏に緊張した声が響く
告白されているのは青葉城西高校 3年岩泉 一
現在青春の真っ只中。
…のはずなのだが、彼の顔は晴れない。
「…及川じゃなくてか?」
「…!?違いますよ!岩泉さんです!」
「…うぬん…。」
顔の整った幼なじみへの告白かと
確認し、否定されると困った顔をして首を捻る
「最近、高校生の平均視力落ちたか…?」
「…?えっと…?」
「あ、いや、悪ぃ」
「ところでさ、お前、あのー、あれか?」
「はい?」
「目ぇ、腐ってんか?」
「は?」
「あ、いや、悪い、
馬鹿にしてる訳じゃねぇんだよ、」
「ただ…」
「俺、男だぞ?」
「はい、知ってますけど?」
「…そうか…」
キョトンとした顔をしてこちらを見下げる
男に、岩泉は項垂れた。
そう、この岩泉一という男は
(今月何回目だ…?)
男にモテる男なのだ。
顔の整った幼なじみ…及川が
女性から告白されている間、
彼は男性から告白されている。
そう、この阿吽モテるのだ、とても。
モテ男爆発しろが口癖の花巻までもが
呆れてしまう程に、
岩泉も及川も、内容は分かっていても
毎度呼び出しに応じる
面倒くさくないのかと花巻にきかれ
「?、別に面倒くさくねぇよ、呼ばれてんのに行かねぇのは違ぇだろ。それにもしかしたら、なんか困ってんのかもしれねぇし」と男前な
返答をし、そんなんだからお前はモテるんだぞと本気で心配されている。
そして今日もまた、呼び出された訳である。
この男…高橋は1年生だ。
金田一のクラスメイトで
確か問題児だと言っていたか…
「あー…なんだ、気持ちは嬉しいんだ
ありがとな、でも、すまん。」
「…は?」
低い明らかに怒りを含んだ声で
不満を顕にした高橋に岩泉は焦る
「いや、別に好きになったやつが男だろうが、女だろうが関係ねぇとは思う。」
「思うけどよ。」
「俺は平均よりは背高ぇし、腹も普通に割れてっし、多分お前と腕相撲したらお前の腕が折れる位力あるし、」
「…折れ…」
「ん!?いや勿論やらねぇけどな!?!?」
「つまり筋肉もガチガチだしな、それになんでも思ったこと言っちまうし、顔も良くねぇし、俺は」
「そんなことない!!!!!岩泉さんは顔もめっっちゃ可愛いし、何事も冷静でかっこいいし、筋肉がついてるのは部活を頑張ってる証拠でしょ!?それに、背は俺の方が高いしさ?お腹が割れてたり、俺より力強いのはそこがいいんだよ!!!!!!!」
「お、おう…、そうか。」
「あっ、ごめんね引いた?」
「いや、んな事ねぇべや」
部活を頑張ってる証拠でしょ
「ふっ、ははは、ありがとな」
┣¨‡┣¨‡
「…っ、い、岩泉さん…!」
「あの、返事はまた後で!!!!!急にごめんね! ゆっくり、ゆっっっっくり考えてね!!!!ほんとに!全然!!!!!…よく考えて返事した方が身のためだと思うよ!、俺は」
「え、いや、あ…」
「…行っちまった。」
「あー…期待させちまったかな、
悪ぃことしたな…。」
頭を掻きながら岩泉は、学校をでる
誰の告白にも頷くつもりはサラサラない
彼が問題児だから、後輩に迷惑かけているからとか関係ない、ちょっとしか。
俺は部活に集中したい、受験もある
まだ詳しいことは決めていないが
海外に渡る可能性もある
そうしたら、相手も辛いだけだろう、
そもそも好きな奴いねぇし、
ちょうど角を曲がったところで
こちらに向かって走ってくる
誰かを岩泉は捉えすぐに立ち止まった
走っている男に見覚えがあったからだ
見ていると、男がこちらに気付き
岩泉の胸に飛び込んできた
岩泉は華麗によけ、
ドシャリと音を立てて崩れ落ちた男をみる
「うぉ、何やってんだクソ川。危ねぇな、」
「岩ちゃん!助けてぇぇぇ!!!!!」
「はぁ?」
いつもの様に非難もせず助けを求めてくる及川を不審に思い及川が走ってきた方に目をやると岩泉は思わず言葉をこぼした
「…うわ。」
女子生徒が数名、互いに怒鳴り散らかしながら
及川を追いかけ走ってきていた
中には女教師も混じっているようだ
歳をくった男性教師が必死に追いかけている
後で先生の見舞いに行かねぇとなぁと気が重くなることを考えながら岩泉は及川の手を引く
「クソ川、何したんだよ」
「皆、元カノだよぉ…1人に復縁しようって
言われて断ろうとしたら、他の子が
わりいってきて…「及川くん、私が初めての彼女って言ってたのに!」って…だってめちゃくちゃ圧かけてきたんだよ?怖かったんだもん…もう彼女はこりごりだよ…」
トホホと、心底疲れたように及川は
深く息をつく、岩泉はけっと不快そうにした
「クソだな、お前1回ボコされてこいよ」
「嫌だよ!!!!!助けてよ!!!!!」
「自業自得だろ、」
「だってぇ〜!!!!!」
「つーか、お前、教師にも手ぇ出てたのかよ」
「違うよ、向こうが出してきたんだよ」
「知らねぇよ」
「退学なんかになりやがったらぶっ飛ばす」
「…!ふふっうん、ごめんね、岩ちゃん」
「というか、彼女はもういいよ…
もう一生彼女は作らないから。」
「はぁ?一生?」
ぜぇぜぇと息を切らしながら
真面目な顔して彼女はいらないという及川に
岩泉は珍しいなと声をかける
「…別にいいけどよ。」
「お前、どの位追いかけっこしてんだよ」
「…え?一時間弱くらいかな…」
「はぁ!?」
思った3倍程の時間を出されて
岩泉は思わず大きい声で叫ぶ
「岩ちゃん!声大きい!」
「…お前、足やってねぇだろうな…。」
「えっ、や、やってないよ?…多分」
「てめぇ、クソ川!!!!!」
岩泉は及川の手を引き
公園の狭い遊具内へと押し込む。
「岩ちゃん、狭いよぉ〜」
「うるせぇ、我慢しろ、お前がデカいだけだ」
ヒソヒソと長身の男子高校生が
幼児向けの遊具の中に詰まっていれば
体が密着するのも当然で
及川は内心飛び出そうな程心臓を高鳴らせた
横から及川の名前を呼びながら
ドタバタとした足音が聞こえて、
通り過ぎていった。及川はほっと一息つき
外に出ようとしたがそれを岩泉が制す。
「?、ど、、どしたの」
「まだだ、戻ってくるかもしんねぇ」
用心深い岩泉は再度発見される可能性を考え
もう少し、ここに留まることを決めた
「おい、足見せろ。」
「どこが痛い?」
岩泉が体を丸めて及川の足を掴む
ひょわえと間抜けな声を出した及川に
もう一度聞き直す
「どこが痛い?」
「え、えと……太もも、でも、
めちゃくちゃ痛い訳じゃないよ」
「分かった」
俺だって、男子高校生だもんね、仕方ないよね、等とぶつくさ顔を赤くして何かを言い訳している及川はほおって置いて、
岩泉はマッサージに集中する。
「い、岩ちゃん…」
「あ?なんだよ」
岩泉が顔を上げると及川が
また小さく悲鳴をあげ、顔を真っ赤にする
「?、なんだよ。」
岩泉が及川が熱があるのかと
デコを合わせようと詰めると及川が必死にとめる
「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
岩ちゃん動かないで!お願いだから!」
半泣きの及川に岩泉ははぁ?と声を漏らす
「なんでだよ。」
「いいから!!!!!お願い!!!!!」
もにゅっと岩泉の足に
暖かく柔らかいものが当たる
及川が叫ぶ
「※×$@☆”○□▽♯.jp\{}!?!?」
「……。」
「…及川」
「はいっっ」
「……説明しろ」
「えっと…足をマッサージしてくれてる岩ちゃんが…その…ふぇらしてくれてるように見えて…その……及川さんの息子が元気に…」
「…。」
「だ、だって岩ちゃん可愛かったんだもん」
岩泉の肩が震える、及川は本気で焦る
わかってたけど!わかってたけどガチ怒!!!!
「っっ…ほんとごめん!ほんとごめん!」
「…っ///」
「…え、いわちゃ(」
「クソがァァァ!!!!!」
「ぎゃァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
しばらくした後
岩泉は1人で帰路に着いた。
「くっそ、くっそ、クソ川が…!」
「あのボケェ、くっそ…」
「…くそ…」
「ひっ」
「…あ、ごめんね…。」
普段は及川の周りに群がっている女子生徒達が遠巻きに、及川を見つめる
遠巻きでも見つめているのは
その美貌、故のことだろう。
及川の顔は真っ青だった
生徒や教師に心配されても
「大丈夫、大丈夫
気にしないで、心配ありがと」と
今にも死にそうな掠れた声で返すだけである
普段は速攻で及川に詰め寄る岩泉は
今はいない、それも昨日を思えば仕方の無いことだと及川は深くため息を吐いた
「い、岩ちゃーん…?」
及川は恐る恐る教室の扉の所でひょっこりと
顔をだして不安そうに岩泉を呼んだ
「…んだよ」
無表情を貫く岩泉に
及川はびくりと大袈裟な程肩を震わせ
及川は岩泉の机にガチガチになりながら
歩いていく、大きく息を吸い込み
及川は頭を下げて叫ぶように謝罪した
「昨日は本当にごめん!!!!!ほんとにごめんなさい
嫌だったよね、気持ち悪かったよね、ごめん」
「嫌わないで…」
「…嫌わねぇよ、別に気持ち悪くはなかった」
及川は岩泉の一言が引っかかり顔を上げる
岩泉は表情を変えないが
及川の目に薄光が灯る
「え?嫌じゃなかった?」
「おう、別に」
及川の心臓が早くなっていく、
先程まで真っ青だった顔が
健康的な朱色に染まっていく
「まって、つまり岩ちゃんは、俺の息子ちゃんが元気になってあたったことも擦り付けちゃったことも嫌じゃなかったってこと!?!?」
「お、おう、?」
息子を擦り付けられて嫌じゃないのって、
そんなことあるか…普通それをされて
嫌じゃない相手って…
まさか、本当に?岩ちゃんは…
「それって…!!!!!い、岩ちゃん俺の事好き(」
「何言ってんだ。」
速攻で岩泉の否定の言葉が飛んでくる
及川はガックリと項垂れた後、
何かに気がついたように目をみはった
「…じゃあなんで?」
「あ?」
「なんで俺の事殴ったの?」
「え、それは、お前、あれだろ…えっと」
「恥ずかしかったの?…俺、だから…?」
「……。るせぇ。」
図星をつかれた岩泉は俯いたが
及川が何も言ってこないのを不審に思い
顔をあげた
「おい、おいか…」
「…っ、まって、岩ちゃん、まって」
岩泉は及川をみて硬直する
及川の顔が真っ赤だ。
つられて岩泉も真っ赤になっていった
は?嘘だろ、嘘…おれ、及川のこと…
沈黙が流れる、甘ったるい空気に耐えきれず
数人の男子生徒が立ち去って言った
「…岩ちゃ」
次の瞬間、岩泉は本能的にその場を飛び退いた
ゾワゾワとした気持ちの悪い感覚が
全身を駆け巡る
岩泉は視線を感じた扉を直ぐに確認した所で
先日告白してきた相手、
高橋を見つけて固まった
笑っていた。
高橋が手を口元に寄せて笑っていた
獣の目をして、笑っていた。
岩泉は高橋を凝視する
一つ一つの動作を観察し、ゆっくりと後ずさる
「?、岩ちゃん?」と及川が呼んでいるが 今はそれどころではないと岩泉は無視する
どっと冷たい汗があふれ出る
なんだ、なんだ、なんなんだ。
直感が逃げろと告げる
震える足を抑えながら
「及川」 自分で思っていたよりも
ずっと低い、掠れた声で岩泉は呟いた
「逃げろ」
え?っそう声をあげた及川を尻目に
岩泉は高橋のいる扉とは逆側へと走る
「すまん!」
声を上げながら及川を心配して集まった
生徒たちをかき分けていく。
逃げろ、逃げろ、逃げろ、もっと、遠くへ、
あいつは危険だ_
体育館裏に呼び出した時の
ひどく緊張した可愛らしい青年は
いつのまにか、岩泉の恐怖の対象へと
すり替えられていた
「岩泉さん」
目の前にぬっと腕が現れる
岩泉は腕を避けたがその腕は肩を掴み
岩泉は抱き寄せられた。
「っ!」
岩泉は抜け出そうともがくが
そう簡単にはいかない。
「もー、走ったら危ないですよ、岩泉さん。」
にっこりと微笑んだ高橋が
岩泉を更に近くにと抱き寄せる
筋肉がこわばる
逃げろ、逃げろ、まだだ、逃げろ、
司令は止まらない
「っ、……だれだ。」
「はい?」
「お前は、誰だ…。」
「やだなー、高橋ですよ、先日貴方に告白した」
あっけらかんに男は答えた
岩泉の恐れの目線が高橋につきささる
「…。」
「…、どうしたんですか、見つめちゃって」「あ、もしかして告白の返事?」
「…違う。」
「照れないでいいですよ、幸せにします」
「…違う。」
「…、黙っててください、貴方は俺が好きなんです。俺があなたを、心底愛しているように」
「…違う、お前じゃない」
「黙れ」
「お前じゃない、俺が愛しているのはっ」
「っ、が、うッヒュッ」
「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ!!!!!」
岩泉の体がもちあがる
言葉を絞り出そうと口を開けるが
漏れるのは空気の音だけ、
高橋の手が岩泉の首を締め付け
壁に押さえつけた。
岩泉がなんとか逃れようともがくが
暴れれば暴れる程首が閉まっていく
「ぐ、るじ…っハッぅ、」
「…はじめ、」
「うァッ、、かヒューかヒュー……」
「愛してる。愛してるよ…」
岩泉の目は虚ろになっていた
視界はかすみ、声も出ず、息もできない。
口の端に一筋の唾液が流れる
高橋は嬉しそうに、それを舐めとった
「岩ちゃん!!!!!」
及川が青い顔して岩泉達の方へ
全力で駆けてくる
高橋は重い舌打ちをして苦しむ岩泉に、
愛おしそうに頬を擦り寄せた後
そっと優しく手を離した
「かはッ、はーッ、はーッ。」
「はじめが悪いんだよ?冗談言うから」
「っ、ぅ…ヒューヒュー、ッ」
岩泉は必死で息を整えている間
及川が岩泉に駆け寄る
「岩ちゃん!大丈夫!?!?」
「…はっヒュッく、るな、」
「…え?」
「フッ…ゴボゴホッ頼むから…来ないでくれ…。」
「…!はじめ!!信じてたよ、大好きだよっ!!!!!!!!!さっきはごめんね、本当に、もうしないよ」
「…。」
高橋が岩泉に抱きつく
岩泉は目をつぶってカタカタとふるえている
今度は割れ物を扱うように丁寧に、
けれど我慢できないというように
次はキツく締め上げた
「うッ、」
「い、岩ちゃん?どういうこと…?」
「…」
岩泉が自分を拒絶した、
それが及川には理解出来なかった
及川はただ、ただ困惑していた。
「目、大丈夫ですか?今いい所なんです。
早くどっか言ってください、岩泉さんも言ってるでしょ」
「…岩ちゃん、嘘だよね、脅されてるんだよね、そいつに、ねっ?だって、おかしいもん」
「…違う、俺の、意思だ
及川、来ないでくれ、頼む…。」
今度はしっかりと
その言葉は及川の鼓膜を揺らし
及川の心臓に突き刺さった。
理解してしまえば、もう遅い
及川は高橋をひねりあげる
「っい!何して…!」
「岩ちゃん、そんなこと言わないでよ……お願い、お願いだから、好き、好きだよ岩ちゃん、好きで好きで、仕方ない、ねぇお願いだよ……俺を嫌わないって言ってくれたでしょ?」
「おい、かわ…」
目の前の、岩泉を地獄へたたき落とすかも
しれなかった存在が、とまった。
岩泉の目から涙があふれ出る
震えながら言葉を、ゆっくりと絞り出す
「嫌い、じゃ、ない…嫌いに、なんて、なれない俺も、好き、なんだ、…だから……怪我、して欲しく、なかった、から…」
「岩ちゃん…」
「ごめ、俺…ビビってた…」
「いいよ、それでいいんだよ、」
及川はふらりと立ち上がる
そっと優しく岩泉を抱きしめて顔をうずめた
「ありがとう…」及川がそう小さく呟いたのを
聞いて岩泉は及川の不安定さに気がついた
そうか、こいつは、怖かったのか
じゃあ、それは…
「…俺と一緒だ…………。」
「巫山戯るなよ、はじめは俺のものだ」
唸るような声に岩泉の体がまたビクリと震える
普段の男気はなりを潜め
怯えた目をした岩泉が及川の胸に収まる
「…。」
「っ、及川、…嫌だ、及川…。」
「大丈夫、大丈夫だよ、岩ちゃん。」
「俺が守るから、絶対に」
「違う、お前に、怪我して欲しくない、お前が…及川が傷つくのが1番怖いんだ」
「…岩ちゃん…大丈夫だよ、」
「はじめから離れろ!!」
高橋が飛び上がり及川目掛けて拳を振り上げる
これは避けられないと察し
無意識に腕の力を強めたが及川の手は
岩泉をとらえることなく空を切った
「…!?」
バキッ!!!!!!!!
「岩ちゃん!!」
及川ははっと目を見張り音のした方…
高橋の方を泣きそうになりながら見た
「…よぉく考えたら、俺の方が強くね?」
呆気にとられた及川は口をポカンと開けたまま
高橋は痛みのあまり悲鳴をあげてうずくまった
「…あ、悪ぃ…防いだだけなんだけどな」
「っあぅぐあぁぁぁ!!!!!!!!!!」
「…そんな痛いか?」
岩泉は少し心配になって
及川に助けを求めようとしたが
及川の口は開きっぱなしで
えらくマヌケに見えて思わず吹き出した
「ぶっは!!!!!!!!おまっwww間抜けな顔wwwww
口閉じろよww自称(笑)イケメンさん?」
「ちょっとぉ!自称じゃないんだけど!?
事実を言ってるだけなんだけど!?
非イケメンの僻みは見苦しいよ岩ちゃん!!!!」
「あ?」
「ごめんなさい!!!!!!!!」
いつも通りの会話に2人は笑い出した
「そーじゃん!よく考えたら
岩ちゃんの方が強いじゃんか!www」
岩泉はちらりとうずくまっている高橋を見て
腕や足をそっととり、
怪我の有無を確認し始めた
「…怪我は…」
「うぅ…」
「岩ちゃん、そんなやつ構わなくていいよ」
「いや、怪我させたかもしんねぇし」
「自己防衛だよ!」
「うるせぇ、確認だけだ」
「…」
「…もー、とりあえず行こうよ」
「……おう、ちょっと待て」
「うん?」
「…高橋」
「…はじ」
「名前を呼ぶな、喋るな、黙れ」
「…っ…」
「俺はお前を許さねぇ」
「お前がしたこと許されることじゃないけど
俺は、お前に好意を持たれて
嫌だったわけじゃない、むしろ嬉しく思った、
そう思ってくれる奴がいるんだってな。」
「なら!」
「けどそれと同時に、申し訳なかったんだ」
「…え?」
「俺は男だ、お前も男だ、今の世の中ってのは俺らみたいなのからしたら生きにくいことこの上ねぇだろ?」
「不幸にしちまうかもしれない」
「人を苦しませるかもしれない」
「両親に孫の顔も見せてやれない」
「結婚も出来ない」
「…」
「そこに引きずり込んじまうんだ、俺はそれが怖いんだ、最愛の人から悪役になるのが、怖くて怖くて仕方がない」
「けどな、」
「、?」
「こいつとなら、どこへ行っても怖くない、引きずり込んでもいいかって思えるやつが出来たんだ。」
「だから、ごめんな。
お前の好意には応えられねぇ。」
「…ッ」
「つーか、正直まだ怖い」
「…………。」
「だから、謝りに来い。ちゃんと」
「そしたらダチにくらいなってやる。」
「…え、な、なんで、」
「嫌なら別にダチになんなくてもいい」
「嫌なわけない、なんで俺に、優しくしてくれるのかって、」
「…なんでって、お前、そりゃ」
「お前がまだガキだからだよ、間違いばっかのな、年上が許してやらなくてどうする。」
「…」
「岩ちゃん、行こう?」
「おう、じゃあな、また。」
「岩ちゃんさー、男前すぎるんだよ」
「あ?」
「あいつのことも許しちゃうしさー」
「…」
「仕方ないなぁ。いいよ、及川さん今気分いいからねっ」
「あ?なんでだよ」
「岩ちゃんと付き合えたから!一生手放さないよ!愛してる!!!!!!!!」
及川が隙を見てニヤニヤしながら
飛びつこうとしたのを見もせずに
避けると岩泉ははぁ?と素っ頓狂な声を上けた
「付き合ってねぇよ、何言ってんだ」
「え!?いや、だって俺も好きって…」
「付き合ってくれとは言われてない」
「えぇ!?いやいや!付き合う流れじゃんあれは!」
「しらねぇ!」
「なんでさ!」
「うっせぇな!知らねぇもんは知らねぇんだよ!」
「えぇーーー!!!
まぁいいけど!待ってなよ!次は岩ちゃんが
俺に告白したくて仕方なくなるんだからね!」
「ならん。」
「なるもん!なるもん!」
END