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夢ちゅーい
◯◯は名前入れても🙆
放課後の音楽室。
日が傾き始めて、窓の外がオレンジ色に染まる。
レオ「ちょっと待ってて、今すぐ新しいメロディー作るから! 絶対いい感じになるからさ!」
レオくんはピアノに向かって、ものすごい勢いで指を動かしながら叫んだ。
私は椅子に腰掛け、彼の演奏をただただ見守る。
レオ「この部分さ、こんな感じでバッと弾いて、急に落ち着いて…あっ、もう一回やる! 音が足りない!」
まるで一人で舞台を演じるかのように、ピアノの前で激しく動き回るレオくん。
その姿に、思わず笑みがこぼれる。
しかし、彼の演奏が一段落したところで、突然、レオくんがピタッと弾くのをやめ、顔を上げて私を見つめた。
「ねえ、◯◯。今の音、どうだった?」
その視線は真剣そのもので、普段の冗談っぽいレオくんとは少し違う。
私は少し考えてから、答える。
◯◯「すごくよかったと思うけど…でも、まだ何か足りない気がする。」
レオ「だよねー! なんか、いまいちパッとしないんだよなぁ。
もう一回弾いてみるけど、あんたはこっちに来て!」
そう言って、レオくんは勢いよく私を隣に引き寄せた。
あまりにも唐突すぎて、思わずバランスを崩しそうになる。
レオ「おっとっと。こっち! あんたの意見、すぐ聞きたいんだよ!」
軽く私を支えながら、レオくんは笑う。
その笑顔に、また心が温かくなる。
レオ「ほら、ここ! あんたの反応が見たいの!
もっと集中してよ! 音がオレのことを待ってるんだ!」
レオくんが手を軽く叩きながら、再びピアノを弾き始める。
私は彼の音に耳を傾けながら、その演奏に身を任せる。
レオくんの音楽は、まるで生きているかのように自由で、感情をそのまま表現しているようだった。
レオ「どうだ? もっと明るくなった感じする?」
レオくんが演奏を止め、少し期待したように私を見上げる。
◯◯「うん、すごくいい! レオくん、やっぱり天才だよ。」
レオ「うっし、そう言ってくれると思った! でもさ、◯◯の感覚が合ってたからこそ、うまくいったんだよ。」
彼は自信満々にそう言うと、ピアノの前から立ち上がった。
レオ「やっぱり、オレってすごいよな〜! もう、◯◯なしでは作曲できないかも!」
冗談めかしてそう言うレオくんの顔には、ちょっと照れたような表情も見え隠れしている。
そんなレオくんの姿を見て、私は少しだけ心の中で笑った。
レオ「でも、オレがうまくいったのも◯◯のおかげだぞ?
だって、あんたがいるとさ、オレがもっと素直になれるんだよ。」
その言葉に、ちょっと驚く私。
◯◯「え? どういうこと?」
レオ「音楽ってさ、心が出るものなんだよ。
◯◯がいると、なんかオレが本当に感じてることが音になって、ちゃんと形になる気がするんだ。」
レオくんは少し照れながらも、真面目な顔で言った。
その一瞬、普段の天真爛漫なレオくんとは違う、少し大人びた表情が見えた気がした。
レオ「だからさ、ありがとうな。」
私は少し戸惑いながらも、笑顔で答える。
◯◯「こちらこそ…レオくんの音楽が、もっと素敵になるように手伝えてよかった。」
その瞬間、レオくんはまた突然に明るく笑い、両手を広げて言った。
レオ「やっぱりオレが最高だな! ◯◯、これからもオレの音楽を支えろよ〜!
で、たまには褒めろよ?!」
私が苦笑いしながら、うなずく。
◯◯「うん、わかったよ。」
そして、しばらく二人は一緒に音楽室に残り、レオくんの新しいメロディーに耳を傾けながら、楽しい時間を過ごした。
🎼🎶🎼