浮気の話。
(付き合ってないのに(←なら浮気じゃない))
先言っちゃうとどろどろは全くしてないです🤫💭⑅
attention
BL/キャラ崩壊/口調違い/紫赤匂わせ感強め/???への解像度くそ低い/知識なし
過去一紫赤感ないかも
ただ話してる(一応匂わせはあるけど)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「なつ聞いて」
「ん?」
「猫拾った」
「は???」
深夜のディスコ。
なんとなく寂しくて、1人だけど作業部屋でタスク消化中。
紫色が入ってきて、赤と紫が並ぶ。
普段より少し高めの声な彼が放った言葉が一瞬理解できなくて間抜けな声が出た。
「コンビニまで歩いてたら猫いたから拾った」
「…ヤンキーが猫拾った時のギャップ的な…」
「違うわ、すげぇ細くてまじで今死んでもおかしくないレベルだったしさぁ…んなのみたら拾うよな」
いや知らんがな!とツッコミたくなる気持ちを抑え、どんなやつ?と聞く。
「普通の三毛猫、?っぽいやつ」
「えー見たい写真送って」
「ん、ちと待ってな」
数分後、個チャにはやせ細った、小さい三毛猫の写真が貼られる。
大きな瞳がこっちを向いてて、もう…可愛いがすぎる。
「可愛…っ、なんこれかわい…」
「だろ?俺の自慢の愛猫」
「今日拾ってきたくせに.. 」
まじまじと写真を見てしまう。可愛い。
「えーでもまじで可愛すぎる…」
「明日うち来る?」
「えまじで行っていい?」
「いーよ、なんか映画とかも見よーぜ」
「うわ最高、頃合いみて行くわ」
なんか借りとくわー、ありがとーお菓子とジュース買ってくわー、ありがとー、で会話が終わる。
その日の作業はさくさくと進んだ。
「うぃお邪魔しまーす」
「どーぞー」
コンビニで買ったお菓子とジュースを持って、彼の家に向かう。
玄関で出迎えてくれた彼の腕の中には例の三毛猫がいた。
「うわ かわいい…っ…!!」
「そー、超可愛いんよ…」
成人男性2人が三毛猫に可愛い可愛いなんて、どこに需要があんだと苦笑する。
リスナーが見たら喜ぶんだろうななんて考えた後、家に入れてもらう。
相変わらず質素な部屋。
机に持ってきたものを置いて、三毛猫に触る。
最初はびびられたが、次第に触らせて貰えるようになった。
やせ細っていて、ふわふわもこもこ感はないがとてつもなく可愛い。
「え連れ帰っていい?」
「ダメ俺のパートナー。」
お前だって俺のがいいよなー?なんて言いながら顎の下を撫でてやがる。
ずるいこいつ。
「名前は?」
「……ポチ?」
「古典的なボケいいって…」
すると彼はうーん、と悩んでいる様子。
ちらっと俺を見た後、なにか思いついたような顔をする。
「…なつにすっか」
「はぁ?」
「うし、決めたなつにする」
「えなんか俺複雑なんだけど」
なつー?と言いながら頭を撫でている。
なんか俺すっげぇ複雑なんだけど。
嬉しいような悔しいような気する。
「なつ可愛い〜笑」
「やっぱバカにされてるよなぁ!?」
「俺は真剣になつを愛でてるだけー」
可愛いねー、なんて聞いたことないくらい甘たい声を出す。
猫に嫉妬するわなんか。
「ねー俺も、」
「抱っこする?」
「したい、いい?」
「多分大丈夫じゃね?」
そっと抱っこさせてもらうと、動物特有のほわほわ感がある。
あったかい。可愛い。
「…てかいるまって猫アレルギー無かった?」
「あるけどなんかいける」
「はぁ…?」
「意外とおるで、猫アレルギーやけど飼ってるって人」
「あまじ?そーなん…」
意外なことを聞けた、と謎に感心して、腕の中にいる…なつを見てみると目がうとうとしているように見えた。
いるまにそれを伝えると、ペット用の寝床?みたいなのを持ってきて、そこに優しく降ろした。
「うぉ 可愛い”…」
「写真撮ったら起きるんかな?」
「音消せ音消せ…」
いるまのスマホに猫の写真が増える。
後で送って、というと、どーしよーかなー?と言われる。
コンビニの袋から杏仁豆腐を取り出すとスマホを操作し始めた。
買って来といてよかった。
ぴこん、と通知音とともに、丸まって眠るなつの姿があった。
可愛い。めちゃめちゃ可愛い。
名前だけちょっとどーにかしてくれるとくそ助かるんだけど。
「なんか見たいのある?」
後ろにいたいるまから、幾つかDVDのパッケージを見せられる。
何にしよう。
「待ってまじで変えていい?ごめん俺が悪かッ____ぁあぁ”ァあ”“ッッッ!?!?!?」
「ホラーつったやん…」
「いやいるま居るしワンチャンいけっかなって…マジ無理もう無理ごめんなさい!!!!!!!」
「てかなんでお前びびんねぇんだよキャラかよ!?!?」
「自分よりびびってるやつ見るといける」
余裕そうにテレビを眺めるいるまにしがみつく俺、というなんともリスナー得な絵面。
涼しい顔して見てるいるまに余計腹が立ち、なつの方に向かう。
可愛いから相殺されるはず。
「ぁ〜かわいい〜…(泣)」
「お前ホラーダメすぎじゃね?」
「どんぐりだよどんぐり!!!!」
言い争っていると、聞こえちゃったのかなつが目を覚ました。
みゃぉ、と小さく鳴く。
可愛いッ…と心臓を撃ち抜かれ、横にいたいるまを見ると、いるまも俺を見ていた。
そして同時に
「「動画回しとけばよかった…ッ…」」
と後悔することになった。
「まじありがと、お邪魔しました」
「こちらこそ、また飯でも行こ」
「いいやん、どこ行きたい?」
「…んー…魚かなぁ…」
「あ、俺とのちゅーとる?」
「とらねーよ笑 てかお前この後用事あんだろ?」
「そー、やけぇ行くわ、また明日会議で」
「ん、気をつけて」
なつといるまに見送られ、来た道を戻る。
字面だけ見ると自分に自分見送られてるみたいで変な気ぃしかしねぇけど。
翌日。
会議があるため9:53にディスコの鯖に入る。
すると、らんがいるまに
「あ いるま、ほら、噂のなっちゃん来たよ?」
と笑いながら言っていた。
「おはよ、何、なんかあったん?」
「おはよーなつくん!なつくんってさ…」
「あーもー言うな!まじで違ぇから!!!!」
「えマジで何????」
どーいうわけかわからず困惑していると、すちとみことが同じくらいに入ってくる。
ちょっと早いけどはじめちゃおっか、というリーダーからの一声で、会議が始まった。
「おつかれー、俺一旦昼飯取ってくるね」
「あ、こさちゃんも一旦お昼食べてこようかなぁ〜」
「俺ハルの様子見に行ってこようかなぁ」
「俺ちょっと作業やっちゃおーっと」
と、会議が終わり、
らん、こさめ、みこと、すちの順で話していった。
俺はどーすっかな、と考えていると、らんから個チャが飛んできた。
LAN
[なっちゃんっているまと付き合ってる?]
「….は!?」
ミュートに出来てなくて、まだ鯖に残ってたメンバーになになに?と聞かれたがなんでもねぇ、ごめんと返して個チャに返信する。
暇72
[なんで?]
LAN
[いるまが、俺のなつが超可愛くて、って話しててさ]
…あぁ、猫か。
暇72
[あいつが飼い始めた猫。名前が”なつ”なんだよ]
LAN
[えまじ?てかなんでなっちゃん知ってんの]
暇72
[命名現場いたから]
LAN
[本人の前でなつってつけたん?あいつすげぇわ]
本人ってなんだよと言いたいがいい感じに会話の終了地点だったので、特に深追いはせずそこで会話を終わらせる。
暇72
[俺のなつが可愛いってなんだよ]
興味本位で、いるまに個チャを飛ばす。
そして俺も昼休憩でも取ろうかなーと立ち上がった瞬間、返信が来たので再度座り直す。
*いるま
[だから猫だって]
暇72
[知ってるわ
やっぱ名前変えれば?]
*いるま
[いーやろ別に]
暇72
[そんなになつにこだわりあるん?]
*いるま
[ある]
あるとは????
暇72
[俺複雑なんだけど]
*いるま
[何がだよ]
暇72
[なつ可愛いって猫が言われてんのに、俺に言われてるみたいに一瞬思って、んで猫だよなってガッカリする]
*いるま
[なんそれ可愛いやん]
うるせぇそうじゃねぇ。
今は求めてねーんだよ!!
暇72
[勘違いして恥ずくなるからまじやめて]
*いるま
[勘違いしていいのに]
暇72
[うわ出たモテ男のそのムーブ]
勘違いしていいってなに???
それこそ勘違いするが???
猫に嫉妬して、可愛いって自分に言われてるみたいに思っちゃって、んでもちろんそれは違くて。でもほんとだったらいいのになって思っちゃって。
「…..まじか、」
俺これいるまのこと好きじゃん。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
はい終わり。
おつかれっした。
…短い?紫赤要素ねぇってばよ???
おまけ(という名の自己満)です
紫赤付き合いました、紫赤要素まっしまし
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「なつ〜」
「ん?」
「ごめん猫のほう」
「…ん、」
「ごめんって」
むぅ、と頬を膨らませてみると、リスみてぇ、とその頬をむにむに掴まれる。
なつ、と呼ばれた例の三毛猫は、愛されに愛された結果、もちもちふわふわもこもこになった。
最近は毛が抜けて掃除が大変だといるまがぼやいていたけど、その顔もどこか嬉しそうだったのを覚えている。
「なつ〜飯だぞー」
「ねー俺にも飯〜」
「猫耳つけてにゃんにゃんしてくれんならいいよ」
「にゃんにゃん何」
「そんなん(自主規制)に決まってんだろ」
「うーわエロおやじ」
嫌だねー世の中の男はえろばっかで、なんて言いながらミルクをちろちろ舐めるなつの顎のあたりを撫でる。
「いいやん今日にゃんにゃんにゃんの日なんやし」
「うわいるまがそんな事言い出した 」
「違う、リスナーに言われたんよ」
「あーね…余計なこと吹き込みやがって…」
「今日のために猫耳買ったのに」
しゅん、としながら赤のリボンが施された猫耳を取り出す。
多分百均とかにあんな。
いやでも今の百均レベル高ぇからな
「えまってまじで言ってんの?」
「嘘、らんに「これなっちゃん絶対似合うから!」って渡された」
「んなもん渡すな、受け取んな…」
たしかに容易に想像できる。
俺といるまが付き合ってんのがバレて、それ以来強力なのか茶化しなのかわかんねーことをしてくるようになった。
ハロウィンなんかチャイナ着せられたし。
「俺はまじで着けねーから。」
「今日はなつに会いに来たんで」
「絶対似合うのに」
「やっぱお前そっち側なんだな…」
ご飯を食べ終わったなつを抱き抱えて、寝室へ向かう。
なつをペット用のベッドに寝かし、おやすみと言ってもこもこ体にキスをする。
「あ、浮気された」
「違…ッw」
「なに可愛いね今日笑」
「黙れ抱くぞ」
「うーわ可愛くねぇ」
ちゃんちゃん。
コメント
3件
ありがとうございました 真面目に好きすぎてなんかもう 足バタバタしてましたあ☆(?)
コメ欄でリク募集します よければ。 読み切りで書けるやつやと全私が助かります...🙇🏻♀️