(1)〜(4)を読んでから読むことをおすすめします。そうしないと話の流れがわからないと思います。
ぜんっぜん進まない!!!
どうしよう!!
博ペガも書き始めてしまったことによって死ネタが性癖ということがバレてしまう…うぅ…
じゃ本編どーーぞ!
「まず、お前の名前はなんだ?…いつまでもお前呼ばわりだと、その、嫌だろう?」
少し頬をピンク色に染めて、そんなことを聞いてくるツカサくんを、本当に、ほんの一瞬だけかわいいと思ってしまった。まさか王族に、名前を聞かれるだなんて夢にも思わなかったから、少し動揺してしまったけれど。
「…ルイ、僕の名前はルイだよ。」
きっと僕も、ツカサくんと同じような顔をしていたのだろう。なんだか気恥ずかしくて、ツカサくんから視線を逸らす。
「ルイ、か…いい名前だな!!じゃあルイ、オレからの提案なんだが…」
___オレ専属の、使用人にならないか?
自分の笑顔に続け、名前まで褒められ、少しだけ浮かれていたところに、とんでもない言葉が飛び込んできた。
「……え?」
それはそれは間抜けな顔をしていたのだろう。ツカサくんはふっと笑ってから、続けた。
「お城の使用人の中で、同い年の男子が、今いないんだ。だから、今日10歳になる使用人の男子がいると聞いて、無理を承知で、オレの専属になってくれと、頼もうとしたんだが、当の本人が、会場に居なくてな?探し回って、やっと見つけたんだ。ルイがここで泣いて居なくても、言おうとしてたことなんだ、オレ専属の使用人になってほしい、って。」
自信がなくなってきたのか、ツカサくんの声はどんどん小さくなる。本当に嬉しかった、けど、一つだけ、引っ掛かることがあった。
「とても嬉しいお誘いだけど…ツカサ王子は」
「ツカサ」
「へ、?」
「ツカサでいい、類がオレ専属の使用人にならなくても、同じ性別で、同い年のルイに、王子って、呼ばれたくないんだ。わがまま言ってるのはわかってる、でも…」
「…わかったよ、ツカサくん。」
「……!!ありがとう!ルイ!!」
疑問を投げ掛けようとした途端、名前で呼んで欲しい、なんて言われてしまって。
__王子って、呼ばれたくないんだ。そう、寂しそうな笑顔で告げる彼を見てしまえば、首を横に振ることなんてできなかった。
「すまん、何か言いかけていたな、なんだ?」
「その、ツカサ…くんは、さっきの僕の話、聞いてくれたよね…?僕、使用人としての仕事が、全くできないんだ…。だから、専属になっても、ツカサおう……くんの役には立てないと思うんだけど…。」
「なんだ、そんなことか。」
ツカサくんに促され、先程言いかけた疑問を溢せば、ツカサくんは呆れたように笑って、そう言った。
「いいか、ルイ。仕事ができないのなら、オレが教えてやる。オレは生まれてから今日まで、ずっと城で過ごしてきた人間だ。使用人の仕事ぐらい、把握している。そして、オレの世話はしなくてもいい。服も自分で着れるし脱げるし、早起きも大得意だし、部屋もすこぶる綺麗だ!!あー、でも、オレが勉強しているときに、少しお茶を淹れて欲しい、というのはあるな…。だが、オレが勉強をしていないときは、自分の部屋で好きなことをしたり、オレと一緒に遊んだりすればいい。いわゆる“友達”というやつだな!…どうだ?これでも、ルイはまだ何か不安なことが…」
必死に話すツカサくんは、僕が聞こうとしていたことを全て話してくれた。不安なんて跡形もなく消え失せ、どうしようもなく目の前の彼が愛おしくなった。ツカサくんが話し終わる前に、僕は勢いよくツカサくんに飛びついて、
「あるわけがないだろう!!!」
と叫び、彼を力いっぱい抱き締めた。
書いてて思った、司くんが「ツカサ」って言ったとこ、(紛らわしい)絶対類くんの服掴んでるじゃん!!
かわいいじゃん!!結婚!!!
ロゼ王と、博ペガのタイトルを考えて欲しいんです…!って前言ったけど、完結してないのにタイトル決めろとか無理だよね?頭悪いよね??でも、ちょっとアイディアは欲しいです!
ご協力よろしくお願いします!
今回長くてちょっと疲れたので、しばらく休憩もらいますね、すみません。
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コメント
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なんだろ… 「王子様のお友達」とか? ダメだぁぁ思いつかない…
「王子サマと使用人」とか…? 僕の頭ではこれが限界です…(இωஇ`。)