はい、こんちゃ。第二話だよーん。
<注意>
・キャラ崩壊、誤字 脱字注意。
・誕生日とは何も関係ありません。書きたかったとこしか書いてません。
・通報はお控えください。
・土銀なので、腐向けです。苦手な方などは回れ右。
それでも良い方は、レッツゴー。
<土方くん目線。>
さっき、 万事屋と別れた。
「…何で別れちまったんだろ。」
銀時、 絶対傷ついてた。
見たくなかった。恋人が傷つく姿なんか。
でも、これで良い。仕方ないんだ。
これも————銀時の為だから。
別れを決意した日、いつだったっけ…。
* * *
「はあぁあ。仕事めんどくせぇ…」
俺は土方十四郎。真選組、副長だ。
あ、 そうだ。聞いて欲しい。最近恋人が出来たんだよ。 しかも、クソ可愛い。
そう、坂田銀時という恋人が!!
それは もう、幸せ浸りだった。
いつもは面倒臭いと思う仕事も、アイツのことを考えるとすぐにやる気が出てしまう。
末期かな…そう思いつつも、やっぱり幸せだった。
「おい何ニヤついてやがんだ。土方コノヤロー。」
げ、この声は…
「『さん』を付けろって言ってんだろ。総悟。」
「…へい。それより土方さん。アンタ仕事は?」
はぁ。次アイツに会えるのいつだ?
ったく。いつ非番がくんだよ…。
「土方さん!!アンタ、仕事はどうしたんでィ?」
「え、って忘れてたぁぁ!!」
「あれあれ〜?副長ともあろうお方が仕事すっぽかしちゃって大丈夫ですかィ?」
「だぁぁあ!!もううっせ!!」
「チッ。死ね土方が。」(ボソッ
うん。ボソッと言ったつもりだろうけど、バリバリ 聞こえてるから。
つーかわざとだよな?悪意大アリだよな???
ってンなこたぁ言ってる場合じゃねぇ!
今日は歌舞伎町の見回りがあった。
まぁ、 いつもあるのだがな… 。
「チッ。やっぱりめんどくせぇ…」
いつも通りだった。
困ってそうな人助けたり、犯罪者取り締まったり。
そう。あの時までは。
絶望は、何気ない生活であっても、急に来るモノなのだと改めて実感した。
「こんな人のいない路地裏なんざ、見回る必要あンのか…」
人気の少ない、廃れた路地裏に吐き捨てた言葉を 、拾うヤツがいた。
「ンなこたねぇよ。なんてったって此処、治安の悪さで有名だぜ?」
「そうそう。こんな薄気味悪いところ、幕府の犬にでもしょっぴいてもらわなきゃねぇww」
…誰だ?コイツら。
あぁ、攘夷浪士か。人数は…こっから見ると二人か?
こんな雑魚早く片付けちまおう…。色々面倒臭くなるからな。
「オイオイ。なんか言ってくれよォ?真選組副長、土方十四郎さんよぉ。」
「ケッ。黙りこくりやがって…。」
コイツら。俺の情報を知っているのか。
まぁそりゃそうか。流石の俺も、巷じゃ噂の、 副長サン だしなァ。
「…俺に何の用だ。小蝿どもめ。」
もう顔すら合わせたくないのだが過激攘夷浪士リストに載ってるヤツかもしんねぇし。
ヤベェ。銀時不足で死にそうだわ…。
「小蝿って…酷い扱いだなァ。」
「『用』ねぇ…。強いて言うなら攘夷浪士に近づくな…とか?」
「安直だな。オイ。」
「じゃあ、マヨネーズに溺れて死ね土方…とか?」
「いやそれ総悟ォォォ!!つーか『…とか?』って地味にムカつく!!」
「じゃあ、オメェにだけは言われたきゃねーよ…とか?」
「うん。もう黙れよ。」
ったく何なんだこの茶番!!
絶対数十秒無駄にした!!
何敵と呑気にコントしてんだ。コンチクショー!!
「あ、そうだそうだ副長さん。他のヤツに聞いたんだがよォ。」
「…?」
「お前、恋人が出来たんだってな?」
「…は?何でそれを————
「しかもそのお相手、まさかの白夜叉様なんだろ?」
何故知っているんだ。コイツ らが。
誰にも言ってないはずだ。
誰かに見られていた?いや、その可能性は低い。
何故ならここ最近全然万事屋と会っていないからだ。
コイツらを見る限り、最近聞いた情報っぽいしな…。
だとしたら誰が…。
「アンタの『仲間』が教えてくれたんだよ。都合が良いことに。」
「それも、攘夷浪士宛の手紙でな。」
「『仲間』…?『手紙』…?」
「そうだ。しかも、アンタへの暴言と共にな。『死ね土方』ってな。」
「いやそれ、総悟ォォォ!!アイツ何晒してくれてんじゃあ!!」
「ハッ。ザマァねぇな…。」
「何!?アイツどれだけ俺に恨み持ってんの!?呑気に敵に手紙送ってんじゃねーよ!!うぜぇ!!お前が死ね総悟ォォォ!!」
予想外の人物()で流石に俺も、シャウトしざるを得なかった 。
何でアイツが知ってんだよ…!!
「オイ。わかってるよな?」
「っ…。な、何がだよ…?」
「しらばっくれやがって。この場で白夜叉の名を出した———。」
コイツら…もしかして…!!
「アイツがどうなってもいいのならこっちに接触するが良い。だが、アンタの仲間の話じゃ、随分白夜叉を溺愛してるみたいじゃねぇか。」
「俺ら攘夷浪士を舐めちゃいけねぇ。何せ、 手段は選ばねぇタチなんでな…。」
「ハッ。そう来たかよ。お前ら…汚ねぇマネしやがって。」
「お互い様だ。」
「…チッ。」
さて、どうしたものか。
真逆こいつら、 こんな汚ねぇマネしてくるとはなぁ。
アイツは———銀時は絶対怪我なんて追わせたくない。
それどころか巻き込むわけにもいかねぇ。
今回は…
「ったく仕方ねぇ。市民の命がかかってるんだ。今回のところは見逃してやる。」
「へっ。そりゃそうだろうな。『可愛い恋人』に何かあったら、 たまったもんじゃねぇだろう。」
クソッ。警察がこんなマネすんのは絶対許されねぇ事だ。
が、正直に申すと、俺は銀時の方が大事だった。
だから、だから————
「早く行けよ。まぁ今回だけだが。次会ったら覚えておけよ。」(ギロッ
「っ…。は、はは!上等だ!!俺らを舐めんじゃねぇ!!」
「そうだ!!次また何かあったら副長さんの恋人、痛めつけてやらぁ!!」
ったく、最後までうるせぇ輩だな。
顔は覚えた。覚悟しておけよ。小蝿どもが…!!
「それと、総悟。後で切腹だな…。」
人気の無い、廃れた路地裏に吐き捨てた言葉を、今度は誰も拾わなかった。
もうすぐ夕暮れだ。俺は絶体絶命な状況にいる中で、空は只々綺麗だった。
そんな空に、タバコの煙が立ち込める。
<真選組屯所にて>
「どうすっかねぇ。」
「お?何だトシ。お前が悩み事か?珍しいなぁ。」
「あぁ、近藤さん…と総悟。」
「オイオイ、俺を付け足しみたいに言ってんじゃねーぞ。死ね土方。」
屯所に戻ったのだが、何も追い詰められているという現状は変わらなかった。
それに、めんどくせぇ奴らに聞かれちまったぞ。
「悩みというか…まぁ、こっちの話だ。」
「そうか。そういえばトシ。聞いたか?ここら辺に過激攘夷浪士が出たって。」
「…は?え、マジでか。」
「そうなんでさァ。けど残念なことに捕まえられなかったらしいですけどね。」
「二人組か?」
「お、すげーや土方さん。合ってますぜィ。二人組で、何かに逃げてたとか何とか…。」
もしかして、さっきの奴らか?
え、アレ、過激攘夷浪士だったの?
(自分でさっき言ってた。)
俺としては、ただのバカかと…。
「…オイ、トシ。お前、何か知ってるのか?」
「へ…え、い、いや〜???何も〜??」
「ヘッ、 目が泳いでやーんの。いや〜絶対何かありますよ近藤さァん。」(ニヤァ
こ、こいつ…!!
バリバリわかってんじゃねぇかァァ!!
俺とあのバカどもの会話、見てただろ!!もしくは盗聴してただろ!!
「何かボロが出る前に、早めに仕留めといた方が良いんじゃ無いですかィ?」
「いや、ボロ出させてるのお前!!」
「局長〜!!大変です!!ーーー!!ーーー!!」
この声はザキか…。
「マジでか!?仕方ねぇ。オイ総悟、 お前も来い!!」
「えぇ…。わかりやしたよ。近藤さんの頼みなら仕方ねぇ。」
っしゃ!!やっと面倒臭いのが居なくなる!!
「あ、そうだ。 土方さぁん。過激攘夷浪士との面会、お疲れ様でした〜笑」(ボソッ
「総悟。お前後で切腹。」
はぁ。 マジでダルいこいつ…。
「つーか俺は…?」
さて、本題に戻ろう。
このままでは、銀時に被害が出てしまう件についてだ。
多分、アイツら俺が何かしなくても、銀時に何か手を出すつもりなのだ。
俺を徹底的に貶めるために。
銀時に手を出させない方法…。 それは何なのか。
で、考えた。その結果…。
銀時と別れることだった 。
多分、俺の『恋人』即ち『大切な人』だったから、銀時に目をつけたのだろう。
ならば、銀時と別れ、もう会う素振りすら見せなければあのバカ達も諦めるだろう。
しかし、それは跳んだリスクが生じてしまう。
正直に言おう。俺は銀時がいないと生きていけない。タチの悪い廃人だ。
たかが数週間会っていないだけで、虚空を見つめ急に叫び出したり、電柱に意味もなく頭にぶつけるなどと、かなりの奇行を繰り返しているのだ。
もう一生会えないとなると…死にます。
でも、もしこのまま交際を続け、銀時の身に何かあったら…?
たまったもんじゃ無い。
仕方ない。別れるしか道はないのだ。
銀時の身に 何かあったら… と自分言い聞かせた。
本当はイヤだけど、辛いけど、こうするしかない。
これも————銀時の為だから 。
「銀時、俺はお前の事、大好きだから。」
…が、そう告げたはものの、やはり抵抗はあった。
だから、そう簡単には言えなかった。別れよう、だなんて。
時々会ったり はした。どこぞの居酒屋か、ファミレスで。
でも上手く笑えなかった。言えなかった。いつまで経っても。
結局俺は、どこまで行っても最低なんだなぁ 。
こんな関係をウダウダ続けて。怖い、コワイ。
アイツの身に何かあったら? 怖い 、コワイ。
もう、いっそ銀時が怖いよ。
これじゃあ、ダメだ。前と何も変わらない。
言え、言うんだ。あいつの身に何か起きても遅いんだ!
最後の———そう、本当に 最後の感情整理の後、俺はすぐさまアイツを呼び出した。
* * *
「別れようぜ。俺達。 」
冷たいけど、違うんだ。
愛の裏返しなんだ。
「え…?何、言っちゃてんの…?」
銀時は、 戸惑っている。
まぁ、そりゃあそうか。急に別れ話だもんな。
早く、行こう。この場を逃れよう。
「…じゃあ、 そういう事で。」
俺は走った。
怖かったから。銀時を見るのが。
ごめんなァ、 銀時。お前の返答聞けなくて。
お前がさ、俺の事 どんぐらい好き、とかソウイウのはよくわからないけど。
だけど、わかる気がした。今なら。ちゃんと好きだって。
でも、最初から決まってたんだ。こうなるってん のは。
でも、やっぱり———。
急に脅されて、そいつが最低最悪野郎で、しかも その内容が恋人と別れろだって?
「こんな仕打ち、アリかよ …。」
小さな呟きは夕暮れの空に溶けてゆく——— 。
はい、お疲れ様でした!
この攘夷浪士展開、こないだのでもやったな…とか思いました。
アイディアが乏しいんですよ、私。
コレ続ける気がない…。え、いる???
というか、マジでスタコメ下さいッッ!!
スタコメで頑張れるんです…!(ってオイ。)
もうここまで来たら、意地でも下さい。スタコメ待ってます。笑
じゃ、さいなら!!!
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