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ぼくが自分の性別に違和感を持ったのは、身体が成長し始め、胸が膨らみ生理が始まった小学4年生の頃でした。
周りも成長し始め、男子は女子と関わらず、子は大人しくなっていくころ、それに反してぼくは、外で遊ぶのが大好きでした。
休み時間は必ず男子に混ざって鬼ごっこや、ドッチボールを楽しんでいました。
その時は、それを何も不思議に思いませんでした。
外で遊ぶのはぼく一人ではありませんでしたし、ぼくにとってそれが普通で、周りから見ても珍しいことではなかったからです。
ぼくは、兄がいることもあり、小さい時は、近所の友達と鬼ごっこを良くしていました。
人形遊びやおままごとは逆に嫌いだったように思います。
お母さん役やお姉さん役をするとき、〜よ、〜だわ、などの言葉遣いをするのが、なんとなく嫌でした。
4年生になったばかりのある日の朝、ぼくに初潮がきました。
母も父も喜んでくれて、赤飯を炊いてお祝いしてくれましたが、ぼくはそれがたまらなく嫌だった。
女になっていく自分の体が気持ち悪かった。
段々大きくなっていく胸も、嬉しいはずの大人になった印もぼくにとって、本当に気持ちの悪かった。
毎日毎日、風呂に入るとき胸を押しつぶしていました。
これ以上大きくならないでほしいと願いながら。