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大森靖子サマ 劇的JOY!ビフォーアフター
みぅです🤍🥀 読ませてもらいました。 「おはよ」の3文字にここまで心を揺さぶられる主人公の心情、すごくリアルで胸が締め付けられました。自分でも重いってわかってるのに止められない、でもそれも含めて愛してくれる相手がいる——この歪で純粋な関係性、めちゃくちゃ刺さります。 「気持ち悪くなきゃ気持ちよくなれない」の一文、重すぎて何度も反芻しちゃいました。続きが気になります…!
朝。
目が覚めて一番に開いたのは、恋人とのトーク画面だった。
なつは布団の中でスマホを見つめていた。
『おはよ』
たった3文字。
でもなつは考えすぎてしまう。
(これ機嫌悪いのかな)
(それとも眠いだけ?)
(めんどくさかった?)
自分でも馬鹿らしいと思う。
ただの文字の羅列の言葉遣いや句読点だけで、気にしてしまうくらい彼のことが好きだ。
結局三分くらい悩んだあと、
『おはよ!』
と返した。
送信した瞬間に後悔する。
『!』いらなかったかも。
いや、少なかったかも。
考え始めると止まらない。
(こんなんじゃ嫌われちゃう)
そう思うとどうしようもない不安に襲われる
(いるまがいなくなっちゃったらどうしよう)
俺は今いるまのおかげで生きれてるといっても過言ではない。
いるまがいないくらいだったら死んだほうがまし。
死を意識するからこそ、生きることがまぶしく見える。
幸せというものは一瞬で、そのイメージを捉えた瞬間それは過去になる。
まるで水みたいだ。
掴めたと思った頃には零れ落ちている。
だから何度だって確かめたくなる。
好きだと言われても、
可愛いといわれても、
まだ足りない。
明日になれば不安になることを知っているから。
それは触れ合う温もりも同じだ。
気持ちいいのは一瞬。
満たされたと思った瞬間からまた欲しくなる。
何回愛し合っても足りない。
何度抱きしめられても足りない。
むしろ欲しいものは増えていくばかりだった。
よくこんなことを言われる。
『いいな~いるまの彼女は可愛くて
俺の彼女は面倒くさいし交換してほしいくらいだよ』
でもそんな可愛いはいらない
「付き合ってるんだったらちゃんと愛せよ」
そう思ってしまう。
素直に喜べない自分が嫌いだ。
でも外から見えてるほど自分は可愛くない
自分でもわかっている
愛が重いことくらい。
(ほんと面倒くさい彼女だな。)
と自分でも思うくらいにすぐ嫉妬するし不安になる
でも自分が思っている以上に彼のことが好きだった。
どれだけ一緒にいても足りない。
そんな自分が気持ち悪い
でも、気持ち悪くなきゃ気持ちよくなれない。
+++——————————————————————————————————+++
メッセージを送ったあと、スマホを置く。
たった三文字。
きっとなつはまた余計なことを考えているんだろう。
そういうやつだから。
なつは自分の欠点ばかり数える。
でも俺から見れば、
誰よりも優しくて。
誰よりも可愛くて。
誰よりも愛おしい。
本人だけがそれを知らない。
なつが苦しんできたこと。
辛かったこと。
全部知っているからこそ、今のなつがいることが尊い。
苦労を含めて君そのものが愛おしい。
今日も俺らはお互いの愛を確かめ合う。
まただ。
不安そうな顔。
愛されていることを知っているくせに、
確認しないと眠れないみたいな顔。
本当に面倒くさい。
でも、
そういうところも含めて好きなのだから仕方ない。
だから今日も思いを口にする。
+++——————————————————————————————————+++
いるまの手が俺の髪をくすぐる
「大好き」
「今日もかわいい」
いるまはいつも俺を褒めてくれる
好きだ、と言ってくれる
言い過ぎというくらいに。
それなのに
足りない。
「ねえ」
「ん?」
「おばさんになっても愛してくれる?」