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🐴馬車の近く
「いたたた...ミナちゃん,優しくできない?」
「僕も強く言えないんだけど,けが人はおとなしくしろ」
「「お前より軽いだろ!!」」
かなめとレオンの声が重なる.さっき,かなめが戻ってきたというか,霧の中から投げられた.
「やっぱ,ミナちゃんが行ったほうが良かった...?」
「チッほんっと!馬鹿だな?かなちゃん?」
🗯️ミナからかなめへ
「あんたさぁ……何しに行ったの?」
「 “自分が行くしかない”って顔してたくせに、 負けて帰ってきてどうすんのよ」
「わたしは、あいつの“最後”を見た。 あいつがどんな顔で、どんな言葉で、 どんな風にあんたを信じてたか、知ってる」
「だから、わたしが行くはずだった。 でも行けない。だから、あんたが行ったんでしょ?」
「だったら、ちゃんと向き合ってきなさいよ。 あたしの代わりに、 “あいつ”と」
「それしか,できないんだから...な?」
「ミナちゃん...!」
「俺,もう一回行ってくる.今度こそ,伝えてやるから」
🌁再び
俺は,間違った選択をしない.これは,正しい選択だ.
“自分のため”ではなく、 “うるみやのため”にもう一度向き合う
馬鹿な俺には,それしかできない
「なんや,また来たんか.何度やっても同じ.それともなんや?答えが出たんか?」
「……俺は、あの時お前を見捨てた。 でも今は、 “お前の痛み”を知ってる奴がいる。 ミナが、ずっとお前のことを覚えてた。 だから俺は、今度こそ——“お前を迎えに来た”」
「だからなんや?理由は?俺を見捨てたわけは!?」
「……あの時、俺は怖かった。 お前を助けようとして、誰かを失うのが怖かった。 だから、見て見ぬふりをした。 それが“見捨てた”ってことなら……そうや。俺は、お前を見捨てた」
「けどな、今は違う。 お前がここにいるなら、もう一度…… “選ばせてくれ”」
「おれは...!こんどこそ,間違えたくない!ミナを,守りたいんだ!ミナは,俺の,唯一...慕っている友達だから!」
「それが,答えか...友達...な」
「はぁやっと本音が聞けたわ...な,なんで俺の服がそのまま残ってるか知っとる?」
「は?作り直したんだろ」
「ちゃう,ミナがな,あの時俺に手を伸ばしたやろ?」
「ん?そういえば...そうだな」
「僕が,うるに魔法をかけたんだ.保存の魔法をね」
「こら!動くなって!」
ミナちゃんが俺の背中に乗っかってくる.こいつは,ほんとにいろんなとこに長けている.
「ったく,ほんま,変わんないなミナちゃんは」
「そう?」
「あぁ,俺と最初会った時も骨折してたもん」
「・・・バカはお前のほうだな」
「「ミナァァァ!!!!」」
カイとレオンが怒っている.どうせ,ミナが勝手に動いたからだろ.でも,ミナは俺が守りたいんだからな.
「かなめ,有言実行しなよ?」
「あぁ,天才詐欺師の名に懸けてな!」