テラーノベル
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すごくすっごくお久しぶりです。
進級して中間やら何やらで時が過ぎ、いつの間にかすっかり忘れていたこのアプリの存在を。
リクエストしていただいた方々、大変申し訳ないです。心よりお詫び申し上げます。
これからの投稿は長期休み期間になると思います。こんなズボラな奴ですが、それでも応援してやるよって方、ありがとうございます。そして、頑張らせていただきます!
前置きが長ったらしくなりましたが、今回のお題は「ブルーロックの玲潔で攻めがヤンデレor執着系」というものです!
こちらはリクエスト作品です。リクエストしていただいた方、ありがとうございます!
それでは本編へどぞ〜!
⚠2人ともサッカーしてません
潔がかなり受け身です
潔side
今日の朝ごはんの目玉焼きは双子だったみたいでなんだかとてもラッキーな1日になるような気がした。
この時の俺は今日1日が俺の人生で最大の不幸が降り注ぎ、 また、大きな分岐点だということも知らずに。
学校
玲「よっ、潔!おはよ!」
潔「おはよ!玲王」
屈託なく笑い、オダマキのように綺麗で自信に満ち溢れたような色の瞳を持つ彼。
御影玲王は俺の高校上がってから初めて出来た友人だ。
玲王は顔も性格も良く、勉強も出来る上に運動出来てしまうという何とも反則的な才能のおかげで女子からの人気がひっきりなしだ。もちろん、優しいので男子からも人気だが。
…天は二物を与えずっていうのは所詮ただの言い伝えだということが証明された。
玲「潔!次の授業移動教室だぞ」
潔「あ、そうだったっけ?ありがと」
玲「ったく。潔ってなーんか抜けてるよな」
潔「んー、そうかな?」
玲「うん。お前、たまにぼーっとしてるし、人の話聞いてない時あるし」
潔「ぅ゙、ご、ごめん…」
玲「ははっ!…それに、他の奴らに警戒心ゼロでベタベタ触らせるしさ」ボソッ
潔「ん?ごめん、何て?」
玲「まーた言った傍から上の空かぁ?」
潔「いやいや!今のは聞き取れなかっただけ!ちゃんと集中して聞いてましたー!」
玲「はいはいw」
…うん。やっぱり玲王は優しいし気遣いも出来るいい奴だな。玲王と友達で良かった。
玲「あ、そうだ。今日俺ん家来ねぇ?前言ってた新しく出来たゲーム買ったから一緒にやろうぜ!」
潔「まじ?行く行く!」
玲王は親と別々で暮らしてるからこうやって玲王の家にお邪魔させてもらうことは珍しくない。
というか今更だけど高校生で一人暮らしってすごいな。俺は絶対無理だ。そもそも寂しくなると思うし洗濯とか掃除とかいろいろやらなきゃいけないことを1人でするとなると休日が潰れる。
玲「じゃ、今日の放課後待ってるな!」
潔「おう!」
放課後〜玲王の家〜
あれから放課後に玲王の家にお邪魔させてもらって小一時間が経った。
潔「玲王。お手洗い借りてもいい?」
玲「いいぜ。場所はもう分かるよな?」
潔「うん」
そう言いリビングを出てこのだだっ広い廊下を歩いていく。行く途中には何個か部屋があり玲王が御曹司だということを改めて実感する。
突き当たりの扉を開ける。
そこには額縁に入れられた俺の写真がびっしりと何百枚と貼られている。
潔「…え?」
俺の脳にはその時、額縁高そうだな、とか、あれ俺がなくしたと思ってた物じゃなかったっけ?とか、的外れな考えばかりが脳裏を過ぎていく。
違う。そうじゃない。そこじゃないだろう、自分。今、考えるべきことは、ここからどうやって去るかだ。
あれ、久しぶりに来たからお手洗いの場所間違えちゃったな。
違う。
ここ、玲王に開けるなって念押されてた部屋だっけ
違う。
ここの部屋だけ入ったことないから気になってたんだよな
違うって!!!!!
こんなこと考えてる場合じゃない!はやく、早く早く。この扉を閉めて、何もなかったことしないと!!
どくん どくん どくん
嫌な冷や汗をかいて、変な心臓の高鳴りがする
あれ、あの写真、俺の部屋じゃん。
バヂッ!!!!!!!!
大きなショック音と共に俺の記憶はそこで途切れた
潔「ん…ぅ、…?」
目が覚めるとそこは全く知らない景色が広がっている。
体を起こす。
ガチャン
?
音の鳴る方を見る。ベッドヘッドから伸びた鎖をたどると俺の手首が手枷でつながれている。
足も同じ様に片方だけが
なんだ、何なんだ。これは。
頭が、体が、危険信号を出す。
耳鳴りがする。
それでも俺の脳みそは嫌にクリアで周りを見渡す。
俺がいるのは白色を基調としたレース生地に黒色の刺繍糸で描かれているバラの天蓋付きベッド
白色で足が金色がかってるクロゼット
とにかく白を基調とされた家具が並んでいる。
ガチャ
玲「お、起きたか。痛いところはないか?ちょっと焦って強さ間違えちまってさ…ごめんな?」
そう言いいつものように屈託なく笑う。
続けて言う
玲「あぁ、やっぱ潔には白が似合うな。思った通りだ。この部屋どう?全部潔のために用意したんだぜ!いや〜この部屋に潔が居るの、もう少し先だと思ってたんだけど…思わぬ収穫ってやつ?本当に今日は一緒にゲームして楽しもうと思ってただけなんだけどさぁ、潔が遅いから様子見に行ったらあの部屋の扉開けて突っ立ってるから焦ったわw」
などとペラペラと聞いてもいないことを話していく。
ナニヲ、イッテイルンダ?
分からない。どうして自分はこんな状態でいるのか。どうして、玲王が恍惚とした笑みを浮かべて、嬉しそうに話しているのか。
あぁ、そうだ、何故、俺がこんなふうにされているのかを、聞かなくては。
そう、思っているのに怖くて、これ以上俺の中にある”仲のいい友人”という御影玲王を消したくなくて口に出すのが躊躇われる。
玲「俺が潔のこと好きだからだよ」
まるで心の中を読み取ったように玲王が答える
玲「ははっ、何で分かったんだ、って顔してるな?潔は分かりやすいからな〜。すぐ顔に出るし。ま、そんなところも可愛いんだけど。
でもさ、潔、誰にでも笑顔を振りまいて、優しく接して、その体に触れさせてってするのは…いただけないな。俺の、俺だけの潔なのに。俺のものなのに。」
玲王が俺の頭を優しい手つきで撫でる
でもどこか咎めるようなその手つきに、つー、と嫌な汗が背筋を走る
玲「入学してから潔と初めて話した時思ったんだ。あぁ、これは運命だって。」
潔「運、命…」
何か言わないと玲王のペースに持っていかれそうでオウム返しのように繰り返す
玲「そう。運命。今まで俺の周りにいる奴らは俺の経済力、地位、スペック、そんなもので俺を認識していた。そんな中、潔は、潔だけが違ったんだ。俺をそんな不確定要素で俺を測らずに接してくれた。初めて話すやつなんて全員俺に取り入ろうと必死に話題を作って、愛想笑いをしてすり寄ってきた。でも潔は素の笑顔で話題を作ることなく俺を”御影”としてじゃなくて”御影玲王”、1人の人間として見てくれたんだ。嬉しかった、心地が良かった、…ずっと傍においておきたいと思った。好き、なんて言葉じゃ言い表せない程に潔のことを愛してるよ。」
玲王が話す。俺への思いを。
俺は玲王のことを気の合う友人としか見れない。
玲「だからこうやって檻に閉じ込めて、俺しか見れなくして堕とすんだよ。ゆっくり、じっくりと時間をかけて俺無しじゃ息ができなくなるように。」
あぁ。俺の知る”御影玲王”は全てこの時のために用意された化けの皮だったのか、と悟る。
玲「全部が全部演技じゃねぇぞ?潔の隣は息がしやすかったから。ありのままを生きれた。俺はお前無しじゃ生きてけない。息が出来ない、出来なくなっちまった。ごめんな。お前はここから出れないよ。外に出してしまえば俺の手の届かない所に行っちまうだろ?そんなのは、耐えられない。きっと俺が俺じゃなくなって手段を選ばずお前を俺の傍に縛り付けるだろうから。そんなことを望んでいるわけじゃないんだ。だからこのまま大人しく俺の傍にいてくれよ。」
オダマキの瞳がどろどろと濁り仄暗い笑みを浮かべながらこちらを見つめる。
当たり前のように俺の心を覗くその瞳が怖くてたまらない。
俺は、この檻から、逃げられない。
玲「大丈夫。潔もそのうちここが生きやすい場所になるから。」
玲王がそっと俺の体を抱き寄せる。
潔「い、やだ…かえして、帰せよ!」
何とか抵抗をする。
だが玲王は抵抗をものともせず俺を組み伏せる。
玲「潔。」
先程の穏やかな声とは打って変わってゾッとするほど氷のように冷たい声がこの部屋に響く。
潔「ひっ、」
思わず喉から悲鳴が出る。
玲「俺が潔無しじゃ生きられないように、潔も俺無しじゃ生きられないようになろうな。」
断固として、これが当たり前だと言うように、お前に選択肢はないと言うように、俺にとって死刑宣告のような言葉が彼の口から紡がれる。
服の中に手が入り込んでくる。
玲「大丈夫。優しくするから」
そう言い幼い子供がプレゼントをもらう時のような笑顔を浮かべながら目の前の悪魔は俺の体を貪ってゆく。
潔「ひ、はっ、ぁ…あぁぅ!♡も、いやだ、…やめて、…やめろよ、れお、…なんで、こんな…あっ!♡」
玲「言った、だろ、?俺が潔のことをこの世の何より愛してるからだよ、っ!」
パンパン、と肉と肉がぶつかる音が部屋に響く。
純白のこの部屋とは不相応なその音に嫌悪感を抱く。
潔「ひっく、…あぁっ!♡…ひ、ン♡ぅぅぅ゙ー♡ぐす、…」
玲「泣くな、潔。泣いてる潔も綺麗だけど俺は笑顔の方が好きだ。」
お前が泣かせてるくせに
そう言いたいのに俺の口からは甘ったるい喘ぎしか出てこなくて嫌になる。
ぐちゅ、…ぱちゅ♡と厭らしい音が響く。
潔「も、やだ…ぁっ♡お、わり!♡」
玲「まだ。出来ることならずっとこうして潔と愛し合っていたい。」
この快楽を少しでも感じたくなくて、殺す気か、俺がお前を愛すことはない、などいろいろな考えが頭をよぎる。
玲「潔は俺を愛すしかなくなる。必ず、そうさせるから。
愛してるよ、世一♡」
この男からは逃れられない。
ずっとずっとこの檻の中でただただ鳴かされるだけ。
玲王はやると言ったらとことんやる奴だ。
きっと俺は玲王の言う通り、玲王無しじゃ生きてけなくされる。
勘違いしていた。自信に満ちあふれているんじゃない。俺を逃がすまいととぐろを巻いてずっと機会を伺っていたんだ。
そんなことにも気づかなかった俺も、俺みたいな奴に狂わされたこいつも…愚かだ
オダマキ[花言葉]
〈愚か・必ず手に入れる・勝利への決意・心配して震えている〉
HAPPY、END………?
思ったより不穏になりましたね…。こんなはずでは…まぁ重い系は好きなので大歓迎ですが!
あほえろじゃない作品は久しぶりなのでご容赦ください。表現や誤字脱字があるかもしれないですけど温かい目で見守っていただければ幸いです……!!
それじゃ、次回の作品に取り掛かります!
多分カイ潔かな…?🤔
ばいば〜い
コメント
1件
いや、国語力高ぁ…