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太中小説
中也は椅子に深く腰掛け、珍しく無言で帽子を
いじっている
その様子を太宰は机にもたれながら眺めていた
太宰「ねえ中也」
中也「……なんだよ」
呼ばれて顔を上げた瞬間
太宰は何の前触れもなく一歩距離を詰めた
中也「……っ!?」
次の瞬間、太宰の腕が中也の腰に回る
中也「ちょ、太宰!? 何して――」
太宰「好きだよ」
中也「――っ/////!?!?」
耳まで赤くなり言葉が詰まる
中也「て、てめぇ……急に何言ってやがる……!」
中也「急じゃないよ、前から」
太宰は少しだけ腕に力を込める
太宰「中也が無茶するたびにさ、嫌になるんだ」
中也「……は?」
太宰「失いたくないって思う自分が」
中也は完全に固まっていた。
中也「……そ、そういうのは……」
太宰「ん?」
中也「……心臓に悪いから、やめろ……」
声は小さく震えている
太宰「可愛い、今の中也」
中也「っ!? てめぇ今すぐ離れろ!!」
太宰「嫌じゃなかったでしょ」
中也は帽子を深くかぶり直す
中也「……次、やる時は……」
太宰「うん」
中也「……せめて、場所を選べ」
太宰「了解じゃあ、また今度ね」