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「じゃあ、後は頼んだぞ”ガニュメデス”」
皆は、ガニュメデスにゼウスの事を任せた。
彼はトロイアの王子であり、給士係(酒注ぎ)
の仕事をしている。
昔給士係だった青春の女神、へべがその地位を降りた時にゼウスが彼の美貌を見初め、大鷲の姿となり攫ってきたのだ。
そして彼その代償に永遠の若さと命を与えられ、
また彼の両親の悲しみを少しでも和らげるため
水瓶座にもなっている。
言わばゼウスのお気に入りだ。彼になら安心して任せられるだろう。
そして皆は地上へと降りたった。
人間の都市が発展して神はあまり信じられなくなり、地上へ行くことは減っていた。しかし皆は
目の前の光景が信じられなかった。
洪水、竜巻、台風、豪雨、猛暑、寒波、干ばつ……
各地で色々な異常気象が起こっていた、逆に起こっていない方が珍しい程に
そして皆はすぐに察した、これはゼウスの不調のせいだと、昔から神が不調になる度、バランスが崩れ、何処かで異常気象が起こることがあった。
ゼウスの不調はかなりの激しさであり、このまま死んでしまうのではないかという程だった。
前代未聞のこの異常気象は、ゼウスを回復させる他方法がない。
早速皆はそのうちの被災地に行った。もう全部が被災地ではあるが、そのうちまだ生きていて、もうすぐ壊れるところに行った。
人間は自分達が神だと分かるのだろうか?街を歩くとすがってくる、オーラというものだろうか?
そこで自分達が神と分かるなら、上の人間に話をつけたいので、案内を命じた。
案内されたのは、大きな都市だった……はずの
ニューヨーク、
今は洪水と暴風でほとんどが崩れ、街は瓦礫の 灰色と、人の血の赤黒さが目立つ地獄絵図だった。
瓦礫の間で、人々は互いに助け合いながら必死に生き延びている。
そのうちに誰かが呼んできたのか、ある人物が歩いてきた、話を聞くに、ニューヨークの大統領だった。
彼は最初ほかとは違い神ということを信じなかったらしい、だが姿を見たら信じるだろうと、案内の者が連れてきたらしい。
やはり人間はオーラが感じられるらしい、すぐに信じた。
私達は、詳しいことは言わずにこれだけ言った
「人間を11人選び、戦わせたい、そうしたらこの異常気象も収まる」
大統領は少し驚いた、いやかなり
「つまり11人死ぬということですか?」
「いや、10人だ、1人は生き残れる、そして、その11人は、私達が決めさせてもらう」
彼は悩んだ、何分も悩んだ。私達は待った、そして
「分かりました」
その返事が返ってきた。
さあ、そうと決まればすぐにでも探さなければならない。生贄を決める