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魔法使い⛄
僕は見習い魔法使い。夢は世界一の魔法使い。
もっと強くなるために、各地のダンジョンを
まわっている。
⛄「はぁっ!!…」
シュー……
⛄「や、やっと死んだ……」
⛄「この竜…強かったな……」
僕はモンスターの種類とか分からんから、
出会った奴から適当に倒して、いつもふらふら
歩き回っている。
⛄「えっと…次のとこは……あっち?」
………
⛄「……ここ、どこや?」
僕はとてつもない方向音痴なので、
よく”マイゴー”になる。でも、大丈夫。
⛄「壁を壊せばええんよな〜」
⛄「えい!!」
バゴーーン!!パラパラ……
⛄「また加減ミスった…練習せなあかん…」
見習い魔法使いなので、魔法の加減は苦手。
練習をサボってるから上手くならない。
まあでも敵を倒せればええんよ!
⛄「飛ぶのにも体力使うの大変やな…」
⛄「……ん?上に誰かおる」
魔法使いは生き物の探知くらい簡単にできる。
僕は見習いだから、近くのものしか分からん。
⛄ヒュンッ「こんちゃっちゃ〜」
男ビクッ「!?」
⛄「?驚かせちゃいましたか?」
男「……お、お前、なんで飛んでる?」
⛄「へ?」
何言ってるんやろこの人、当たり前やないの?
男「飛んだ人なんて見たことないぞ!?」
⛄「はえ??」
男「しかもダンジョンの壁を壊した!?」
⛄「別にいつもやっとるんやけど…」
男「は!!??」
男「そんな……人間には不可能だぞ!!??」
⛄「え?いや僕人間ですよ?」
男「本当に…?じゃあボスは倒したか?」
⛄「あ、そうや聞きたいことあるんですけど」
ドサッ
⛄「この竜、ここのボスですか?」
男「なっ………!!??」
⛄「?」
男「そ、その”龍”……あの伝説の!!?」
⛄「?竜と龍って何が違うん?…ですか?」
男「そんなもんと比べもんにならないぞ!!」
男「龍は世界を滅ぼしかけた…」
⛄「へぇ〜」
男「お前はそれを倒したんだぞ!!??」
⛄「でも僕まだ見習いやから、無理ですよ」
男「は!?何言って……」
⛄「多分勘違いやないですか?
もう行きますねー」
男「おっおい!!」
面倒くさすぎて、逃げた風になってもうた。
さっきの人、何言うとったんやろ。
おかしい人やったな。
飛ぶとか、ダンジョンの壁を壊すことなんて、
今までずっとやってきたことなのに…
⛄「ま、とりあえず僕はまだ見習いや」
⛄「世界一になるには程遠いなぁ…」
ー王都ー
「大変だ!!伝説の魔法使い様が!!」
「あの方は当たり前のように龍を倒した!」
ザワザワッ
なんだと!!?
龍を倒すなんて!!
「今はどこにいるんだ!?」
「あれが見習い魔法使いなわけないだろう」
「まさに”世界最強”だ」
⛄「あっ新しいダンジョン発見!」
⛄「世界一を目指して頑張るぞー!」
⛄が知らぬうちに世界一になっていたことを
知るのは、まだ先のこと……