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「は…?」
「家庭教師?」
「しかも今日かよ」
ピーンポーン
「もう来たし…」
『あの〜、今日から 来ることなってる家庭教師なんですが〜』
『開けてもらって良いですか?』
「はーい」
「はーい」
そう気だるげな返事が聞こえる
ガチャ
そうすると黒髪の少年が出てくる
私は大瑠葉 加奈
この子の家庭教師だ
「君が羅舞くんかな?」
「…うん」
すっごい警戒されてる気がする
まあこれから仲良く出来るだろうし頑張ろう!
駄目だ
この子全然勉強しない
1週間ちょうど経ったのに部屋でずっとなんかしてるし
やっぱり最近の学生って勉強嫌いが多いのかな?
というか、どうやって部屋の中で生活してるんだろ…
次の日
私はいつも通り羅舞くんの家に来た
ピーンポーン
そうインターホンが鳴るが反応はない
出掛けてるのかな?
だとしたら凄く珍しいけど、もう少し待ってみるか
1時間後
来ない…
もう1時間も経ったのに
なんでだろ
そうすると1人の女の子がやってきた
「あなた誰ですか? 」
「私はこの家に住んでる子の家庭教師なのですが…貴方は?」
「私は黒井梨伽と言いましてこの子の同級生です。」
え!?あの黒井家のお嬢様!?
「え、あの黒井家のお嬢様ですか?」
「はい、恥ずかしながら」
「すみません無礼をしてしまい」
「いえいえ、それよりこの子の家に入ることは出来ますか?」
「いえ、今居ないようで…」
「そうですか…では」
グサッ
「さようなら」
え…
今私刺された…?
「な…んで…?」
「せっかくですし教えてあげましょう」
「この子の友達は私のいじめで自殺し、その後この子が不登校になりました」
「…え」
「そして引越したそうですが住所特定の最終手段…情報屋を使い来ました」
「そして今に至ります」
なるほど…
あ、もう意識が…
私死ぬのかな…
お母さんによく言われてたけど
知らない方が幸せな事ってあるんだね…
あーあ幸せだったなぁ知らない時は
黒井梨伽視点
はぁ、苦労させやがって羅舞が
消息不明か…
まだ生きてるだろうけど夜中のうちに引っ越したか…
また情報屋使うしかないか
穂乃香のこと聞きたいのに
こんな私が彼女を殺してしまったんだから《自殺まで追い込んだんだから》
「はぁ、さっさと帰って着替えないと 」
黒井家
洗面所
「はぁ…」
ドライヤーから暖かい風が吹く
「梨伽様、舞踏会の準備を」
「ええ」
「こちらのドレスにお着替えください」
「分かったわ」
白…かぁ
嫌いなんだけどなぁ白
まぁ、着替えるしかないか
〜お着替え後〜
なにこれ、重いし目立つし動きにくいんだけど
見た目で判断したやつじゃん
はぁ〜
しかも下も白のハイヒールだし
終わってるわこの家系
それでも舞踏会に行くのかぁ
屑野郎共だなぁ
そのころ
羅舞
あっぶねぇ〜
特定してくるとか黒井なんなんだよ
夜のうちに引っ越せて良かったわ
ま、ここならアパートだししばらくはバレねぇだろ
にしても、黒井、何処の情報屋使ったんだ?
多分金目のもので釣ったんだろうな
んで、金が欲しいやつ.,.
結構絞れるな
調べるか
カタカタカタカタカタ
ん?
グライナ 依頼表
カチッ
10月2日
黒井梨伽
これか…
依頼内容
カチッ
依頼内容
黒井梨伽
羅舞の住所特定
依頼金額9000万円
「えぐ…」
羅舞(これからはレイと呼ぶ)
レイの詳細
殺し屋
見つかったら死ぬだろうが、金には目が眩む
黒井に光が苦手という弱点も教えといた
そのままレイに殺されろ
はぁ〜
さっさとグライナ殺りに行くか