🏺🟦 ⚠️両片思い⚠️
ずっと🟦視点です。
この後の話に🟦襲い受けや、無理矢理展開があるかもしれません。
…最近、俺はおかしい。
本署前の階段に腰掛けながら悩んでいた。
なぜか特殊刑事課のアイツが、とてもかっこよく見えてしまう。
アイツのことを自然と目で追ってしまったり、ふとした笑顔やキリっとした顔に胸がギュッとなったり…
🟦「ハァ〜〜…」
ため息をつくと、ペタ、ペタ、とサンダルの音が聞こえてきた。
🏺「どうしたんすか、アオセン。俺のクレーム来ました?」
この言い方は…また問題起こしたな、こいつめ。
ただ、今のは違うため息だ。
恐らく俺がこいつに、恋をしたであろうことに頭を抱えている。
🟦「ざんねん、今回は違うね」
🏺「なァ〜んだ、暴露して損したぜ」
🟦「暴露したのは自覚してるんだよ…w」
そしてつぼ浦は、俺の隣にドシッ、と座った。
つぼ浦の横顔を横目に、コイツの好きなとこを考えた。
よく通る声、スパッと出るボケ、他にもよく食べるとことか、根は優しくて他人に迷惑をかけたくないとこ、下ネタが苦手…というか絶対に言わないとこ。
まあ、そういうところに惹かれてしまったんだろうなあと、自分のことながら思う。
🏺「じゃあアオセン、さっきのため息はなんすか?金ないんですか」
明るくさりげなく突っかかってくるのは多分、こいつなりの心配と励ましの仕方だろう。
つぼ浦はかなり不器用な奴だ。
🟦「な〜んでそうなる!?金ならあるぞー」
🏺「じゃあ大したことなさそうだな!よし…『つぼ浦銀行強盗対応行きまァす!』
心地よく鼓膜をつんざく低音が無線に響いた。
『『了解〜/了解です!』』
そう言って嵐のようにあいつは去っていった。
🟦「……ムッッズいなぁ…。」
再びため息が出た。
前途多難な恋を背負って、ヘリでパトロールをしに行く。
きっとこの恋は叶わないものだろうと思いながら、ヘリの操縦席に乗った。
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