堕肉の果て　～令和に奏でる創造の序曲（プレリュード）～

前書き

本作は【堕肉の果て】二章『暴虐の狂詩曲（ラプソディー）』の副読になります。

人物、スキル、アイテムなどの解説版となりますので更に理解を深め、お楽しみ頂ければ嬉しいです。

本編のネタバレ要素もありますので、

まだ本編を未読の方はそちらから読んで頂く方が楽しんで頂けると思います。

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堕肉の果て　二章　に登場した『場所』を紹介させて頂きます。

場所紹介編

■魔界の階層

【　ムスペルヘイム　】

魔界の第一層、アスタロトが支配している。

爆炎と極寒の世界。

アスタロトの居城、恥の城（ボシェット城）がある。

【　ヘルヘイム　】

魔界の第二層、バアルが支配している、死の世界。

バール神殿がある。

【　ニヴルヘイム　】

魔界の第三層、偽ルキフェル（サタン/サタナキア）が支配しているらしい。

氷の世界、コキュートス。

■アスタ先生の解説に出てきた場所

【　タルタロスの大穴　】

世界に全部で五ヶ所あるタルタロスと呼ばれる大穴。

ウラヌスやクロノスを始めとした多くのティターン族、ギガス達が封じられている。

彼らの魔核はウラン238で出来ており、アスタ曰く、『もし封印が解かれ地上に出たらとんでもないことになる！　しかし、今時そんなもの欲しがるヤツはいないだろう』とのこと。

ところがどっこい、人類はあちらこちらでウランを堀り捲くっているのだ。

地球ヤバイ!!

トシコが吐き、善悪和尚が倒れてしまうのも納得。

因みに、ウラン採掘量の多い順に国をあげると……

カザフスタン、カナダ、オーストラリア、ニジェール、ナミビアです。

【　ヨアヒムスタール鉱山　】

ボヘミア、現在のチェコにあった鉱山。

この鉱山からウランが発掘され、当初ガラスの色付けに使用していた。

（ウランでガラスを緑に色付けしていたらしい）

このウランをこっそり独り占めして、財を成したのがハプスブルク家。

■アーティファクトを求めて訪れた地

【　兵庫県　川西市　大平山　】

源頼光が眠るとされる、多田神社から西隣に位置する大平山。

源頼光のアーティファクトを探しに、コユキがオンドレ&バックルを伴って訪れた場所だが、杉や檜の花粉が多く、コユキはクシャミしっぱなしだった。

オンドレ&バックルに向かってコユキが鼻をグシュグシュさせながら、行き先を適当に話したため、それを勝手に解釈した二人は北海道へ向ってしまった様子。

【　兵庫県　宝塚市　松尾神社の鎮守の森　】

ライコーに会った後、ツナ君（渡辺綱）に会い、その後『卜部季武（うらべのすえたけ）の魔窟（だんじょん）』を踏破したコユキが辿り着いた場所。

幽世（かくりよ）を歩いているうちに、いつのまにか宝塚市まで移動できたらしい。

その後、路線図にわりと詳しかったコユキは阪急の山本駅に向かい、新大阪から東海道新幹線ひかり号に乗車を果たし無事帰宅した。

【　小山町　足柄山山中　～　碓井峠　】

コユキが『公時の腹掛け』を取りに行き、巨熊の弾ちゃん（弾喰らい）と相撲勝負をした場所。

この場所の近くからクラックに入り、箱根山中の碓井峠でクイズ王碓井貞光と問答をした後『滅魔の腰帯』をゲット。

その後、正一さん（オハバリ様）に会うことになった。

【　|響灘《ひびきなだ》　】

コユキ&善悪が『浦島太郎の腰蓑』を取りに向かった場所。

福岡県北九州市から真西に向かった宗像（むなかた）市の鐘ノ岬（かねのみさき）に辿り着いたコユキ&善悪。

試行錯誤しながらもコユキは海中へ、善悪が船上からフイゴで空気を送った思い出の場所。

コユキは大量の海水を飲み込みながらも、なんとか腰蓑をゲットした。

【　岩手県　奥州市　】

コユキ&善悪が『傘地蔵の傘&手ぬぐい』を求めて訪れた町。

わんこそばの名店にて、コユキは前人未到の千十二杯という記録を叩き出した。

もうすぐ開店五十周年を迎えるレストラン、『リンデン』さんがある町でもある。

【　東京都　調布市　多摩川近く　】

コユキが『鶴の尾羽』を譲ってもらおうと訪ねた、鳥の羽コレクターの自宅がある場所。

そのお宅のご主人に『デブ!　ブタ！　ブタ女！』と言われながらも運よく羽を手に入れることができた。

【　大阪府　吹田市千里山下駅前経由　豊中市　】

コユキ＆善悪で『一寸法師のお碗』を探しにいった場所。

市民から愛される『千里の天神さん』で出会ったアンドロマリウスから、猫の餌椀として使用されていたお椀を受け取った。

【　兵庫県　神戸市　長田区　】

若松公園の鉄人を眺めつつ園内の植え込みで、『ショウタロウ君のコントローラー』を求め探したコユキ&善悪。

傘地蔵の傘のおかげで無事発見した。

【　群馬県　沼田市　尾瀬　】

魔界、ヘルヘイムへのクラックがあった場所。

善悪が運転する軽バンで向かった。

鳩待峠（はとまちとうげ）の駐車場に車を停めた後は徒歩で、至仏山（しぶつさん）には目もくれず、牛首分岐（うしくびぶんき）、ヨッピ吊り橋へ、そしてクラックへと進んで行った。

■オマケ

【　JYパーク　】

茶糖家から北北西に千五百メートルのところに位置する児童遊具公園。

（JYは児童遊具の略称）

最近は、遊具類が危険だとの声があがり、児童遊具公園 － 遊具 ＝ 児童公園、Jパークになってしまった。

【　私立茶っ葉小学校　】

コユキ、リョウコ、リエが通っていた大茶園に程近い小学校。