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タルタリヤside
『』は過去の言葉的な感じで覚えてください()
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……よし、まずは気取らないイタリアンでパスタ。完璧……!!……あ、でも鍾離さんの苦手な食べ物ってなんだろう……、もし同棲した時は……って、何考えてるんだ俺は、ダメだダメだ、しっかりしないと……!!
「ねぇ、鍾離さんは苦手な食べ物ってある?」
「苦手な食べ物?……ふむ、強いて言うならば海産物だろうか。」
「海産物?……ふ〜ん…、ありがとう、教えてくれて。」
鍾離さん、海産物が苦手なんだ。ちょっと意外かも。……人の事を知ると、何だか嬉しくなるな。心がじんわりと暖かくなって、それから……。
「アヤックス殿?顔が赤いぞ。熱でもあるんじゃないか?」
「……えっ、嘘……俺顔赤い…?」
「あぁ……大丈夫か、?」
「うん……ごめん、ちょっと考え事してたから、そのせいかも。」
……はぁ〜〜……、どうしよ、コレ鍾離さんにいつ勘付かれてもおかしくないよ……。
…いつの間にか顔が赤くなっていたらしい。この気持ち、いつまで隠し通せるかな。もう少しだけ、耐えてくれ俺の理性……!
「アヤックス殿は……何か好きな食べ物はあるか?」
「俺の好きな食べ物?」
彼から不意にそう質問され、俺は考える。何が好きか。……いや、こんな事で考え込む事も無いだろう。俺は笑顔を浮かべ、彼にこう返す。
「俺の好きな食べ物は……”美味しい料理”。俺は基本的に好き嫌いはしないからね。美味しければ、それだけ満足感も得られる。」
「……成程な。アヤックス殿らしい返答だ。」
……俺らしい?
彼はまるで前に俺と会った事があるかの様な言葉を発する。彼と俺はほぼ初対面だと言うのに。……何かが引っ掛かる。何か、忘れてしまっている事が……、
「……ねぇ、鍾離さ…」
「……どうしたんだ、アヤックス殿。」
「…なんでもない。」
質問をしようと、彼の方を見る。……なんだろう、この感覚。なんだか懐かしい……、
『公子殿。』
……なんだ、この声。鍾離……さん?
何か、思い出しそうなのに……。
「………の、……すどの、……アヤックス殿、?」
「……はっ、ご、ごめ……鍾離さん…。」
「どうしたんだ、?やはり体調が悪いのでは……」
「いやいや、まさか!俺はすっごく元気だし心配しないで?」
笑顔を取り繕い、彼に見せる。
……やっぱり、何かが引っ掛かったままだ。
『ねぇ、タルタリヤはさ、輪廻って信じる?』
『輪廻?……』
『……信じない、かな。』
コメント
4件
あ"ぁ"…ずぎぃ"…
めっちゃ好きです… 二人が今後どうなっていくのかすごく気になります!!✨ 楽しみです! 応援してます…!!📣
今回の結構良い感じに書けたので褒めてください(露骨な承認欲求)