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あはは……!

待て待てー!

捕まらないよーだ!

待ってってば…………


あっ___

ドンッ……バタバタ…ゴッ、ガッゴッ__


ゔわぁぁぁぁぁぁ゙…!!

お母ざぁぁん゙………!!!









ドタッ

「ッ…………」


鈍い痛みが背中から伝わる。

ベッドから落ちたのだろう。

窓から刺すように部屋を照らす光に、一瞬 開いた瞼をもう一度 閉じる。

今日は……月曜か火曜か…はたまた平日か休日か……。もしくは祝日か……。

時計の針は午前7時12分を示している。

重い体を床から剥がしてテレビのリモコンを探す。

目が覚めず今の自分には霞んで見えるこの世界はきっと、誰もが美しいと言葉にするのだろう。

そう…きっと。


リモコンを手に取り朝のニュース番組を画面に映す。


「…今日の〇〇市の天気は、曇のち雨、となるでしょう。えーまた、夕方には雷が__」


画面の左上には“6月2日(木)”と表記されている。そうか、まだ木曜か。

窓の外には眩しい光が輝いているが、そのうち黒い雲が来るのだろう。

まあいい。傘を持っていけばいい話。夕方にはもうこの家に帰っているから心配は要らない。


のそのそと立ち上がると洗面所へ。ひんやりと冷たい水で顔を洗い、鏡を見ると、


いつも左目に傷を負った者が居る。



朝食のトーストを食べ終え、時刻は8時。

バッグに入れた持ち物を確認し、専用の眼帯を付けて、玄関を出た。

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