貴方は扉の先に進む。進もうとした時、後ろから声が聞こえる。
「うちの子はね、みんな元気なんだよ。そして、みんな罪を持ってないの。メタい事を言ってしまうのなら、PCに罪は無い。罪を被るのはPLだけでいいの。
…物語の中で罪を持ったって、結局運命が働いてノーカンになるの。これは、いいことだと思ってる。」
そのまま声の主は話を進めていく。
「罪って、何のために存在してるんだろうね。」
ひとつの声はそこで途切れる。もうひとつの声が響く。
?「ねぇ、管理人。僕も一応罪の意識はあるんですが?若を守るためにはいたし方がないんですけど…人を殺してる自覚はあるんですからね?」
「うん、分かってるよ」
?「それ、分かってないやつじゃないですか。疲れておかしくなったんですか?」
「んー…これ、疲れなのかな…?」
少しの沈黙が流れ、諦めが着いたかのように、青年の声が先に聞こえる。
?「はぁ…ちゃんと休んでくださいよ?」
「はいはい、分かってますよーっと」
どちらかの足音がこちらに迫ってくる。
?「…え、来客あったんですか。」
どうやら青年もここを使おうとしたそうで、貴方にぶつかりかける。
?「あぁ…ごめんなさい、管理人の方を見ていたら…」
貴方に対して丁寧にあやまってきている。
?「初めまして…ですよね。僕は」
松利「夕谷松利、っていいます。以後お見知り置きを。って事で、お先に失礼しますね。」
青年…松利が扉を先に開け、帰るようだ。
貴方はその先を追いかけるかもしれないし、違う所へ向かうかもしれない。
さて、次はどこに向かうのだろうか。
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