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髪から手を離したらライクはすぐに髪を確認する、嬉しそうに三つ編みを触っていた 私はそんな可愛いライクを横目に私は戸棚から化粧品を見つからぬよう取り出す、きっと暴れるだろうから

ライクは化粧が苦手だ だからいつも化粧はしない、けれどデートに酷いクマを晒すのは不味いことだろう、なので一度ライクの頭を優しく撫でる、そうすると目がとろんと落ちて楽しそうにしてた顔はリラックスして今にも寝てしまいそうになり私は安堵するがそれも一時のつかの間だった。化粧品を見たとたん顔が強張ってしまう、コロコロ表情が変わる姿は本当面白いのだが逃げられる訳にも行かないので肩を掴み逃げられないよう拘束する するとライクは一言「嫌だ」と言い放った


あ…可愛い

趣味が悪いと言われたことが昔あったでもやはり思うライクの泣き顔は酷く可愛い 不安そうな顔に今にも泣きそうな表情、いや少し泣いている その瞬間にぞくぞくと背筋に何かが通った

「シーナぁ…いやだぁ」

つい優しい優しい甘い口調でいう

「よしよし、、大丈夫、大丈夫だよ」

「クマ消すだけだからすぐ終わらすよ」

と頭を撫でながら言う その言葉に眉を下げながらもライクはわかったと頭を上下させる

それから納得したことを理解し怖がらぬよう素早くメイクを開始した

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