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Azure視点
a「…………」
僕は親友を探して今ここを彷徨っている
a「…………」
はぁ…何故喋れないんだ?
何故自分の思い通りに体を動かせない?
何度考えたって無駄だと分かっている
でも考えてしまう。
そんな事をしている間にラウンド、
と言うものが始まった。
僕はこれをするのが初めてだ
何をしたらいいかも分からない
このボイスボックスみたいなのは何だ?
ずっと音楽みたいな雑音みたいな
音が流れている
そう考えていると
t「ぁ、Azure…?」
a「………!」
two Timeだ
僕は嬉しかった
two Timeに会えた事
覚えてくれていた事
でも
t「ぁ、ぁあ…あずッ…」
t「ゲホッ…ぉぇ…ぁ、…カヒュッ…」
two Timeは
過呼吸?と言うものになってしまった
a「……………」
僕は何もできなかった
体が動かない
動かそうとしているけれど
動かせない
t「はぁッ…ハッ、ヒュッ、カヒュッ…」
………
僕は一番したくないものをしてしまった
two Timeの首を絞めた
自分が怖かった
t「ぁ…‼︎ご、めんッなさッ…ゲホッ…」
t「ゆ、るッして…‼︎」
制御ができない自分
two Timeを殺そうとしている自分
いやだいやだ
殺したくない
泣きたい
あぁtwo Timeに顔を見られた
どんな気持ちだろう…
僕は必死に抵抗した。
t「ぁ…?」
やっと
やっと自分の手が
two Timeの首から離れた
two Timeは倒れた
きっと酸欠だ。
どうしようどうしようどうしよう
この近くにメディキットは無いのか?
僕は元々体力が無かった
そのせいでメディキットを探すのに時間が掛かった。
その間にtwo Timeが死んじゃうのでは無いのかと心配になった。
と言うか今考えると酸欠で
メディキットを使うってどう言う事だ?
と思う。
怪我じゃ無いのに治るのは不思議なものだ。
近くには石のようなものばかり、
two Timeが寝られる所はない。
壊れてないか心配だけど、
僕の家に寝床がある。
そう思い、
two Timeを自分の家に連れて行った。
よかった壊れてなかった
two Timeをベットに寝かせると、
少しうなされていた
僕のせい?
…
…
僕は家を少し掃除したかった
埃が舞って
two Timeが咳をしていたから
掃除が終わった
そろそろtwo Timeの様子を見に行きたい
寝てても起きてても、心配だから。
two Timeがいる部屋に入ると
two Timeが起きていた
a「…………‼︎ 」
t「ッえ……… ?」
僕はtwo Timeに抱きついてしまった。
不安だった。
少し、泣いてしまった
t「ぁ、あずッ⁇」
a「…………」
t「泣いてる…?」
a「…………」
僕は首を横に振った
でも、分かりやすかったと思う。
t「…………」
two Timeは黙っていた。
不安になるような黙り方じゃない、
同情するような、そんな感じの。
two Timeは優しかった
ありがとう