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この終わり方も好き😿💞 寿命が短い桜と天城先生の儚さはやっぱり似合う😸💗
・sr×amg
・過去創作あります!
START!
✂︎✂︎✂︎✂︎✂︎
・世良目線(10歳)
〜日本〜
わぁ、綺麗だね!」
世良父「ほんとだなぁ。」
世良母「今年も来れて良かったわね。」
毎年、俺の家族は桜が咲くと近所の公園に花見に来ていた。
花見の名所だったし、沢山人もいた。
じゃあ僕、遊具で遊んでくるね!」
父「気をつけるんだぞ」
はーい」
俺が高い遊具に登って遊んでいると、俺が被っていた帽子が強風に飛ばされてしまう。
うぁ!ちょっと、待って、!」
帽子を追いかけたんだけど、気付いたら知らない所にいた。
森の中でも、少し開けた場所。
でも、凄く幻想的だった。
桜が一本咲き誇り、花弁がひらりと踊る。
花の下には、銀髪の男が立っていて、俺の帽子を拾ってくれた。
お兄ちゃん、」
男がこちらを振り向くと、同時に風も起こった。
花弁と共に靡く銀髪がすごく綺麗だった。
男「これ、君のかい?」
うん、」
男「良かったね、ぼうや?
拾って貰えて。」
手渡された帽子を、きつく被る。
男「ここまで帽子が飛んできたのも、幸運かもね。
君は、強運の持ち主だ。
きっと、神に愛されてるよ。」
…?」
幼かったため、言っていることがよく分からず混乱していた。
男「いや…悪魔なのかもね。」
あくま…?」
男「ふふ。
キミ、そこを真っ直ぐ行けば帰れるよ。」
ありがとう!」
俺は無事に家族の元へ戻り、この話をすると、家族は「神様だったのかも知れないよ」と言っていて、子供ながらに高揚感を覚えていた。
だが、家族を連れてそこへ戻ろうとしても、桜なんて無かった。
・世良目線(現在)
なんてことを、今思い出したんです。
俺の初恋の人、神様だったんですかねぇ、?」
学会へ行く道中、偶然思い出したので聞いてみる。
天城先生は少し考え込むと、さあね、と笑った。
学会の帰り。
天城先生、ちょっと公園に寄ってもいいですか?」
天城「公園?」
さっき話したヤツです」
天城「あぁ、いいよ。」
案外乗り気な天城先生に、少し怪しさを感じたが、とりあえず行くことにした。
〜公園〜
こっちだ、こっちなはず…。
あれっ。
天城「ジュノ、どこから出るのかすら分かんなくなっちゃったけど?」
…すいませんッ」
天城「はぁ、もう…」
天城先生がずいずいと歩き出し、ついて行ってみる。
すると直ぐに、あの開けた場所に着いた。
な、なんで…」
天城「あのさぁ、ジュノ。
銀髪の男って、中々居ないんだよ。」
自身の髪の毛を触る天城先生を見る。
うわ、似てる…。
そういや言ってることも似てた…。
え?
俺の初恋天城先生??
マジ…?
天城「じゃあ、この桜の願いは叶った訳だ」
?」
ほら、この前あった桜の隣に、新しく植えたんだ。「あのぼうやが健康に、幸せに育ちますように」なんて願いを込めて、君だと思って育ててたんだ。」
その桜は、今や前からあったあの桜よりも大きく育っている。
天城「また会えるとは思わなかったけどね。悪魔に好かれてるだけあるね、ジュノ?」
いやいやこっちのセリフですよ…」
天城「それで、初恋って言うのは…」
忘れてください!!」
2本の桜の木は、美しく若葉を広げていた。
来年は、2人でお花見が出来ると良いけれど。
✂︎✂︎✂︎✂︎✂︎Fin
オチ雑ですいません😭