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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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・sr×amg

・過去創作あります!


START!

✂︎✂︎✂︎✂︎✂︎

・世良目線(10歳)

〜日本〜


わぁ、綺麗だね!」

世良父「ほんとだなぁ。」

世良母「今年も来れて良かったわね。」


毎年、俺の家族は桜が咲くと近所の公園に花見に来ていた。

花見の名所だったし、沢山人もいた。


じゃあ僕、遊具で遊んでくるね!」

父「気をつけるんだぞ」

はーい」


俺が高い遊具に登って遊んでいると、俺が被っていた帽子が強風に飛ばされてしまう。

うぁ!ちょっと、待って、!」


帽子を追いかけたんだけど、気付いたら知らない所にいた。


森の中でも、少し開けた場所。

でも、凄く幻想的だった。


桜が一本咲き誇り、花弁がひらりと踊る。

花の下には、銀髪の男が立っていて、俺の帽子を拾ってくれた。


お兄ちゃん、」


男がこちらを振り向くと、同時に風も起こった。

花弁と共に靡く銀髪がすごく綺麗だった。


男「これ、君のかい?」

うん、」

男「良かったね、ぼうや?

拾って貰えて。」


手渡された帽子を、きつく被る。


男「ここまで帽子が飛んできたのも、幸運かもね。

君は、強運の持ち主だ。

きっと、神に愛されてるよ。」


…?」

幼かったため、言っていることがよく分からず混乱していた。


男「いや…悪魔なのかもね。」


あくま…?」


男「ふふ。

キミ、そこを真っ直ぐ行けば帰れるよ。」


ありがとう!」


俺は無事に家族の元へ戻り、この話をすると、家族は「神様だったのかも知れないよ」と言っていて、子供ながらに高揚感を覚えていた。


だが、家族を連れてそこへ戻ろうとしても、桜なんて無かった。


・世良目線(現在)


なんてことを、今思い出したんです。

俺の初恋の人、神様だったんですかねぇ、?」


学会へ行く道中、偶然思い出したので聞いてみる。


天城先生は少し考え込むと、さあね、と笑った。



学会の帰り。

天城先生、ちょっと公園に寄ってもいいですか?」

天城「公園?」

さっき話したヤツです」

天城「あぁ、いいよ。」

案外乗り気な天城先生に、少し怪しさを感じたが、とりあえず行くことにした。


〜公園〜

こっちだ、こっちなはず…。


あれっ。


天城「ジュノ、どこから出るのかすら分かんなくなっちゃったけど?」


…すいませんッ」


天城「はぁ、もう…」

天城先生がずいずいと歩き出し、ついて行ってみる。


すると直ぐに、あの開けた場所に着いた。


な、なんで…」


天城「あのさぁ、ジュノ。

銀髪の男って、中々居ないんだよ。」


自身の髪の毛を触る天城先生を見る。



うわ、似てる…。



そういや言ってることも似てた…。





え?

俺の初恋天城先生??


マジ…?


天城「じゃあ、この桜の願いは叶った訳だ」


?」


ほら、この前あった桜の隣に、新しく植えたんだ。「あのぼうやが健康に、幸せに育ちますように」なんて願いを込めて、君だと思って育ててたんだ。」


その桜は、今や前からあったあの桜よりも大きく育っている。


天城「また会えるとは思わなかったけどね。悪魔に好かれてるだけあるね、ジュノ?」


いやいやこっちのセリフですよ…」


天城「それで、初恋って言うのは…」


忘れてください!!」


2本の桜の木は、美しく若葉を広げていた。

来年は、2人でお花見が出来ると良いけれど。


✂︎✂︎✂︎✂︎✂︎Fin


オチ雑ですいません😭

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