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乱歩「でもまあ僕の超推理は探偵社
いやこの国でも最高の異能力だ!
皆が頼っちゃうのも仕方ないよねえ!」
国木田さんが乱歩さんに近付いた
国木田「頼りにしています乱歩さん」
乱歩「そうだよ国木田
如月姉妹は兎も角,きみらは探偵社を名乗っておいてその実,猿ほどの推理力もありゃしない
皆僕の能力,超推理のお零れに預かっているようなものだよ?」
賢治「凄いですよね超推理
使うと時間の真相が判っちゃう能力なんて」
国木田「探偵社
いえ全異能者の理想です」
僕もコクコクと頷く
乱歩「はっはっは当然さ」
国木田「小僧,ここはいいから乱歩さんにお供しろ
現場は鉄道列車で直ぐだ」
敦「ぼ,僕が探偵助手ですか?
そんな責任重大な」
『違う』
僕は笑顔で云った
敦「え」
乱歩「真逆
二流探偵じゃあるまいし助手なんて要らないよ」
敦「え?じゃあ何故」
乱歩さんは笑顔で云った
乱歩「僕,列車の乗り方判んないから」
「遅いぞ探偵社!」
敦「(本当に判らないとは…)」
乱歩「ん,きみ誰?
安井さんは?」
安井さんの後任?
「俺は箕浦
安井の後任だ」
親戚のおじさんにいそうな人だ
箕浦「本件はうちの課が仕切る
貴様ら探偵社は不要だ」
其の言葉に乱歩さんは口を挟む
乱歩「莫迦だなあ
この世の難事件は須(すべから)く名探偵の仕切りに決まっているだろう?」
箕浦「フン,抹香臭い探偵社など頼るものか」
《如何して?》
スケッチブックにそう書いて見せたら箕浦さんは少し首を傾(かし)げたが応えてくれた
箕浦「殺されたのが________俺の部下だからだ」
他の刑事の人が遺体にかけられたシートをバサッと取る
女性で私服,化粧はしていない
腕には海外銘柄(ブランド)の腕時計
独り身の女性が買う品ではない
恋人とお揃いで買ったのだろうか?
「今朝,川を流れている所を発見されました」
乱歩「…………ご婦人か」
乱歩さんは帽子を取って胸元に当てて弔う
僕も手を合わせて弔う
箕浦「胸部を銃で三発
それ以外は不明だ
殺害現場も時刻も弾丸すら貫通しているため発見できていない」
乱歩「で,犯人は?」
乱歩さんは聞いた
箕浦「判らん
職場での様子を見る限り特定の交際相手もいないようだ」
ん?特定の交際相手はいない?
でもこの腕時計は独り身じゃ買わないよね?
乱歩「それ」
乱歩さんは帽子を被り乍ら云い放つ
乱歩「何も判ってないって云わない?」
[乱歩さん!駄目ですよそんな事云っちゃ!]
乱歩「本当の事じゃん」
僕は頭を悩ませた