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灰谷兄弟__蘭、竜胆が小さかった頃、竜胆と同い年の少女が隣に引っ越してきた。
年齢にしては大人びていて、後々聞いた話だとお隣さん歳近い男の子らしいから挨拶行ってきて、と親から頼まれたから来たらしい。
「こんにちは。ミョウジナマエです」
「これ…よければ。」
そう言い、ラップ3つの入った箱を渡してくる。
挨拶にきた少女を見て2人は初めて恋に落ちるということを経験した。これが恋……
整った顔立ちにスタイル、夕日に照らされて少し赤くなった頬…などなど、見れば見るほど好きになる要素が見つかった。好みドストライクすぎてやばい。
「ぇ…あ、うんヨロシク。オレ灰谷竜胆…りんどうは花のリンドウと同じ漢字……わかる?」
「竜胆さん…分かります。ありがとうございます」
「俺は蘭、竜胆の兄。らんは花の蘭と同じ漢字、胡蝶蘭とかの。よろしく」
「兄弟さんなのですね!通りでお2人似ていると思いました。」
「はは、よく言われる。ところでナマエちゃんっていくつなの?」
蘭が聞けば、ナマエは12です、と答える。すると竜胆は「俺も12…タメ!」と喜んだ。
「同い歳ですか…ふふ、何か親近感が湧いてきちゃいました。何卒、これからよろしくお願いします。」
2人は毎日ナマエの家の前まで通い3人で遊ぶようになった。そしていつしか呼び捨てで呼び合い、タメで話せるくらいにはナマエと仲良くなっていた。
でも1年程して少女は消えた。また別の場所へ引っ越してしまった。そしてむしゃくしゃした気持ちの儘でいると狂極のヤツらが詰めてきた。
最高にイライラしていた蘭と竜胆はそのまま返り討ちにし、年少にいれられた。
そして出所してから使えるものは全て使い「女の子」を見つけ出した。
「やっと見つけた、俺らのナマエ。」
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