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お題 ▷▶▷ 叶わぬ恋
attention
BL / キャラ崩壊 / 口調違い / タヒネタ 含 / 年齢操作 🈶 / 少し嘔吐表現 / 藐赮 / もぶれ / 胸糞
ひたすら悲しくて嫌〜なお話 。
とにかく胸糞 。
救いは一切ないです 。
先言わせて頂きます 。 めりばです 。
なんでこんなん書こうと思ったんだろうか … ( ᐛ )
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『 1人にしないよ 』
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俺が恋してるのは、実の兄である “ いるま ” 。
うちは両親が事故でいなくなり、高校生だったいるまが高校中退して一日中バイトしてなんとか2人暮らせてるけど、最近のいるまは顔色が悪い。
「….ぃるま、無理してない…?大丈夫…、?」
「…..うん、大丈夫、笑」
俺は現在中学3年生。
義務教育までは終わらせて、俺もいるまと同じように働くつもり。
「…昔みてぇになつがぎゅーしてくれたらなぁ…、?笑」
「….ッ、?!///// ….っん、」
「え、」
「ん!!/////」 ) 腕 広
恥ずかしいが、腕をめいっぱい伸ばして来いよ!!と伝えたつもり。
「….は〜…お前ほんっと…可愛い…」 ) 抱
「…….っ…、ふは、笑」
その “ 可愛い ” だって、恋愛感情じゃない。
それが分かってるから、より一層苦しいの。
でもね、俺がいるまが恋愛的にすき、なんて言ったら困らせるから。
わかってる、ちゃんと隠さないと、って。
「なっちゃん〜」
「おー、らん、どした?」
「今日俺ん家でこさめとすちとみこととゲームするんだけど、なっちゃん来れる?」
「….あー…、ごめん、今日…は無理、かな、笑」
「…そっか、また遊ぼ〜!」
「ん、ありがと笑」
らん、悲しそうな顔してた。
同情とかじゃない。ただ純粋に、俺と遊びたい、って思ってくれてるのは痛いくらいに伝わる。
でも俺は今日、いるまが疲れて帰ってくる日だから、俺がすぐ側にいないと。
「…いるま、」
「…..な、つ…っ、//」
酒臭い。
端正な顔で、普段はクールで感情を表に出さないいるまが顔を真っ赤にして、ふらふらとした足取りをしている。
顔もどこか普段よりにこにこしてて、少しもやっとした。
いるまはバイトの都合上、金曜日にお酒をたくさん飲まされる、って言ってた。
だから、金曜日は早く帰っているまのそばに居る。
「……っぅえ”…ッ、きもちわり…ッ、」
「いるま、トイレ行く?」
「…ッあぁ、悪ぃ…ッ”…」
トイレの扉の近くで暫く待つ。
流した音が聞こえて、いるまの腕を自身の肩に回して風呂場まで連れていく。
服は着たまんまだから、どーにかこーにか脱がせる。
その間もいるまはぼーっ、としていた。
「…自分で洗える?」
「ん…悪ぃ、」
「んーん、謝んないで。」
「すぐ寝れるようにもしとくし、水とかもついどくから、氷枕も用意しとくね」
「….ん、ありがと、」
へにゃ、と小さく笑ったいるまを見て、扉を閉じてリビングに戻る。
キッチンのほうへ向かい、氷枕と、冷たい水を用意する。
寝室に行き、すぐ寝られるようにも用意する。
多分いつ上がってきても大丈夫。
「….ん、ちと目覚めた…、」
風呂から上がり、水を飲みながらいるまが言う。
「そっか、良かった、笑」
「ぁ”〜頭痛ぇ…゛」
「寝る?」
そう問いかけると、こくんと頷いて寝室へと向かった。
一応追いかけるが、 早々にベッドに潜り込んだのを見て、特に話しかけるでもなくリビングに戻る。
少しぼーっと考え事をした後、脱衣所へ向かう。
女物のきつい香水の匂いとかが広まってて気持ち悪い。
接客業かな、やだな。俺以外と話してるの。
…じゃなかった。洗濯。
洗濯機を回し、リビングのソファに体を預けて少し眠る。
…その日、嫌な夢を見た。
「…..ッは…っ、はぁッ…ッは…ッひゅ…ッ、」
目を覚ますと、頬を涙が濡らした。
鮮明に覚えていて、胸が痛い。
「…いるま、っ…、」
寝室に向かうと、眠っているいるまの姿があった。
怖い夢見たんだもん。ちょっとくらい、甘えていいでしょ?
「…..おやすみ、いるま、」
いるまが眠る布団の中に入り、抱きついて眠る。
もう冬だからか、家がボロいからか、布団がボロいからか。2人が入った布団でも、冷たかった。
「…..なつ、?」
「…いる、ま」
「おはよ、ぁ”〜…まっじで頭いてぇ…“」
「今日は寝てなよ、バイト無いんでしょ?」
「ん…まぁ、」
「んじゃ俺朝食だけ作ってくる、」
なぜここに俺がいるのか、と疑問そうだった。
そりゃそーだよな、眠ってるうちに入ってきてんだから。
「….なつ、」
「..ん、何、?」
寝室と廊下を繋ぐ扉のドアノブに手をかけた時、後ろから優しく引っ張られた。
「….なんか、あったん?」
「え…?いや、なん、も…」
「…..顔、しんどそう」
「…んや、なんでもないよ、?笑」
「ほら、病人は寝てろっ!笑」
少し無理やりに彼をベッドへ押し込み、急いでキッチンへ向かう。
疲れてる彼に、俺の心配までさせて負担は掛けれない。
変な夢を見ただけ。それ以外のなにものでもない。
ちょっと前。
「悪ぃ、俺バイトちと遠いとこに行くことになったから暫く帰れねーわ、」
「…..ッ、そっか、わかった、気をつけてね 、?」
「ん、ありがと、笑」
いるまが長い間家を空けたことがあった。
その時に、何にもやる気が起きなくて、”そろそろ帰る”という連絡をもらってやっとやる気が起きた。
たしかこん時…誰か来てたんだけど、誰だっけ。ま、いいか。
そして気づいた。
俺はいるまがいないと生きられないし、いるまのことが恋愛的に好き、だと。
帰ってきたいるまにすぐに抱きついて、甘えただなと笑われた。
でも離してくんないの。
優しく、優しく抱きしめてくれる。
そんないるまの優しさがすき。
でも、俺らは正真正銘の兄弟だから。
結ばれることなんてない。
小さい頃からずうっと一緒で、兄と弟、それでしかない。そのはず。それが、傍から見た “普通”。
「いるま….っ、もう離れちゃダメだよ、?」
「なに、甘えたやん笑」
「寂しかったんだよ!!」
「なつくんかわちぃねぇ?笑」
「うるせぇっ!!////」
兄と弟、それでいい。それがいいから、
そばにいられるだけで俺は幸せなの。
そして今。
いるまは眠ってて、俺は特にやることもなく、そんな少し前のことを思い出していた。
あれからずっと、いるまへの恋心が無くなったわけでもなく、今も引きずり続けてるし、これからも引きずる。
足枷とか、重りとかみたいに、ずるずると着いてくる。
でもそれを煩わしいとは思わないし、むしろ嬉しい。
俺の心の中に、ずっといるまがいてくれるみたいで。
( ♪ ぴんぽーんっ
軽快な音が鳴り、確認するとらんだった。
「らんやん、どした?」
「今日遊べるー?」
「あー…いや、今いるま二日酔いで寝てて…」
「……、…ッなっちゃん、」
「中、入れて」
「え、なに下ネタ???らんもそんなこと言うように…」
「違う”ッ!!家の中!!!!」
見たこともないような剣幕のらんに驚いていると、ドアと外の堺から体を滑り込ませてらんが中に入っていく。
少ししてかららんの後を追う。
らんがいたのは、寝室だった。
「……なっちゃん、」
「…らん、?なに、」
「….あのね、なっちゃん…っ、!!」
「いるまは…ッ、いるまは、もう居ないの…ッ…!!」
大きな声で、肩をがっちりと掴まれて真正面から言われる。
なんそれ、笑えねー冗談。
俺昨日その夢見たばっかだし、怖いんだけど。
「…..は、?…それ、俺昨日夢で見た、んだけど…なに、お前ら裏で組んでんの、?…笑」
「….ッ…なっちゃん…っ…、」
らんは、俺を抱きしめた。
痛いくらいに、優しいくらいに、傷つくくらいに。
「……っなっちゃん…ッ、なっちゃん…っ、」
…嘘、いるまはいるよ、そこに。
寝てんじゃん。
「….いる、ま…っ、?いるま、いるま…ッ、いるまっ゛…!!!! 」
いない。
ベッドにいない。
俺が昨日、潜り込んだ、冷たくて、ボロい布団の中にいない。
「ッなっちゃん…っ、いるまは_____ッ」
らんは、俺が昨日見た夢の話をした。
いるまが遠出してくると言って家を空けた時、突然チャイムが鳴った。
それを見たら、青い服を纏った人達だった。
「…..ぇ、と…うちに用ですか、?」
「…紫雲 夏絆さん、ですね?」
「….はい、そう、ですが…」
「…….実は、紫雲 入間 さんが…」
___亡くなりました。
実はいるまはホストクラブで働いていたらしい。
まだ17だったいるまはお酒が飲めない。
でも金曜日にいるまの太客が来るから、その時だけ飲んでた、って事。
ある日の金曜日、その女性に少し遠いところまで一緒にデートしてくれないかというお願いをされた事。
そして、俺に「暫く帰れない」と告げた。
そして、そのバ先でいるまは殺された。
何人もの男に犯されてから。
…なんて事を聞いた。
そんな夢。
昨晩見て、怖くなって、いるまのすぐ側で眠ったのに。
「….ッなんで、じゃぁ、ッさっきまで…ッ、いるまッ”..っ」
らんは、恐らくそのショックからか、
いるまが長い間居なくなった、でも帰ってきてずうっといっしょにいてくれる、バイトもしてて金曜日にはお酒を飲んでて___という、幻覚が作られていたのかも、と伝えてくれた。
いるまはもういない。
殺された。犯されてから。
怖かった、苦しかった、気持ち悪かっただろうな、なんて思いが頭を駆け巡る。
気持ち悪い。
なんで俺は守れなかったの?
俺が弱いから、いるまにバイトなんてさせるような環境だったから。
ごめんなさい。
最近のいるまの顔色が悪かったのも、もう亡くなっているという事実と、その幻覚が混ざりあったから。
冷たかったのも、もう亡くなってる事実と、その幻覚が混濁したから。
俺の大好きないるまは、もういない。
「……そっか、そ、…だったんだ、」
「…なっちゃん…ッ、」
「…教えてくれて、ありがと、笑」
「いるま、俺ねー?ずっといるまのこと好きだったんだよ、」
「….あ、気づかなかったって? ふは、笑 そりゃ俺の演技力もあればな〜笑」
「…大丈夫、いるまを1人にはしないよ、」
「いるまが俺の心の中で一緒に居てくれたみたいに、俺もいるまと一緒にいるから。」
「1人になんてさせないから…っ、」
「….なっちゃんも…か、」
友人であるなつは、兄貴のいるまを追って亡くなった。
言わなきゃ、良かったかな。
でも、2人にとってはこれが正解…?
わかんないよ、ごめんなさい。
⟡.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ⟡.·
ごめんね救いは無い。
だいぶ前に書いてた下書きを掘り起こしたので軽く書いて完成させました。
おつりむです。