女子「キャー!!!」
私以外の女子が廊下をみて叫ぶ。
なんでって?学校1のイケメン、安藤先輩が廊下を通ったから。
私はそんなのに興味ない。何がイケメンで、何が不細工かも分からん、サバサバ昭和女子。
だけどなんとなく他の女子の気持ちも分かる。確かに安藤先輩は、頭も良いし、スポーツ万能。
だけど性格は?って聞かれたら、あんまり良い反応が出来ないかも。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った。
中西先生 「皆席に着け~。」
私 「//////」
そんな私にも好きな人がいる。それは私の担任の中西先生。
私と中西先生はLINEも交換してる。それも私だけ、いわゆる”禁断の恋”?ってやつ。
でも中西先生は私のこと好きなのかな…。
そんなこんなであっという間にお昼。
給食も食べ終わったし、ちょっと寝よ~、って思ってたら先生に呼び出された。
恐る恐る先生について行く。
ついていってたら誰もいない教室のなかで「放課後空いてる?」って聞かれた。
私は「はい!」と答えた。
ドン!
大きな音がした。
みるとそこには大量の問題集が…。それも見覚えがある…。
中西先生 「放課後これやってけ。」
私 「はにゃ?」
中西先生 「お前が宿題サボった分。」
私 「はっ、はい…!」
先生がその場を去った。
ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ!!!!!
教室に戻って、さっき少し問題集を持ってきたからそれをやった。
むっずっ!って思ってペラペラ問題集をめくってたら、中西先生が目の前にいた。
中西先生 「今やるな。放課後やってけって言っただろ?」
私 「はい!!!!」
中西先生先生は少し照れた顔をしていた…?