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stxxx
nmmn
本人様とは関係ありません
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紫side
桃「ズル休み?」
紫「…かもね」
桃「…行けよ。多すぎだろ最近」
紫「関係ないでしょ、…うざ。」
朝からなんでも出来る気分じゃない。最近も
別に理由はないけど、理由は分からないけど
学校に行きたくない。
休んでも、なにするわけでもない。
ただおにぃちゃんにおこられるだけ。
にぃちゃんと言っても双子だし
そんな変わらない。学校も、一緒。
お母さんとお父さんに負担をかけないためって
有難くお金だけは支えてもらいながらふたりで
過ごしてるのだって俺はお母さんたちと
いたかった。バイトなんてこんなギチギチに
入れたくなかった。でもそうしなきゃ
おにぃちゃんが、おこるから
桃「寝てばっか過ごすんだろ?休んでも」
紫「…いいじゃん俺バイト頑張ってるよ、」
紫「桃くんの倍は家事も片付けも、俺だし」
桃「何言ってんだよ、最近はバイトも休み。」
桃「それくらいしろよ、時間あるんだから」
桃「俺はバイトしながら遊んでんの」
桃「お前みたいになんとなくじゃないから」
桃「俺は賢く時間使ってんだよ」
ほんとイライラする。
賢くって、ストレス溜まって
イライラしてるの当ててくるし
家事も片付けもしないじゃん。
ご飯だって俺が作らなきゃないんだよ。
桃くんは俺が作らなきゃコンビニのものばっか。
当たり前にあると思うなよ。
俺の中では愚痴が止まらないけど口にすれば
喧嘩になるだけだ。言わないでおく。
体調も悪くもないのになにかしんどいまま
スマホも触らず過ごす。
ご飯も食べず、いつのまにか夕方になってる。
帰ってきた桃くんに怒られた。
桃「…今日もバイト休むんだ」
紫「、行かなきゃだめ?」
桃「笑、知らない。」
桃「でも甘えてばっかだし俺に全任せ。」
桃「ちょっとくらい協力しろよ」
紫「……今日いかない。ご飯もいらない」
桃「ご飯なんて用意する時間ねぇし好きにして」
桃「バイト行ってくる」
なにもやる気が出ない。
休むには大袈裟すぎるけどなにかするには
体力も、気持ちものらない。
おれがいえの掃除しないからほこりまみれ。
桃くんは気づかないだろうね。洗濯も片付ける
体力がなくて服まみれでごちゃごちゃの部屋。
紫「……おこられる、」
今度お母さん来る。こんなんじゃ怒られちゃう
勉強も追いつかないし勉強する気にならない。
風呂入るだけでも疲れる。
紫「…寝よ。」
おふろはいったら、つかれつ。
気絶するように寝て、翌日。やっぱり重い体を
桃くんに引きずられて、やっと動く気になる。
動くのも、しんどいな。
桃「……きょうもいかないんだ」
紫「…桃くんもパジャマじゃん、遅刻するよ」
桃「きょうは、……ううん、なんもない。」
いつもより遅めに起きてだらだら準備して
俺には文句言うのに、自分は遅刻寸前。
なんならもうここからじゃ間に合わない。
紫「…なにそれ」
桃「、みたらわかるだろ」
紫「バレたって顔しないでよ。」
紫「朝からバレてんだから」
桃「……ごめんなさい」
ずっと一緒にいるんだから分かる。
いつもより悪い態度。顔色。
体調悪そうだなって分かってた。
まさか目の前で薬飲むなんて。
気づいてほしかったのかもしれない。
何でも隠したら罰金ってお父さんたちから
言われてた。報告しなきゃ
桃「…罰金はお前もだからな」
紫「おれなんもかくしてないし」
桃「隠してるだろ、」
桃くんが体調崩してるからって動こうとは
なれなくて一緒に寝転がる。そんな広い部屋も
借りれなくていつも、ダブルベッドにふたり。
桃「…熱測る?」
紫「俺元気だからいい」
桃「……おれよりぐったりしてるけど」
紫「だいじょうぶ。げんきだから」
桃くんよりは元気な自信がある。
頭いたくないし、寒くもないし。
紫「…なんか近くない?」
桃「いいだろ…」
あんなに嫌な態度とっといてこれか。
なんか腑に落ちない。
でも、仲良くって言われたし。
なにも言わないでおく。
桃「おまえ痩せただろ。」
紫「…体重おちたかもね。」
減ってなくても、食べてないから
増えてることもない。
2日なんにも食べてないとさすがにふらふら。
水もそんなに飲んでないし体はおかしくなりそう
2人分のご飯作る気力もない。
桃「…大丈夫?」
紫「なに?…昨日は俺の事嫌がってたのに」
桃「あれは…ちょっと、…いらいらしてて…」
桃「ごめんなさい、」
桃「でも、ほら、いま…しんどそうだから」
熱のせいかいつもの桃くんとは違ってふわふわ
まとまらない言葉を俺に訴えかけてくる。
紫「…ずるやすみだからだいじょうぶ」
桃「ズル休みとかいってごめんなさい、」
桃「きづけなくてごめん、ゆるして、」
ああ、熱ある人に誤らせる俺ダメダメだな。
紫「あやまらないで。おれが逃げすぎただけ」
紫「だいじょうぶだよ。…がんばるから」
紫「……がんばろう。がっこういってくる」
なんか家にいたら、自分が嫌すぎて
おかしくなりそう。
無理やり立って準備する。桃くんにも強く
止められたけどそろそろいかなきゃ
いけない気がした。
紫「ほしいのある?帰り買ってくる、」
桃「たべものとくすりとのみもの」
紫「わかった。行ってきます」
桃「ぜった、い…無理すんなよ、」
桃「…きつかったら帰ってこい」
紫「さあね。…わかんない。」
もう外に出るのですら久しぶり。日光が
痛すぎる。あついし、これは体調崩すわって感じ
行きたくない気持ちを殺しながら前に前に
進んだけど下駄箱で、ぱっと止まる。今歩いたら
明らかに倒れるってわかるほどの目眩がする。
食べてないからさ。仕方ない。
もうどこかわからないけどその場に
しゃがみこんで靴を脱ぐ。
少し座ればおちついた。少し気持ち悪いくらい
紫「…ご飯食べてくれば良かった」
なんか食べればよかった。
とりあえず教室に行こうと歩く。
いっこ階段登るのも息が上がる。
はあきもちわるい。
紫「…ふるえる」
緊張してふるえるし、きもちわるいし
ぜんぶぼろぼろ。最悪だな。
でも、ここでごちゃごちゃしてられない。
ドアを開けて先生に怒られて、授業するんだよ
2限遅れの遅刻。もちろん先生は俺を睨み怒鳴り
怒ってる。怒られた。反省文書かされるらしい。
書けるかな、って。思っちゃったり
休んでた数週間に席替えもあったみたい。
全方位人に囲まれるような席。端が良かった。
遅れてきたから、残りは真面目に。
反省文も休憩時間に書いた。
紫「…たいちょうわるい、せんせい」
紫「……わかりました」
うそついてないのに。
午後の授業もぎりぎり生き延びる。放課後
バイトも、終わって夜9時。買い物して
帰ってきたら夜9時半。
紫「…大丈夫?」
桃「んん…っ…おかえり…ちょっとさがった」
桃「ねたし、らくになってきてる」
紫「よかった。色々買ってきたよ。ご飯食べよ」
部屋の片付けして、掃除も軽くしてある程度
きれいにする。動けるうちに動いておきたい。
少し落ち着いて寝てる桃くんを起こしてご飯
食べるために折りたたみのちゃぶ台を
ベットの横に組み立てる。
俺も久しぶりのご飯。お腹減ってないから
食べ過ぎたら、吐きそうだしぜりーたべる。
ももくんと一緒。
桃「…足りんの?それ」
紫「たぶん。…いま気分悪いから、」
多分熱中症のせい。水分も取らず暑い外で
動き回ってたから。バイトの嫌なところ。
室内なのに暑い。すごくあつい。
桃「ラーメン?」
紫「…バイトラーメン屋はずかしい」
桃「かっこいいじゃん。俺なんてスーパーだよ」
紫「んー…あついし疲れるよふゆもあつい」
厨房は暑くても席は寒いから暖房ガンガンの中
頑張らなきゃいけない。一生暑い。
紫「……がっこうさ、いったらさ、」
紫「おこられてさ、反省文書いてさ、」
紫「…なんにも信じてもらえなかった」
隠したら、罰金。俺は罰金したくないから喋る
桃「、お疲れ様」
紫「つかれた、おふろはいるのだるい」
桃「……いっしょはいる」
紫「んー……笑、べついいけど…」
結局ゼリーも少しだけしか食べれなくてあとは
桃くんに食べてもらった。
紫「熱中症すぎる、きもちわるい」
桃「…じゃあ今はお風呂入らない方がいいかも」
桃「でも汗描いてるから気持ち悪いか…」
桃「落ち着きそうだったらはいろ。」
紫「ねころがる」
おにぃちゃん、さすが。
熱あるはずなのにしっかりしてるね。
体は寒いくらい冷えてるけどね。お水
飲まなきゃ。足りない。でものんだらはく。
桃「…水飲んで」
紫「きもちわるい…」
桃「吐いてもいいから、」
桃くんのことだから、たくさん
調べてくれたんだろうな。
もうゴミ箱まで抱えちゃって。
なんでいつの間にか俺が看病されてる。
桃くんだって熱あるのに。
桃「…どう、?」
紫「っ…ッう、」
桃「だいじょうぶ。だしていいよ」
やっぱ飲んだら、気持ち悪くなっちゃった。
何も入ってない胃があれてる。ぜりーも食べた
意味無くなっちゃいそうなくらい吐きだす。
桃「…今なら水飲めそう?」
村「っ…んぁ…ッぅ…」
桃「飲んで飲んで。口もゆすぎな」
水飲んでスッキリした。体調も。
ほぼ吐き気もなくなった
うるおった。
片付けは、してもらって
おふろは、一緒にはいってみる。
桃「なんか、前もあったよね」
桃「ふたりちがうりゆうで、同じ時に体調崩す」
紫「もうなんかいもあるよ」
双子だからって同じときでも理由は違うの。
毎回そうだった。だからお母さんたちにも
迷惑かけまくった
桃「笑…なんでこんなとこ座ってんの」
紫「…洋服さがしてる」
俺の洋服がない。洗濯さぼりすぎた。
桃「いいなあ…腹筋われてる」
紫「ラーメン屋してますから」
桃「別腹筋鍛えられないっしょ…笑」
紫「笑…太れないからね…」
結局シャツが見つからなくて、桃くんに
貸してもらった。ながそでのやつ。おそろい
意外と、仲良しなんだよ。
桃「…んん」
紫「ちか…笑、」
桃「ねる」
ふたりで寝るから、ダブルベットなのに
ぎゅうぎゅうに近づいて抱きついてくる。
深夜2時。すこしおそくなっちゃった
桃「っ…すぅ……すぅ、」
ねてる。寝顔撮っとく
仲直りの、証
𝙚𝙣𝙙 .