9月1日君と私は
第4話 地獄の始まり
千奈「はぁ〜、夏休み終わったのは嬉しいけども学校は地獄だからやだなぁ、」
学校だけは大嫌い。
クラスメイト「千奈さん絵描いてるんだね……..そこはこうした方がいいんじゃない?」
千奈は自分の納得するように絵を描いているだけだよ。人に何かを言われる筋合いなんてない。
でも日本人は断るのが苦手だから
千奈「たしかに…….笑ありがとう笑」
こう言っちゃうんだ。
私は自分の絵柄で描いてるのに
クラスメイト「その絵柄漫画家の黒崎 み○りさんに似てるね〜!!あ、似せてる?」
似せてない。み○りさんは絵がすごく上手い漫画家だから嬉しいけど、なんだかすごく嫌だ。自分の絵柄なのに○○に似てると言われるのが、ものすごく嫌だ。
私は周りの人間が自分をずっと否定してるように見えて、嫌いだったんだ。今もそう。
休み時間
結衣「千奈!やっと会えた〜!クラス離れてるから話す時間減っちゃうねぇ、」
千奈「最悪だよねぇ」
結衣も千奈も最初から同性 愛者というわけではない。なら、どうして、
千奈「結衣はどうして同性愛者になったの?」
結衣「いや、普通に千奈の性格とか顔に惚れただけ!千奈は?」
私ははっきりと覚えてる。結衣がいじめから救ってくれたこと。
昔の話_______
クラスメイト「え、仲間に入れてくれ?無理無理wお前みたいな陰キャがうちらのグループに入れるわけw」
そんなこと言ってるくせに
先生「はいみなさーん、今日は人権についての文を書いてもらいまーす」
こういう時はいい子ぶって
平等に
差別もなしで
いじめもなし
なーんで書いちゃって。思いきり私にいじめしてんじゃん。
昔の結衣は問題児だった。
先生「結衣さん💢スマホを触らないで💢イヤホンも外して💢」
結衣「ごめんなさいwイヤホンだけ、外しますねw」
え、仲間に入れてくれ?無理無理wお前みたいな陰キャがうちらのグループに入れるわけw
教室中に陽キャ達のいじめの音声が響き渡った。
その後の事はよく知らない。ただ、陽キャ達にものすごく睨まれていたのだけは分かっていた。
結衣「( •ω- )☆」
優しいな、と思い人柄に惚れた。
現在_____
千奈「えぇ〜私も結衣の人柄に惚れただけだよ〜ほら、優しいし」
結衣「ふふっwお互い同じ理由じゃんw」