「こんな呪われたゲームっっ…二度とやんない!!」
叫んだ。私は。叫んだ。
『あっそ。まァゎたしMおお前の事なんカゝ興味ない死。ね?』
「ッッ~~!!!」
なんでこんな事が…起きてしまったのだろうか…
。:+* ゜ ゜゜ *+:。
_数年前_
プレイヤー「ゲームほしい!!今流行ってる「学ポケ」の!!」
プレイヤー母「もー…分かったわよ。そんなに言うなら買ってあげるわよ。」
プレイヤー「やったぁ!!!」
数年前のある日、私達の世界では「学ポケ」っていう新しいポケモンゲームが流行ってた。
内容はというと、学園生活をポケモンと一緒に過ごすっていう..まぁなんとも
ゆるっとしたゲームだった。
YouTubeやX(旧Twitter)、インスタやTikTokでも取り上げられている
今超大人気を誇るゲーム。
それを買ってもらえるなんて!!!
プレイヤー母「でも都市伝説があるっていう噂があるわよ?本当にいいの?
都市伝説の内容は__」
プレイヤー「ネタバレだからやめてよ!早く買って!!」
プレイヤー母「はいはい」
ピコンッ♪
購入手続きが終わったのだろうか。愉快な音楽がなる。
だが私はまだ、この愉快が絶望へと変化していくのを知らなかった__
。:+* ゜ ゜゜ *+:。
プレイヤー「やっとっっっっ!!!!できるっっっっっ!!!」
プレイヤー母「はしゃぎすぎじゃない?(苦笑)」
プレイヤー「だってそれくらい楽しみなんだもん!!じゃ!!起動する!!」
♪♪♫〜♫♪〜
愉快な音楽が流れる。
うっわぁ、これこそ…これこそ私が求めていたものだよ!!
『学園!ポケモン!生活!!』
タイトルが早速表示される。
そこにはどでかい建物。多分あれが学園かな…?
噴水や池、花や木もあり、緑が生い茂っているこの学園。
最高すぎる…!!!
早速私は、スタートを押した。
▶スタート◀
『まず 最初に 主人公の プロフィールを 決めます
自由に 名前や コスチュームを 決めて ください』
そうナレーションがあった後、「名前を入力してください」という枠が出てきた。
プレイヤー「名前…名前…どうしよう..適当でいいか!」
▶ブルー・ライト◀
プレイヤー「おし、じゃあ次はコスチューム…えっとじゃあ…
名前どおり髪色を青色に…って…ん?」
『髪色を 染めるには 学力レベルを ☆4以上に してください』
学力レベル??何だそれ…
まぁいいか。じゃあ茶色にしておこう。
プレイヤー「できた!!」
名前:ブルー・ライト
年齢:19歳
学力レベル:☆0
体力レベル:☆0
家庭レベル:☆0
決定しますか?▶はい◀
いいえ
っていうかさっきから気になるんだけど「〇〇レベル」ってなんだろう?
。:+* ゜ ゜゜ *+:。
(数時間後)
プレイヤー「よしよし、なんとなく分かってきたぞ〜!!」
まずさっきの学力レベルについてからの説明。
レベルは分けて3つあって、
「学力」「家庭」「体力」。
それぞれ最高が5までしか無い。が、
それぞれ5になるといろんなバフがかかるのだとか。
例えば…学力が5だと、計算が一瞬でとけたり、
暗算、フラッシュ計算、いろんな計算が”簡単”にできるようになったり。
とりあえず☆5は「優等生」に等しいレベルらしい。
よし、このまま「優等生」目指して頑張るぞ!!
・・って思ったら。
プレイヤー母「こらっ!!いつまでやってるの!?もう夜ご飯よ!!」
プレイヤー「え”っもう!?ってああもう19:00じゃん!?」
確かこのゲームを初めたのが15:00くらいだから…
ええ4時間はやってたの!?
う”っ…確かに頭痛と眠気がひどい…
これは今日はもうお預けかな…また明日頑張ろう
。:+* ゜ ゜゜ *+:。
(次の日)。
プレイヤー母「じゃ、私今日あんまり家にいないから、ご飯とかしっかり食べるのよ?」
プレイヤー「分かってるよお母さん!行ってらっしゃい!」
プレイヤー母「はい、行ってきます」
うちは数年前にお父さんがタヒんだらしくて、そのため母が仕事を頑張ってる。
今日は平日で学校があるかな..と思ったけど、風邪の子が多いらしくて
なんと学級閉鎖で学校が休みなんだ!
つまり・・家で私1人だけになるっていうことなのだー!!
ガチャリ
ドアが閉まる音がなった。
プレイヤー「うっしゃー!!ここから学ポケ頑張るぞぉ!!」
※学ポケとは学園ポケモン生活の略です。
。:+* ゜ ゜゜ *+:。
数時間後…
プレイヤー「そろそろ目が疲れてきたな〜..それにお腹もすいたし…」
流石に数時間ぶっ通しでやるのはきつすぎたか…。
うし!お腹空いたし一旦休憩含めて食事とりますか〜
(ゲームの中では)
ブルー・ライト「…」
行った…のかな。
…まだ、気づいてくれてなかったか。
時々サイン出してたんだけどなぁ…。
「〜〜!!ww〜〜〜」
「〜〜〜!〜〜〜」
「〜〜!wwW!!〜〜」
…あ。また…またあの人達が…。
…ッ..
。:+* ゜ ゜゜ *+:。
プレイヤー「ごちそうさまでした!」
いや〜、やっぱ昼ご飯はオムライスに限りますなぁლ(´ڡ`ლ)
((それはどうでもいい
プレイヤー「さて、お皿を洗って学ポケの続きしますか!」
♪♫♫〜〜〜♪
いつも通りの景色。音楽。建物。
いや〜やっぱ癒やされるぅぅ…
…って、ん?
あれ…?
プレイヤー「…ちょっとラグい…?バグってる..?」
それだけじゃない…
プレイヤー「主人公(ブルー・ライト)…やつれてる?」
少しだけど..くまが見える気がする。
全体的にすごく暗くなってる..?それに、頬にあんなでかい傷なんてあったっけ…?
学ポケってすべてがリアルだから、傷とかも搭載されるんだよなぁ…
最近怪我するような事あったっけ…無いよね…?
プレイヤー「…あ…よかった。セーブデータは消えてないっぽい。
…ちょい不気味だけど..まぁやるか…!」
私は不穏に思いつつも、ゲームを進めることにした。
_この時、もっと気づけばあんなことには__
。:+* ゜ ゜゜ *+:。
数時間後。
プレイヤー「おっし…ッッ!!やっと運動と勉強と家庭全部☆3まで上げれた…!!」
全部☆3はやっぱキツイ…(ヽ´ω`)
・・・☆3まで行けたのは良いけど…やっぱり…
プレイヤー「…気になるなぁ…ラグやブルー・ライトの姿….」
そう。ずっとさっきから動作がおかしかったり、バグったり、クラッシュしたり。
前やったときは正常だったのに…
ブルー・ライトちゃんも…やっぱり。おかしい。
流石に数時間ぶっ通しだと頭が痛くなるのでちょこちょこ休憩してるんだけど、
それからまた開いたら怪我が増えてるんだよ..。
何回か休憩した数だけ、どこかに傷が増えてる。
最初は元気ピンピンだった顔も、今ではどんより曇り顔。
頬、足、腕まで傷が入ってるし、気づいたら上履きもボロッボロ。
なんでこんな…てか誰が!?
謎は深まるばかり..ゲームを楽しまなきゃなのに…。
プレイヤー「・・・っあ!」
まずい。充電が後6%しかない!!
プレイヤー「・・ブルー・ライトちゃん・・ごめん・・また・・ゲーム・・閉じなきゃ。」
そう発言した後、私は気づかなかったが、
少し、ブルー・ライトの表情が・・・
なんだか悲しそうな。悔しそうな。そんな顔をしていた。
。:+* ゜ ゜゜ *+:。
(充電中)
プレイヤー「でも・・急に不思議な事が起こるのはありえないし…ちょっと調べてみよ!」
私は自分のスマホを手に取って
「🔍️ 学ポケ バグ 何故」と調べた。
すると、何件かヒットした。
________________
@810肉うめぇ!! さん
「なんか学ポケ進めてたら急にフリーズしたりバグったりした。」
@りんごは美味しいよね さん
「分かります!とにかくラグくて、後主人公ちゃんの様子が変なんです…」
@ぱいなぽー\(^o^)/
「なんか主人公が俺に問いかけてくるような質問してくるんだけど!?後普通にバグる」
_______________
よかった。私と同じ人も何人かいるみたい。
対処法とかあるのかな…?調べてみよう
_______________
🔍️ 学ポケ バグ 対処法
検索結果:ヒット0件
ありゃりゃ…まぁそりゃそうか。発売されてすぐだもんね…
こりゃあ困った…てかもうちょい調べよ。
私は、
「🔍️ 学ポケ バグ 何故?」
「🔍️ 学ポケ 主人公 おかしい」
「🔍️ 学ポケ バグ 直し方」など、
様々な直し方について調べた。
PM:19:00
プレイヤー「わっ!?もう19時!?」
気づけば夜になっていた。
だが、これで分かった点は色々ある。
まとめつつも夜ご飯を食べよっかな
。:+* ゜ ゜゜ *+:。
(夜ご飯TIME)
プレイヤー「いただきます!」
今日はほぼ昨日の残り物がメイン。まぁ美味しいけど。
プレイヤー「んで…ノート..シャーペン…よし」
※(良い子は食べながら何かを描いてはいけませんよ!)
プレイヤー「えっと…まずは」
プレイヤー「バグの件…についてかな。」
まず、バグってるのは私だけじゃないって事が分かった。
他の人も皆バグってて、種類は
・主人公がプレイヤーに問いかけてくるバグ
・グリッチ
・動作の遅れ(ラグ)
・フリーズ
・操作変更(例→Aボタンで決定がBボタンで決定になっている)
的な感じかなぁ〜。
私はまだ「主人公がプレイヤーに問いかけてくるバグ」は起こってないけど….
グリッチや動作の遅れ、フリーズはあるかな。
原因は不明らしいけど…予想としては、多分主人公ちゃんが関わってきてると思うな
(´~`)モグモグmgmgmgmgmggmgmg
…主人公ちゃんのおかしな点としては…
・やつれている
・くまができていたりする
・怪我していたりする
・時々動きがゆっくりになる(例→走っているのに歩き状態になる)
・笑顔が作り笑顔のように見えてくる
・etc..
私の場合は..やつれ、くま、怪我、笑顔…かな。
でも、プレイ中はまったくそういう関係してきてないから…。
やっぱり、休憩時間やゲームを閉じた時に何かが起こってる…ということだよね。
プレイヤー「(…閉じた時に何かが起こっている….怪我、くま、やつれ…)」
…私はふと、母の言葉を思い出した。
。:+* ゜ ゜゜ *+:。
プレイヤー母「でも都市伝説があるっていう噂があるわよ?本当にいいの?
都市伝説の内容は__」
。:+* ゜ ゜゜ *+:。
そうだった!!学ポケには都市伝説があるっていう噂が…!!!
うわぁ、でも聞いてないしお母さんいないし…これもまた調べるしか無いかぁ…。
プレイヤー「(´~`)モグモグ…でも都市伝説って言ってもなんだろ…やっぱりそのバグとか?」
あ…そーいや「主人公がプレイヤーに語りかけるバグ」っていうのあったよね
それは何を伝えようとしてるんだろう…?
語りかける…怪我…怪我のことについて話しているの…?
分かんない…
プレイヤー「もうどうすればいいんだよぉーー!!ッッゔぇ”っほぐぇ”ッッゲホッ」
あ…喉詰まっちゃった…思わず……..!!!!
プレイヤー「…そういえば弁当食べるシーン…一番バグってた気がする!!」
そう、あれは家庭の☆を上げるために、弁当を作って食べるというイベントがあった。
その時、確か屋上…で食べてて…で…そこで誰か3人くらいクラスメイトかな…
誰かが来て…めっちゃバグってて…
プレイヤー「赤黒くて…主人公….泣い…てた…?」
屋上で3人来て、すごいバグってて…主人公が…ないてる..?
つまりその3人が主人公ちゃんに何かしたってこと!!?
プレイヤー「もしそうなんだとしたら…「語りかけるバグ」の納得が行く…!!」
語りかける内容が多分…その3人の出来事なんだろうね…
「助けてほしかった」「なんで助けてくれなかったの?」みたいな感じか。
泣くような出来事ってなんだろう….
….!!
確か、怪我とかやつれとかくまとかあったよね…!?
それはシャットダウンごとに増えていってる…つまり…
プレイヤー「いや怖い怖い怖い!!!!!!」
そうだとしたらマジで鳥肌ところじゃないよ!!エグいよ!!」
いやでもその説はありえるからなぁ…ちょっともう一回ゲーム見てみるしかないか..?
。:+* ゜ ゜゜ *+:。
プレイヤー「よし…心の準備よし…」
開くぞ…!!!
……♪…..♫…
…あれ、今回は前回と比べてめっちゃ小音…キキトリズラッ
と、いうか…バグってない…?いや、プレイしたらバグるのかもしれないし..
ゲームの景色はどうだろう…えっと…
明るかった空色の空→暗くどんよりとした灰色の空
元気に遊んでいたかのような噴水→今では引きこもりのように止まっている
全体のイメージを良くしてくれた植物達→枯れ果ててイメージを悪くしている
プレイヤー「ぜんっっっっっっぜん違うじゃん…。゚(゚´Д`゚)゚。」
とりあえず「続きから」を押すか。
▶続きから◀
音楽が楽しそうでも目の前の光景が楽しそうじゃない。全く楽しそうじゃない。
まず、前回は確か食堂で終わったはずなのに教室に強制テレポートさせられてるし、
主人公(ブルー・ライト)の机には大量の落書き。
「タヒね」「お前なんか居ても存在価値ないんだよ」「うざい」「バカ」「アホ」「消えろ」
「どっか行ってくれ」「目障りなんだよねw」「クズが」「ブスすぎて笑えるww」
…これ完全にいじめじゃんよ…
カーソルを動かして主人公を見ようとすると__
『それ以上は カーソルを 動かせません』..!?
いつもなら3Dだからどこでも見渡せるはずなのに…!?
それに主人公の顔を見ようとするたびにすごいバグる…!!
と、とりあえず別の場所に__
教室を出ようとしたその瞬間、
ザザッ..ザーッピーッ!!ガガガガ…
プレイヤー「わっ!!!」
びっくりした…フリーズしただけか。
….でもこれ…動かせる….?!
「フリーズしました」の画面の右上の×印を押せば、普通に操作ができた。
今までそのまま閉じてたから…新発見だなこりゃ…
プレイヤー「…あ!これが..プレイヤーに語りかけるバグ…ってやつなのかな…?」
確かに目の前にはブルー・ライト(主人公)しかいない…
プレイヤー「え…えっと…と…とりまこんにちは…?」
・・・
プレイヤー「だよね….こんな質問に答えるわけg…」
ブルー・らいと「こんにちは。」
プレイヤー「・・・ええ、え、え、え、ええ、え??え、、あああええ!!??」
え、マジか、え、ガチ!!??
本当に「語りかけバグ」ってあったん….初耳….((?)
ブルー・らいttt『んねええ\/.j.本当うnいわtshn(9pnoこt気づいてなかツ十 こ の?』
プレイヤー「うわぁ…バグってて何言ってるか見えない…ってか何いってんの..?」
と、疑問に思ってたら、「はい・いいえ」の選択肢が出てきた。
分かんない。分かんないけど怖いから「いいえ」押しておこう..念の為
カチッ.
ぶrr/あっらいと…「….」
ギィィィィー—ピァアアアアアアアア!!!!!!
プレイヤー「キャアアアアアアアアアア!!!!!!!」
_その日から、私は決して
「学ポケ」をしないようになった。
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