♡10行かないだろとか思ってたら2時間も経たずに突破しててめっちゃびっくりしました!w💦
テラーノベル凄いですね!♡いっぱいついて嬉しいです🎶
実はNEXT→♡○○って言うのやってみたかったんですよ‼️
達成感が凄いですね👏
達成してから急いで書いたものなのでおかしいところあるかもです🙇
※口調があやふやな方が居るかもです
『つぼ浦、ただいま戻りました』
「あ、おかえり〜」
『ナツメ先輩!犯人確保出来ました!』
「凄いじゃん!」
署に帰ると、丁度ガレージに出てきたナツメ先輩とかち合った
俺はいつものように、とっ捕まえた犯人を自慢する
やっぱりナツメ先輩はしっかり褒めてくれるからいいな!
「あ、らだおくんじゃーん!おかえり〜 」
ふと、ナツメ先輩の視線が俺から外れたかと思えば、俺の後ろの方に居る誰かに声をかけた
いや、、、誰か、じゃない
ナツメ先輩は今、そいつの名前をハッキリと声に出して言った
青先の名を
『、、、え、らだ、、お』
俺は思わず、先輩に釣られて青先を呼び捨て、しかも下の名前で呼んでしまった
、、、でも、声が小さかったのか、先輩から特に何も言われない
、、、よかった
、、、違う、全然良くない。今、青先が後ろにいる?なんで、さっきまで居なかったのに
後ろ、向かなきゃ、向かないと変に思われる
俺、まだ気持ちの整理ついてねぇのに、、、
い、いや、違う。あの言葉はただ青先が忙しかったからだよな?そ、そうだ。無言だったのも聞こえてないだけだったんだ
俺は無理に、自分にそう言って聞かせた
あぁそうだ。大丈夫だ
俺はそんな風に気持ちを無理やり切り替え、後ろを見る
、、、心のどこかで、ナツメ先輩の呼んだその名前が、聞き間違えであれと願いながら
「あぁ、どうも〜」
、、、淡い期待だった
俺が振り向いた先に居たのは、見慣れた青い鬼の仮面をかぶり、どこか気だるそうな声で喋る人、、、
紛れもない、青先だ
「、、、」
一瞬、俺は青先と目が合った気がした
仮面の下からだし、よくは分からなかったけど
だけど、、、すぐに目をそらされた。それだけは、すぐにわかった
『、、、ッ』
あぁ、まただ、クソ、なんでだ、なんでなんだよ、、、
俺はまた、あの時と同じ苦しさに襲われた
苦しい、、、ただ、それだけが俺の頭を巡った
また手首を噛むか、?と一瞬脳裏を過ぎったが、先輩や犯人が居る手前、、、噛むことが出来なかった。それに、ここじゃ人通りが多すぎる
なんだよこれ、、、生き地獄じゃねぇか
「あ、み、見てよらだおくん!つぼ浦が犯人を一人で捕まえてきたんだよ〜!」
俺らの異様な雰囲気を察知したのか、ナツメ先輩が少し焦りながら話題を持ちかける
「、、、、、、そうなんすね」
、、、青先の返答は、それはそれは冷めたものだった
まるで興味のない、つまらなそうな声
青先はその一言を言ったっきり、無言で署に入っていった
俺は過ぎ去る青先の背中を眺めるだけで、顔をろくに見ることが出来なかった
、、、どうせ、見たって目も合わせてくれないか
「つ、つぼ浦?大丈夫だからね?ら、らだおくんもきっと疲れてたんだよ、!」
ナツメ先輩は、焦ったように俺を励ました。正直、先輩は今かなり気まずいと思う
『大丈夫ですよ!全然気にしてないっす!』
先輩に嫌な思いはさせないと思ったのか、はたまた、自分は大丈夫と暗示をかけようとしたのか。俺はいつものように話した
『じゃ、牢屋に犯人入れてきます!』
俺はそのままの流れで、ナツメ先輩と別れガレージを出た
、、、、、、でも、納得なんて、出来ない
ふざけんな、ふざけんな、ふざけんなよ、、、!
今すぐにでも青先を追いかけて問い詰めたい
なんで、なんで俺のことが嫌いなのに付き合ったんだって
なんで俺の心を弄びやがったんだって
大声で泣きわめきたい。どこか遠くに行ってしまいたい
こんなの、俺らしくねぇって分かってる
でも、でも、、、
「、、、つぼ浦?」
突然喋りかけられた声により、俺は現実世界に引き戻された
『、、、あ?』
「いやお前、マジで大丈夫かよ」
声の元を辿ると、その先は俺が捕まえた犯人の声だった
意外と人の事見てんの腹立つなこいつ
、、、てか、その反応だと俺はまた無言になってたのか
ダメだな、この癖。直さなきゃ
『この俺に心配するとこなんて何処にもねぇだろ!さっさと牢屋行くぞ!』
「、、、おう」
『っし、しっかり牢屋に入ったな!じゃあ切符切ってくぞ〜』
「、、、間違った罪は付けんなよ?」
『はい、じゃあまず賭博罪ね〜』
「初っ端から違ぇよ!!」
牢屋に入ってもなおぎゃんぎゃんうるさいこいつに、俺は問答無用で切符を切り続けた
そんなんやってねぇって言われても、切ったもん勝ちだからな。どうしても嫌ってんなら市長に言って切符を無効化して貰えりゃいいだろ
もう切っちまったもんは俺にもどうしようもねぇしな〜
、、、そして、適当に切符を切った事もあり、その作業はものの5分程度で終了した
ギリギリプリズンに送れないのが悔しいが、しょうがねぇ
え〜っと、なんかまだやってねぇことあったっけ
『、、、あ、そうだ救急隊呼ぶの忘れてた』
「、、、忘れてたのかよ、通りで居ねぇと思ったわ」
『わりぃわりぃ、ちょっと呼ぶわ』
俺はそのまま牢屋から少し離れ、自身のスマホから救急隊の連絡先を探した
いちいち無線変えるのもめんどくせぇからな。1人くらい連絡先交換しているやつ居るだろ
適当にそんな風に考え、連絡先の欄を指で上下していると
《神崎 治》
見慣れた名がふと目に入った
神崎か、、、まぁ、一応救急隊だしこいつ呼ぶか
俺は神崎の名をタップし、通話をかけた
《「はいもしもし、つぼ浦か?」》
《『あ〜そうだ。今ちょっと本署にダウン居るから来てくれねぇか?』》
《「了解〜すぐ行くわ」》
《『おう』》
互いに二言程度の会話をした後、神崎の方から電話を切られた
じゃああとは救急隊が来るのを待つだけか
なんて事を思いながら、俺は牢へと戻る
『今救急隊呼んだからな〜もうちょいで来るはずだ』
「ありがたいが呼ぶの遅せぇよ」
『まぁこれでお前が治れば、もう釈放、、、』
『あ、待てよ?』
俺は、横向きでダウンしている犯人の背中に立派な銃が装備されていることに気づいた、、、つまりだ
『俺まだ手荷物検査して無くねぇか?』
「クソ、もうちょいだったのに、、、」
『残念だったなぁ!手荷物検査、させてもらうぜ』
こいつ分かってて言って無かったのかよ、、、いやまぁ、犯人側からしたら言うわけねぇか
てか、これ詐欺罪切ってもよくねぇか?
でもまた一々請求書作るのもめんどくせぇな。、、、しょうがねぇ、今回は見逃してやろう
『はい、違法ハック持ってるね〜』
『違法って書いてんのは全部没収な〜あと銃も』
『、、、このハッピーパウダーってのはなんだ?』
「あ?あ〜それは、、、普通の幸せになれる粉だよ」
『なるほど、じゃあ押収はいい』
「それ普通に違法薬物だぞ〜」
ふと、牢屋の外からそんな声が聞こえてきた
なんだって?違法薬物?
『よく分からんが違法なら押収だな』
「お前余計な事言うなよ、、、!」
「じゃあ、押収終わったみたいだし蘇生させるな」
どうやら、声の主は神崎だったらしい
見慣れた安っぽいヤンキーみたいな服装で、手には救急バックを持っている
牢屋の鍵を開け、神崎を中に入れる
俺は手荷物検査で牢屋に入っていたため、神崎と入れ違いで牢を出た
神崎は慣れた手つきで犯人を蘇生する
数分も経てば、犯人は完全に復活していた
「あ〜、やっとまともに歩けるぜ」
『よし、じゃあ釈放だ!!もう悪いことすんなよ!』
「じゃあ俺も病院に戻りますね」
「あ、ちょっと待ってくれ」
「なんですか?まだ怪我残ってました?」
「いや、そうなんだがそうじゃねぇんだよ」
よく分からん応答をする犯人。何が言いてぇんだと俺は思いながら眺めていると
「お前だよつぼ浦」
突然、犯人に名前を呼ばれた
なんだよ、と反応する間もなく俺の左腕は力強く引っ張られ、前に突き出された
『、、、ッ!』
「ほら、見ろよこの怪我」
「うわ、なんだこれ!つぼ浦怪我してたのか!?」
マジでこいつ人の事よく見てんな、むしろ気持ち悪いくらいなんだが
まぁいいや、また適当に責任をこいつに押し付けてしまおう
『、、、あ〜、、、こいつだ!こいつにさっき撃たれたんだ!』
「やってねぇよ!!」
「と、とりあえず治療するからこっち来い!」
『、、、分かったよ』
別に怪我を治してくれなくてもいいんだけどな、、、
そんな俺の思いとは裏腹に、テキパキと適切な治療が施され、、、1分と経たないうちに俺の腕は完治した
えぐれた肉も綺麗に元通り、痛みもすっかり無くなっていた
ロスサントスの医療って一体どうなってんだ、、、?
『ありがとな!よしじゃあ犯人!釈放してやるよ!』
とりあえず、ロスサントスの医療技術について考えるのはやめだ
考えれば考えるほど訳わかんなくなんのは目に見えてるしな
「じゃ、牢屋の鍵開けてくれ」
『、、、よし、開けたぞ!出てこい!』
俺は犯人を入れていた牢屋の鍵を開けた。手錠は先程荷物検査の時についでに外していたので、もう犯人はそのまま出てきた
「じゃあ、後は外までの鍵全部開けてくれ」
『言われなくてもそれくらい分かってるぜ』
警察署はドアロックの数が多い。まぁその分侵入することは出来ないし、犯人も逃げ出すことは出来ないが、、、いかんせん、普段の生活的には面倒でしかない
そんな事を考えながら、俺は犯人を外のガレージまで見送った
俺は本署の入口前の階段で立ち止まり、犯人はそのまま外へと歩いていく
『もう悪いことすんなよ〜!』
突撃防止のポールに犯人が丁度通ろうとしていた時、俺は思い出したように声をかけた
「、、、なぁ、つぼ浦」
犯人は俺の声が聞こえたのかこちらに振り向き、少し大声で俺に話しかけてきた
『あ〜?なんだ?』
「お前、俺が誰なのか調べんの忘れてるぞ」
『、、、あ、』
そういえばそうだ。血液を採取するのも、IDを確認するのも忘れていた
今から血液を取りに、、、いや、消えてるか
「次からそういうヘマすんなよ!じゃあな〜w」
『おい!ちょっと待て、』
そいつは俺を悪意の混じった声で嘲笑い、静止の声も聞かずそのままどこかに逃げ去っていった
『くっそぉ、、、俺としたことが確認を怠っていたぜ』
チッ、今日はなんか色々忘れてばっかだな、、、ついてねぇぜ
「つぼ浦」
ふと、俺を呼ぶ声が後ろからした
なんだと思い振り向くと、その先に居たのは先程犯人や俺を治療してくれた神崎の姿だった
『なんだ?まだ帰ってなかったのか、怪我人はもう居ないと思うぞ』
なんだか嫌な予感がした俺はやんわりと神崎に帰るよう促したが、神崎は何も答えなかった
そんなこと、まるでどうでも良いと言うような目で俺を見ながら
「、、、なぁ、つぼ浦」
「さっきの腕の傷、撃たれた傷じゃないだろ」
そいつは、いつもの神崎じゃなかった
真剣に、俺の事を一点に見つめる神崎
その瞳の奥には、どこか心配が混ざったような、そんな感覚がした
『な、何言ってんだ?あれは撃たれて、』
俺は何とか言い逃れようと、自分でも分かるほど苦しい言い訳をした
平常を装っているつもりだが、心臓は痛いほど強く、そして早く鼓動した
「あの傷に銃創は無かった。それにあの傷、撃たれて出来るような傷口じゃない」
そんな俺の言葉を遮るように、神崎が言う
「乱雑に皮膚が裂け、まばらに肉が抉られてた」
じゃあどっかでぶつけたんだ、
そうに違いない
「まるで、猛獣にでも噛み付かれたかのように」
、、、、、、、、、うるさい
「だけど、このロスサントスにはそんな風に出来る猛獣は野生には居ない」
うるさい、聞きたくない
「なぁ、つぼ浦。これはただの俺の推測でしかないが、本当にそうならば正直に答えてくれ」
うるさい、うるさいうるさいうるさい
やめろ、もうそれ以上は言わないでくれ
俺のこんな気持ちの悪い感情、誰にも気づかれたくないんだ
やめろ、、やめろ、、、お願い、、、だから、
「その傷、自分で齧った怪我だろう」
NEXT→♡50
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!